27/04/2012

vive les mamans !

Dsc_0269_2先月、久しぶりに神戸に出向いた。パリ時代の妹分Fの赤ちゃんに会いに、もちろん新米ママさんにも会いにね!

年末に生まれたMちゃんはちょうど生後3か月。まだMちゃんの顔よりも、お祝いに持って行ったギャスパールとリザの方が顔が大きい!!!あれから1ヶ月近くがたったので、また少し大きくなってるかな?次はフランスから戻ったら、お土産を持って会いに行く予定。Mちゃん、待ってて~。

私の中ではいつまでたっても可愛い19歳のままのFも、すっかり立派なお母さんになっていて、なんとも不思議な感じ…。

3月に帰国していたベルギー人+日本人カップルのYちゃんも第2子を妊娠中。今度ベルギーで会う頃は臨月らしい。

パリ時代のもう一人の友人Hも年末に第2子を出産。今は2人の子育てに奮闘中!

今、静かに新たなベビーブームが起きている気がする。もちろん戦後のそれとは明らかに違うんだけど、私たちが結婚適齢期や、出産適齢期を過ごした頃よりも、今の若い人たちはずっと軽やかに親になっている気がする。

ずっと昔、女性の社会的立場が弱かったり、生き方の選択の幅が少なかった時、女性は考える余地なく、結婚もしたし、母にもなった。それが時を経て、まだ制度が、受け皿が伴わないまま与えられた自由は、ある意味、新たな選択を強いた。産むか、産まないか、働くか、働かないか…。

でも今は、結婚よりも子供、子供を産んでも働く、それが当たり前になりつつある。素晴らしい事だと思う。実は制度よりも大きな足かせだったかもしれない、世間の目が変わりつつある。結婚をしない人生も、仕事に頑張る人生も大いにアリ!どっかの電話の宣伝みたいだけど、ようやく本当の意味での選択の自由が生まれつつあるのかもしれない。

まだまだ、子育てを取り巻く環境に不満はあるだろうけれど、すべては先駆者があり、過渡期の人々がいての事。その人たちに思いを寄せながら、どうか良い子達を育ててください。無能な政治家よりも、パワーあるママ達が、さらに今後の状況を変えていってくれるに違いない、と思うのです。

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22/04/2012

所作

以前から美しい所作には憧れがあった。でも憧れてるだけで、特に注意をしたり、勉強をしたりすることはなかったわけだ。ここ数日、どっぷりと日本文化にふれながら、やっぱり見ているだけでは、絶対に身につかないと言う事を確信した。フランス語のテキストを見ているだけでは、話せるようにならないのと一緒だと思う。やはり実践が一番大切なわけだね。実践の場にたつまでには、もちろん様々な勉強が必要なわけだけど、やはり場数を踏んでいかないと、自信を持って、人前で美しくは振る舞えないし、人前でフランス語は話せない。

先日お世話になった老舗旅館の若い仲居さんは、きちんと着物を着こなし、ごく自然に美しい振る舞いをする。高野山の宿坊でも、前に行った所は最悪で、もう二度と高野山なんて来ない!と思うくらい印象が悪かったけど、今回はすべてがパーフェクトだった。若い僧侶の方々の凛とした美しさに、それが洗練された所作によるところが大きいと感じた。

洗練された身のこなしは、すぐに身につくものではないと思うけど、今からでも少しずつ、大人として恥ずかしくないくらいの事はできるようになりたいと、強く思った今回の旅でした。

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18/01/2012

いまさらですが

いまさらですが、新しい年が明けました。もう3週間近くがたとうとしています。皆さんはこの新しい年、良いスタートが切れたでしょうか?

2011年はつらい1年でした。実際に被災した方々が最もつらかったのは言うまでもないのですが、ある意味、日本人全員が心のレベルで被災し、皆が何かを積極的に感じたり、考えたりすることを強いられた年になったのではないでしょうか?

そして昨日は阪神大震災から17年目の日でした。当時神戸で被災した私は、今でも軽いPTSDに悩んでいます。せっかく生まれてきたのです。できることならば、誰も怖い目には遭わない方がいい。怖い目に遭うと、その度に怖がりになって、渡れる橋が少なくなっていくのです。それは素敵な経験を逃すことかもしれません。

本当は、12月の末、なんとか年が変わる前に、2011年最後のブログを更新して、気分よく締めくくりたかったのですが、10月ごろからツイッターを始めたせいか、こちらに向かう気分がなかなか起きませんでした。ツイッターは確かに気軽。あまり深く考えることなく、進行中の出来事をレポートできる。対してブログは140文字で済ませることができない、やっぱり少しばかり思考が必要な領域。

色々なことを面倒がってはいけない。もっと丁寧に毎日を生きたいな、と思うわけです。それはとても簡単なようで、やっぱりとても難しい。

今度は芝居について書こうかな。

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07/11/2011

失われた時

行きつけのカフェがどんどんと閉店していく…これはとても不幸な話だ。

私は基本、何かを気に入ると、浮気をあまりせずに、ひいきを続ける男子体質。お店を気に入るのも、人を好きになるのと同じで、あまり理屈はなく、でも人と同じで、そう簡単に好きになれる訳ではない。でも好きになったら、もう生活の一部。それを突然奪われる悲しみは、言葉では言い表せない。

フランスではもちろん、お気に入りのカフェに通うという生活があった。日本に帰ってから、もうずいぶんと時間がたったけど、まず身を寄せた実家の近くにオープンした奇跡的なカフェ。そこは、私が見つけてから3か月後くらいに閉店、オープンしてからもわずかだった。

大阪に移り住んでからも、色々なカフェをめぐるも、これぞ私のカフェ!と呼べる空間にはなかなか出合えず、流浪の民状態が続いていた。カフェもパン屋も、通い続けるためには、家から遠いのでは意味がない。街に出れば、そりゃあ、素敵なカフェでもなんでも世にはあふれているけど、素敵だから居心地がいいとは限らないし、気に入るとも限らない。もし気に入ったとしても、やはり日々の生活圏の中にないと、通い続けることはできない。けっこう難しい問題だった。そして私にとって行きつけのカフェがないと言うのは、塩気のないポテトチップスくらいに味気ない生活を意味する。

今の家に住み始めて、もう6年近くがたつけど、一番好きだったカフェは今年の春が来る前に閉店。最近はあまり通えてなかったけど、久しぶりに行ったある日、オーナーさんが「もうすぐ閉店することになりました」と、声をかけてくださったので、閉店後もメールのやり取りなんかで彼らとはご縁が続いている。

お気に入りのお店がなくなって、悲しんでいた私の前に現れた、これまた奇跡的なカフェ。これはもう一目惚れと言うしかないない coup de foudre だった。それが、今年のまだ暑くなる前だったと思う。それからそのお店に通いだして、幸せな時間を取り戻したも束の間…、涼しくなり始めた頃から、臨時休業の日が増え、とうとう閉店のお知らせがHPでも発表された。最後にお店で時を過ごせたのはいつだろう。ちゃんとお店の人にも、今までのありがとう、の気持ちを伝えたかったな~。こんな形で、プツっとご縁が切れてしまうのは、私のカフェを失ったのと同様に、悲しい出来事だった…。

昨日、フランスからやってきていたフランス人2人と、そんな話をしていた。パリもどんどん昔ながらのカフェが失われて、行きつけのカフェを失う人が多い。standardisation が進み、フランスのカフェ文化も危機を迎えているのだ。どうなるんだろう、これから…。

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25/10/2011

世知辛い世の中で…

今年の夏、たった2年しか使っていないパソコンがだめになって、まあ、だめになったというか、まったく立ち上がらなくなったんだけど、この時期は1年間のうちでも最も仕事にパソコンが必要な時期だったので、今すぐ仕事ができないと困る~と、その日のうちにビックカメラに駆け込んで新しいパソコンをゲットした。

世の中から問題児扱いされていたVISTAとはこうしてお別れをして、発売当時よりもさらに改良が進んだと言われていたWINDOWS7を使う毎日。2年前に買った一般人が誰も知らないようなマイナーブランドの上位機種ノートパソコンと、今回買った一流ブランドのデスクトップパソコンの上位機種は、同じ金額だった、12万。ゆとりのない私にとっては高い買い物だけど、これだけの商品の対価としては、安いといっても間違いではないと思う。私がパリ大の修士課程に籍を置いていたとき初めて買ったノートパソコンは、今からすると超へなちょこスペックなのに、40万円もする代物だった。

ああ、夢のようなパソコンライフ…

と、思ったのも束の間。気づけば謎のシャットダウンやクラッシュは日常茶飯事!いつまた立ち上がらなくなるかもしれない不安の中で仕事をするストレス。WIFIも時々きれたりする。なんで、私ばっかり…と思っていたところ…

昨夜の日付が変わるころ、急にWINDOWS LIVE メールが作動しなくなった。見たこともないエラーメッセージと共に、どうにもこうにもならなくなった。朝方まで、あ~でもない、こ~でもないと、ネット上の情報を参考にしつつ、私なりにやってみたけど、お手上げ。ようやく仕事が一段落して、少しだけゆっくり眠ろうと思った矢先の事。今日は日中約束があったので、仮眠してそのまま外出。でもPCのトラブルが気になって、早めに家に戻り、意を決してメーカーに電話をすることにした。

なんせ私は電話が嫌い。特にカスタマー・サービスに電話をするのが嫌い。こう言ったメーカーは、最近なんでも音声ガイドで、通話料も有料のところも多いし、待ち時間も長い。前もどうしても困ったとき、某プロバイダー屋さんに電話をしたけど、解決までにほぼ2時間かかった。本当に相手はプロなんだろうか?もう一つ別件で、別の通信会社に電話をした時、パスワードが分からないからネット上で手続きができず困って電話をしたのに、音声ガイドは、いろいろ入力させた後に、パスワードを入力しろと繰り返した。分からないからかけてるのに~!もう堂々巡りだ。仕方ないから、全然関係のないセクションに電話をするしかなかった。某有名レンタルビデオ会社は、退会したいけど、できないまま。退会申請のページに進むとエラーになってしまい、お手上げ。仕方がないので、課金がない休会って事で手をうった。今は状況も変わっているかもしれないけど、私が日本のカスタマー・サービスに良いイメージを持っていない理由いくつか。

さて今回は、相談は1件3000円!買ったばかりなのに!1年間は無料って書いてあったけど、こういう分野は別らしい。固定電話を自宅に持たない私は有料の電話番号に電話するしかないし、結局根本的な解決はなかった。待ち時間入れて1時間以上の大仕事…。疲れた。

リモートサービスを受けながら、なんとかメールの送受信だけはできるようになったけど、あとでアドレス帳が真っ白になっていることが判明。その復帰も通常の方法ではうまくいかず、結局遠回り遠回りの手段で、ようやく先ほどもとの状態に戻った。疲れたわ~。

しばらくパソコンの電磁波から解放されたい気分…、だけど、それは現代社会で仕事をする以上、避けられないことだわね。せめて、今日は夜まで仕事がないので、今までの分寝だめしてやる~!

サービス大国ニッポンなんて言われていたのは、もう過去の事になってしまったのだろうか?電気製品はどんどんチープ感を増しているし…、お隣の国に抜かれても当然なのかな、もう…。

ところでVISTA、ずいぶんあとですが、パートナーが蘇生手術をしてくれて、生き返ってます。何事もなかったかのように…。なんてこった。

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02/10/2011

なので…

気づけば、もう10月…。もう言い飽きたけど、本当に早い!日本にとっても、私個人にとっても「忍」だったこの1年も、ようやく?もう?終わりが見えてきた。今はともかく、2012年が素晴らしい年になってくれることをひたすら祈るのみ。

ところで、このブログもずいぶんと長い間ほったらかしになっていた…と今、気づいた。まあ、珍しいことではないけど(笑)。9月は、来年の旅の準備に翻弄されて終わってしまった。もちろん日常業務をやりつつ、どちらかというと日常業務も忙しい9月、+3つの旅の準備…だったので、本当に睡眠不足で、疲れ果てた1ヶ月間だった。

ようやくすべてのお宿を確保して、第1段階は突破。終わってみて言えることは、もう2度と夏の南仏にはグループでは行かない!って事だろうか。またいつか母がラベンダーの咲いている時期に南仏に行きたいと言ったら、例外的に行くつもりだけど、その時は2人で…、もうそれ以外に夏の南仏には足を踏み入れることはないはず。

今回の宿の手配、途中、怒りすら感じる難しさだった。たぶん2人旅なんかだともう少し楽にとれるんだろうけど、グループで南仏周遊ともなれば、1ヶ所に長く泊まることは不可能。シングルの希望者が多くて全部で5~6室、2泊でお願いします、な~んて言っても、返事すらよこさないところがほとんどだ。もちろんむこうにしたら、ハイシーズンに何を言ってるんだ!!!ってところなんだろうが、返事くらいよこせ!

南仏にはひいきにしている宿が2ヶ所あるので、そこは難なく部屋を確保できた。でも部屋数の少ない宿にとって宿泊予約の調整は、私のやっている仕事の調整と同様に難しいのだろうとわかるだけに、無理を言っている私も心が痛む…。

返事すらよこさない宿は、本当に不愉快だ。サービス業のサの字も理解していないようなそんな宿、金輪際利用しない!なんて私がいくらここで吠えてみても、ハイシーズンの南仏は、どれだけ料金を高くしても客の切れ目なく満室が続くのだろうから、反省する必要もないのだろう。

もともと夏が大嫌いなのに、咲いてるラベンダーを見たい!なんてちょっぴり色気を出したものだから、こんな事に…。人間欲を出すとろくな事はないようで…。まあ夏の南仏はそう簡単ではないと思ったけど、11月の京都の宿探しに匹敵する困難さだった。

なので…、せめてラベンダー街道を行く日は、快晴に恵まれますように。どうかそれくらいのご慈悲を~、神様、お願い!

ところで、この「なので」という言葉、私が今一番TVで聞いててイライラする言葉の1つだ。私くらいの年齢以上の人たちは、この「なので」という言葉が連発されることに違和感を感じていると最近何かの記事で読んだ。道行く若者だけならともかく、NHKのアナウンサーまでもが何食わぬ顔で使っている。

もちろん言葉は生ものなので、使っていく人が増えれば、それは正しい言葉になっていくのだろう。けど、今は耳障りだなあ。

先日新しくなったPCにおまけの辞書がついていて、百科事典の項目の中に「問題な日本語」というのがあった。それでさっそく「なので」を検索してみると、こんなんが出てきた。面白いので載せておこう!


なので

[質問]近ごろ、「…。なので、…」と説明を進めていく用法が耳につきます。「なので」をこのように使ってもよいのでしょうか。

[答え]最近、「だから」と同様に、「なので」を文の先頭に付けて前の内容を後ろにつなげる言い方(接続詞の用法)がされます。インターネットで検索すると、「SSRIは以前の抗鬱薬と同様、薬効発現までに一~二週間かかります。なので、最低、二週間は飲み続けてみる必要があります」といった用例がヒットしますが、小説や新聞のデータで検索すると、ほとんどヒットしません。話し言葉では、徐々に使われてきているが、文章語としては、まだ定着していないことがわかります。
 「だから」や「ですから」があるのに、どうして「なので」が新たに使われるようになったのでしょうか。
 「だから」「ですから」は「から」、「なので」は「ので」を含む語ですから、この「ので」と「から」の違いを反映させようとしたのだと推測されます。「ので」と「から」では、「ので」は客観的で「から」は主観的だとか、「ので」の方が少し丁寧だとか言われます。「だから」では、理由をごり押しする感じがするが、「ですから」では、畏まり過ぎるか気取り過ぎる、というので、「なので」の出番となったのでしょう。
 「だから」の「だ」と、「なので」の「な」は、もともと同じ断定の助動詞の異なった形だと考えられます。断定の助動詞に由来する接続詞は、「だから」「だが」「だったら」のような「だ」の形のものは多いのですが、「な」の形で始まる接続詞は多くありません(「なら」と「なれど」くらいです)。ところが、少し前から、「あなたは今、あの片眼の百姓が――あなたのために――死んだということを知っておられる筈だ。なのに何故、こんな静かさを続ける。」(遠藤周作)のように、「なのに」を接続詞として使うようになってきました。
 「なので」は、この「なのに」に引き続いて、接続詞化を進めていると言えるでしょう。さらに、「な、わけないだろ」とか、「な、こと言って」のような「な」の用法も控えています。
 「なので」が接続詞として使われ始めたことにはしかるべき理由が感じられますが、現時点では違和感を感じる人もいる新しい用法であり、使用には注意が必要です。改まった場では、「ですから」などを使うほうが好ましいでしょう。(矢澤真人)

[ポイント]「なので」を接続詞として使うのは新しい用法であり、現時点では、改まった場では「ですから」などを使うほうが好ましいでしょう。

問題な日本語より引用

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26/04/2011

à la recherche du temps perdu

Caw9dih5震災以来、なかなか愉快な気分にはなれず、TVでニュースや被災者の方々の話を聞くたびに泣いてばかりの日々だった。仕事も健康もあまりいい状況ではなく、なんとなく、ただなんとなく、そんな風に過ぎてしまった3月。

その間、40人近くのフランス人の友人、知り合いが何度も色々なお見舞いのメールを送ってくれた。1人1人に、私の言葉で状況を説明し、被災者への寄付のお願いをし、周りの人にもそれを呼びかけてほしいと伝えた。彼らは真摯にそれに応えてくれた。遠く離れた日本の事を思ってくれる心、本当にありがたい事だった。

まったく知らないフランス人からも共通の知人を通じて連絡が入り、陸前高田市に住む友人の安否を確かめてほしいと頼まれた。海辺にあるその人の家は絶望的だったけれど、どうやら生きているらしいと言う事がわかり、それを伝えた数週間後、本人と連絡が取れたと感謝のメールが届いた。生きていてくれて本当によかった。

4月になっても気分はあまり晴れなかったけれど、それでも桜は咲いていた。例年の通り、美しい花を咲かせていた。母の庭のチューリップもきれいな花を咲かせている。

あの日からもうすぐ49日。被災者の人達も前を向いて歩きだそうとしている今、私も心の喪章をそろそろはずそうと思う。直接被災していない人々の心にも大きな影を落とした今回の出来事、一生心から消えることはないだろうけど、だからこそ毎日を精いっぱい楽しく生きなければいけないのだと改めて思う。来年、また必ず元気にフランスに行くこと。今はそれを楽しみに私も前向きに生活をしたい…。

Ca39rim9パートナーが安くなっていたホームベーカリーを買ってきてくれた。場所を取るから絶対にいらないと言っていた私だけど、あるとそれなりに嬉しくてさっそく焼いてみた。誰にでも苦労なくきれいなパンが焼けるから、お料理上手になったような錯覚を覚えるわね…。また危険な炭水化物生活が始まりそう。

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19/02/2011

des nouvlelles

新年のあいさつもすまないうちに、もう2月の終わりが見えてきた。あいかわらず、恐るべき時間のスピードだ。年末の12月24日にフランスから帰国してからの私は、しばらく筋力が衰えた宇宙飛行士のように、自宅の床暖にへばりついて暮らしていた。フランスにいた3週間は、よく食べ、よく歩き、1週間あたり約60kmを踏破。そんな事が嘘のように家の中をうろうろするだけの日々。食欲だけは相変わらず落ちることなく、3年前のダイエットがむなしいほどにリバウンド中。年が明け10日ほどして、ようやく本格的社会復帰。今度はアドレナリンが出っぱなしみたいに歩いてみたり…。そんな日々がしばらく続き、今度はあり得ないくらい仕事が立て込んできて、また外出できない、夜中PCに向かいながら夜食にふける日々。あ~、よくないな。このムラ。

昨年はフランスでも日本でもそれほどまめに劇場に足を運ばなかった。それが年末からけっこう立て続けに芝居づいている。「ファントム」「ジャンヌ・ダルク」「ろくでなし啄木」「時計じかけのオレンジ」を観て、これから春までにに「金閣寺」「国民の映画」「港町純情オセロ」が控えている。今年は例年になく演劇イヤーになるかもね。久しぶりに小栗旬の舞台を見たけど、やっぱりあの人はこういうエキセントリックな役が一番似合ってる気がする。内容は映画に忠実なだけに、同様に不愉快、でも演出はかなり面白かった。それにしても時代が忘れかけていたこの作品をよく舞台化しようと思いついたものだ。アンソニー・バージェスが1962年に描いたこの世界は、その後、正確にトレースされて、現代に至っているのが怖い。ある意味、予言小説のよう。若い時に見て、なんだか分からなかったこの作品を、今回の舞台をきっかけに見直してみるのもいいかも。目を覆いたくなるほどの残酷さ、笑えるくらいポップな60-70年代のデザインワールド、そんなことくらいしか覚えてないのでね。

毎日、色々な事が起こって、なんで?とか、おかしいやろ!とかつぶやきながらもニュースやワイドショーだけは必ず見るようにしていた。でもニュース番組でとりあげるワイドショー的なトピックや、ワイドショーの右へ倣えな番組構成、そしてコメンテーターの発言には正直もううんざり。私ひとりが何をどう思ったって、世の中は悲しいかな、何一つ変わらない。考えれば、考えるほど、むなしさだけが残る今の日本。だから最近はフランスのニュース番組ばかり見てしまっている。

TVと言えば最近一番びっくり、というか笑ったのがNHKの「江」。信長に可愛がられた姪っ子「江」を上野樹里ちゃんが演じているのはご存知の通りだけど、本能寺の変が起こった時、彼女はなんと9歳。なんだかずいぶん子供っぽいな…、やっぱり「のだめ」が体から抜けないのか???なんて思ってたけど、9歳の役をあんな長身の彼女が演じていたとは…。かなり衝撃的だった。今後、江の成長と共に、彼女がどう変身していくか、楽しみ…なような、どこまで見続けられるかどうか…。豊川さんの信長と、市村さんの光秀、よかったもんな~。彼らを失った今、少しモチベーションが下がったのは確か。

一時の早寝早起き習慣がとうとう終わりを告げて、再び深夜族の私。深夜、仕事のストレスがたまってくると、ふと、こういうのを聞きたくなりますな。

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02/05/2010

la Golden Week

なぜ la Golden Week は女性名詞なんだろ…。普通、外来語は男性名詞の事が多いのに、この week = semaine が女性名詞だから???まあ、そんなことはどうでもいいのだけど…。

今日は快晴、本当に気持ちの良い1日でした。立派な並木道のある場所を通り、まるでエクスのミラボー大通りみたいだね…と、パートナーと昔を懐かしむひと時、なんとなく幸せです。

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その後、可愛らしいオリーブの木をお祝いに買い求め、それをかついで、28日にオープンしたばかりの マルメロ に立ち寄る。美保さんらしい空間が広がる素敵な教室とショップ。ちょうどお客さまもひけた時で、久しぶりのおしゃべりの時。短い時間だったけど、同い年の彼女の新たなチャレンジ、刺激的です!また私の帰国後にゆっくりご飯でも食べに行きましょ!

もう一人のマルメロメンバー池元さんが作られる体に優しいお菓子とパンもたんと買い込み、まだ明るい休日の街へ繰り出すのだ~。

巨大なショッピング・センターが大好き。今日もパートナーとあーでもない、こうでもない、と色々とお買い上げ。買い替えようと思っていたフライパンやら、今すぐ必要でないレイン・ポンチョやら、汚れが気になっていた教室のテーブルクロスやら、本当ショッピングって楽しい!

今の家に引っ越した当初から悩んでいたオーブンはやっぱりうちの狭い台所には置けそうにもないので、ちょっと大きめのオーブントースターを買うことにしました。今日は下見。あさってポイントがたまっている量販店に買いに行くことに!最初に作るのはキッシュにしようっと。

そうそう、3月まで私のクラスにおられた方が4月半ばから世界1周旅行に出発。昨日2通目の旅便りが届いた。噴火の影響で予定になかったフィンランドで数泊してから最初の他在国トルコで8泊、今からヨルダンに向かうそう。6か月続く旅です。bonne continuation !!!

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13/03/2010

お釜ちゃんデビュー

長く続いた非日常から日常の生活に戻った時、家事(特に台所仕事)のペースを取り戻すのにいつもかなりの時間がかかる。それはもちろん、その間にできなかった仕事が山積みで、家事にかける時間がなかなか取れないせいもあるんだけど、そんな中で都会暮らしの便利さが、さらにそれに拍車をかけてしまう。

デパ地下のお惣菜もおいしいし、スーパーのお惣菜も安いし、お手頃なレストランもたくさんあるし、何もしなくても食べていくのには困ることがない。それにやっぱり楽ちんなのだ。

食事を自宅で準備する時、基本的に国産の食材しか買わないことにしている。もちろん自分では確かめようがないので、表示を信じるしかないのだけど。でも外食や中食の食材は、表示がない場合もあるし、自分のポリシーに反することも多々あるだろう。

国産の食材にこだわるのは、日本の農家を応援したいのと、あとはきっと外国産より健康に害がない思っているからだと思う。でも最近の楽ちんさを思うと、外食、中食を続けて、若い今の時間を節約するのも悪くないかな…と思ったりもする。

食事を自分でつくらない事で節約できる時間は、正直大したことはないのだけど、ほんのSn380610_2小一時間浮くだけでも、今の私にとってはとても大切なゆとりになる。ゆとりがないと生活が荒んでくるし、健康に生きる、健康に長生きするためには何が最善かわからなくなることばかり。

そんな中、自炊をしないと不安になってくるのはやっぱり私がA型だから?パートナーも気の毒に思えてくるし、今週からぼちぼち再開。

昨日は、先日常滑で購入した土鍋でお米を炊いてみた。最近、炊飯器(けっこういいやつなんだけど)のご飯に満足できなくなっていたので、思い切って買ってみた。

ガスコンロは1つ占拠されちゃいますが、う~ん、やっぱり旨いですね~。久しぶりに納得のお米が炊けました。白米好きの私は1釜全部たいらげてしまいそうになるので、気をつけないと。

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