02/09/2017

Nolwenn Leroy

20170902_2 ノルウェン・ルロワ(Nolwenn Leroy)には特別な思い入れがある。2002年の9月~11月、パリ第1大学の修士論文の提出のために再びパリに滞在していた時の事、せっかくパリにいるのに、私は部屋に閉じこもり、論文の最終手直しに追われていた。そんな中、唯一の息抜きがテレビ番組「スターアカデミー」だった。今で言うテレ・レアリテの走りで、フランス全土からオーディションを勝ち抜いてきた若者達が、シャトーと呼ばれる寮(本当にお城)に軟禁!されながら、歌やダンスの特訓を受け、その容赦ないレッスン風景や寮生活をくまなく放送するもの。この年は第2期で、その後も何年か続いたはずだけど、私がLIVEで見ていたのはこの2002年だけだった。
毎日、生活の様子を見せる短い番組があり、週末には夜のゴールデンタイムに歌を中心としたショーを生放送。その都度、プロの審査委員とテレビ視聴者の電話投票によって、1名ずつふるい落とされていく…そんな3ヶ月間のプログラムだった。
出演者は素人とは言え、若い男女。オーディションを勝ち抜いてきただけあって、歌もルックスも皆それなり。これからスターになっていく可能性のある人たちを応援したい気持ちは、ジャニーズの若手を応援する人が大勢いる日本の状況に似ているのだろうか?それぞれの候補者に、そして番組にも熱狂的なファンがいたように記憶している。番組に付随した雑誌やCDも発売され、テレビで見ない日はない。彼らはその番組の放送期間中は、すでに完全にスターだった。
私としては、毎日毎日彼らの生活を見せられる=生活を共にしているような感覚があり、部屋に閉じ込められて一人孤独に論文の手直しをしている=軟禁状態、そしてその時間の先には合否がある…彼らと自分の状況が似ていたからか、ファンとはまた違う気持ちで彼らに共感を覚え、彼らを見守っていたように思う。
そして最後に優勝したのがノルウェン・ルロワ。当時から黒髪、青い目、美しい顔立ちに圧倒的な歌唱力。寮生活でも優等生だったし、実力はずば抜けていた。最近、F2のニュース番組で、久しぶりにこの人を見た。2003年のデビュー以来、こうして時々フランスのニュース番組で彼女を見かける。国営放送のニュース番組で定期的に取り上げられるという事は、彼女が確固たる地位を歌の世界で築いているという事だろう。
日本では知られていないと思ったら、やっぱり今の時代、そんな事はあり得なかった。日本語で検索したら出てくるし、彼女のファンは多そうだ。私も機会があれば、いつか彼女の歌声を生で聞いてみたいな。本当に魅力的な声だと思う。

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24/12/2010

帰国

P1000745結局やっぱり一睡もできず、荷詰めと掃除で朝を迎えてしまった。マガリを見送ったのがもう0時過ぎだったし、あっという間だった。困った事もたくさんあったお部屋だったけど、3週間どうもありがとね。もう二度とここに戻ってくる事はないけれど、やっぱり関わった場所ってのはそれなりに愛着がわくものでして…。

Kさんの親切で東京に帰るお客さんの送迎に私も乗っけてもらう事になって、まず私のところにピックアップに来てくれたんだけど、それがなんと朝の5時半。そこから東京のお客さんのホテルを経由して、空港に向かう。結局、行政やKさんや私の心配をよそに、雪はそれほどつもらなかった。空港までの道のりも渋滞、混乱、雪なしでスイスイ。なんと7時にはもう到着してしまったのだ!

東京のお客さんをお見送りして、Kさんと少しお茶を飲む。Kさんとも最近色々な話が出来るようになって、毎年会うのが楽しみな人になっている。今度はKさんに見送ってもらって、私もチェックイン・カウンターに向かう。「行ってらっしゃい!」「はい、また2012年に会いましょう!」パン屋さんのAさんもいつも最初に会いに行くと「おかえりなさい」って言ってくれる。なんか、この感じ、好きです。

P1000746今回、帰国便をビジネスにアップグレードしておいて本当によかったと思った。プレミアム・エコノミー以上のクラスに専用チェックイン・カウンターがあるのは知っていたけれど、いつでもチェックインできるのは知らなかった。これ、本当に便利!大スーツケース2つと機内持ち込み用小スーツケース1ヶ、手荷物2ヶを持ったまま、チェックイン可能時間までどうやって過ごそうか…と少し心配してたんだけど、Kさんが専用カウンターではいつでもチェックイン出来るはずだから行ってごらんと教えてくれた。チェックインを無事にすませ、専用サロンへの行き方も聞いて、出発までの時間そこでゆっくり過ごすことにした。

まだ時間が早いからか、サロンもがら~んとしていて快適そのもの。飲み物やちょっとした食べ物がセルフで楽しめる(もちろん無料)。インターネットも6時間つなぎ放題。クラランスのエステも20分間だけど無料で利用できる。う~ん、なんともプレミアムな感じ!6月の時も去年も、アップグレードしてたけど、空港に到着したのは、そんなに早くなかったし、友達と一緒だったからか専用ラウンジも行かずに過ごしてしまっていた。

あまりに快適だったので、搭乗時間まであっという間。搭乗ゲートに着いた頃、またちらほらと雪が降り始めた。色々な人に、無事時間通りに飛行機が発つ事を知らせ、日本の家族にももうすぐ飛行機に乗りますよ~と電話。実際の搭乗は予定より20分くらい遅れたのだけれど、そんなことは日常茶飯事。そんなに大したことではない。

今回、座席をファーストクラスの次の列に取ってみた。ファーストクラスを利用する人たちってのは、どんな人たちなんだろう…なんて興味津々に観察をしながら、離陸を待った。離陸すれば、カーテンをひかれてしまうので、もう中は見えないもんね!

と、ところが、いつまでたっても離陸の気配がない。雪はどんどんひどくなってきた。

P1000748私の座席周辺はほぼ全員、ラッキーアップグレードのヌメア行きフランス人達。特に右に座っているご夫婦はこのアップグレードがよほど嬉しかったらしく、日本人の事を笑えないくらいに大写真撮影大会。対して私の左に座る1人旅のフランス人女性はうちの母くらいの年齢だろうか、落ち着かない表情を見せていた。私は、なんとなく彼女と話を始めた。彼女は1人でヌメアに住む息子夫婦に会いに行くのだそうだ。ボルド-近くの村でシャンブル・ドットをされているそうで、この閑散期を利用して2か月の滞在。本当はクリスマスに間に合うように数日前に出発の予定だったそうだけど、この雪の混乱で国内線のフライトがキャンセルになったまま、自宅待機を余儀なくされていたそうだ。

そんなこんなで、彼女とひとしきり話した後、まったく眠っていなかった私は自然に眠りにおちていった…。良くねむった~!とパキっとすがすがしい気分で目を覚ました時、私はまだパリの空港を飛び立っていなかった。え~~~、この間に離陸してくれてたら、よかったのに!!!まだ離陸の目途がたたないとの事で、おつまみや飲み物が出され、CAの人たちも私達と雑談を始めた。なんでも飛行機に積もった雪を溶かす溶剤のシャワーをまず浴びなくてはいけないらしいが、それも順番待ち。それが終わっても、今度は離陸の順番待ち。溶剤はストで十分なストックがないらしいし、滑走路は悪天候のせいで限られた数しか使用できない。それでもGOサインが出たら行かねばならないので、乗客を乗せたままの待機…。

それにしてもCA、往路では道端で前日にスカウトしてきたのか?と思うような人ばかりだったけど、ビジネスクラスを担当する彼らはさすがに気持ちがいい。でもビジネスとファーストは同じ人が担当するのだけど、やっぱり態度は変えるみたい。ファースト向けのサービス、フランス人もやればできるんじゃん!

さて、搭乗後、待つ事4時間半。すっかり暗くなったパリの空の下、ようやく私たちの飛行機にGOサインが出たらしい。18時、いよいよ日本に向けて出発です!

あとは快適すぎるシートに身を任せ、あっという間の11時間フライト。またまた1本の映画を見ることもなく、気付けばもうそこは日本の上空だった。関空で隣のマダムともお別れ。いつか彼女のお宿にも行ってみたいな…。

リベンジかなわず、投降者のような気分で大阪に帰還。でもまあ、終わりよければすべて良しって事で…。大嫌いな飛行機で事故に遭う事もなく、雪道ですべって頭を打つこともなく、なぞのウィルスにやられることもなく、滞在中の稼働率は30%くらいだったかもしれないけれど、なんとか悪天候の合間をぬって無事帰国です。大阪の空は、南仏の空のように青くすんでいて、迎えに来てくれたパートナーの車に乗って、嬉しくて鼻歌モード全開。でもその車の中で私はもう2012年の旅の話をしていた。パートナーには本当に気の毒なんだけど、私はまたフランスに行きます!それもできるだけ長く、出来るだけ楽しくね!

à la prochaine !

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22/12/2010

帰国1日前

いよいよ今回の滞在、最終‎日。昨夜は遅くまで荷造りをしたけれど、いまいち荷物のおさまりが悪い。また今夜も頭を抱えそうだ。

今日はまずキャロ姉さんとランチ。財務省で働く彼女は、今日も会議などで大忙し。私が彼女のランチタイムにベルシーのオフィスまで行く事にした。オフィス近くのカフェ で plat du jour を頂く。気前が良くて、稼ぎも良い姉さんはいつも何かと言い訳をしながら、ご馳走してくれる。今日は「また、しばらく会えなくなるからね…」との事。私が2012年に向けて掲げた目標を目を輝かせながら聞いてくれた。「素晴らしい事だから、とにかく2011年はそれに向けて勉強に集中するのよ!」と相変わらず姉さんらしい応援の言葉。私の修士論文を一番近くで応援してくれて、一番その完成を喜んでくれたのはキャロ姉さんだと今でも思う。言いつけは守れるかどうかわからないけど(笑)、こうして色々な人に話をして、自分をどんどん追い込んでいかないと、なかなか前に進めない私です。

キャロ姉さんとのRDVの後は、リディ母さんのところへ帰国の挨拶に。「エクレア、美味しかったわ!」と今日はいくぶん元気そう。今日はもうおなかがいっぱいだし、明日ここを発つので、残念ながら母さんの美味しいお惣菜を買う事が出来ない…。リディ母さんはまた私をカフェに連れ出して、日々のストレスを発散=女同士のおしゃべり。離婚をして3人の男の子を1人で育ててきたリディ母さんに、もし娘がいたら、こうして日々の愚痴を聞いてあげたんじゃないだろうか…。

そしてゴブランを離れる前に、近所のブランジェAさんちにも顔を出す。最初は店頭でいつものように立ち話をしてたんだけど、今日はちょこっとお店の裏(=おうちの一部)にお邪魔をして少し話しこむ。今ちょうどAさんのお母さんが日本から来られていて、私が南仏大好きって話からどんどん話が盛り上がって、もしかすると次の私のフランス滞在時、2012年の旅の際に、Aさんのお母さんとお友達の南仏の旅に同行させて頂く事になるかも…。もちろん今はどうなるか全く白紙だけど、未来の旅の話はいつも私に夢を見させてくれる。ぜひぜひ、一緒に行きましょう!と笑顔でお別れ。

やっぱりゴブランは良いな。リディ母さんとAさんの存在は、毎日の普通の生活にちょっとした喜びを与えてくれる。今日、Aさんにも言われた。「(家の事で問題が続くのは、ゴブランを捨てて)浮気するからよ~!」と。私もそう思ってたところだから、次回ゴブランに戻ろうか…と言う思いがまた高まってきた。悩ましい問題だな~。

店を出ると、外はすっかり暗くなってしまっていた。お店の近くから出ている86番のバスに乗って、途中84番に乗り換えて家の方に向かう。それが大大大渋滞。今夜からまた雪が降るとの予報で、そのせいでパリ市内の多くのサラリーマンは行政の判断で16時までに退社。家路を急ぐ大勢の人のせいでパリの中心地はマヒ状態だった。そのせいで今夜のローレンちゃんとのRDVはキャンセルせざるを得なかったし(彼女もパリの果てで渋滞に巻き込まれていた)、それよりも私自身がどうすればよいのか、動かないバスの中でずっと考えていた。

今の時点ですでに25%のフライトはキャンセルが決まっていた。おそらく長距離路線は優先的に飛ばすだろうから、明日の私の便もおそらく大丈夫。じゃあ、もし私が明朝、雪のせいで空港に到着できないで便を逃した場合は補償がない。今から必死で荷造りをして、今夜中に空港に行って、空港のホテルで眠った方が良いのだろうか…。こちらは緊急性の高い、悩ましい問題だ。そこに明日の送迎をお願いしていたKさんから電話が入った。明日の朝6時に、東京に発つ人たちをCDGに送って行くけれど、それに同乗したらどうか?と、言ってくれた。雪がどれだけ積もるのかは、明日の朝起きてみなければ分からない。もし雪が積もったら、そんな中、車で移動するのは怖い気もしたけれど、もうあまり迷っている時間もない。私は東京組の人たちと朝の6時にパリを出ますとKさんに返事をした。(ちなみに私の便は昼の13時40発です)

とりあえず予定が決まったので、再び荷造りに取りかかった。今夜中にパリを出るなんてことはとても無理なくらいに荷物がまとまらない。2つのスーツケースの重さをはかると、どちらもけっこうギリギリの20kg。ビジネスではもう1つ20kgの荷物預け入れが可能だけど、空港内を1人でウロウロしなくてはならない私には、大スーツケース2ヶ、機内持ち込み用小スーツケース1ヶ、手荷物2ヶ、これだけを扱うのが精いっぱいだ。
あ~、やっぱり帰国前前夜は今回も眠れそうにない…。

そうこうしていると、22時まで仕事だったマガリが少しだけ顔を見に来てくれると言う。まだ2人とも何も食べてかなったので近所のカフェで軽く食事。先日、マガリのために買い求めた Skalli のピアス(少し早いクリスマスプレゼント)を渡すと、すごく喜んでくれたのでホッ。趣味のものって難しいから。

最終のバスに飛び乗って帰るまで、本当にわずかな時間だったけど、会いに来てくれてどうもありがとう、マガリ。今度は春に日本で!

飛行機が飛ぶのか、飛ばないのか、空港に着けるのか、着けないのか、何とも慌ただしい気分の出発前夜。この12月はこの天候不良のせいで、空も陸も交通網が大いに乱れ、大勢の人が大変な目にあった。空港に寝泊りをし待機を強いられる人々や、列車に閉じ込められたままになった人々もあった。そんなのに比べれば、私はまだラッキーな方だと思う。明日、日本に帰れる。それがこんなに嬉しいなんて!自然現象の前で人間の文明はまだまだ無力です。

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21/12/2010

帰国2日前

P1000705こんないい大人になって、また低温やけどをしてしまうとは…。朝起きると、貼ったまま寝てしまったカイロのせいで、下腹に縦じま…。子供の時の大やけどとは違って軽症ですんだとは言え、なんとも情けない姿…。薬箱に入れていたオロナイン軟膏を塗っておいた。

到着以来、続いている大寒波。20日間の滞在で20枚のホッカイロは用意して行ったけど、1日1枚ではとても足りない感じだった。幸い、先に帰ったみんなが、それぞれに持参したカイロを置いて行ってくれたので、私は連日、腹に1枚、腰に1枚…(+靴用ももらった)と、なんとも贅沢な2枚貼り。それが、重ね着をしているヒートテックのせいか、時々異常に熱くなる時があって、起きている時でもビックリする程だった。寝ているときは、やっぱりそれにもなかなか気付かず危険なのです。カイロにはしっかり注意事項として書いてあるわけだし、子供の頃の経験を生かせなかった私のせいなんだけどね。

とは言え、カイロは手放せない。今日もカイロ2枚貼りで元気に出かけます!

P1000707_2午後1に現在帰省中のパスカル講師とRDV。待ち合わせ場所のサン・ラザール駅前にはフナックがあるので、少し早く到着して、DVDや本を見ようと思ったのに、すごい人出で、エスカレーターを上るにも警備員の指示に従わないといけない程。1階から見える2階のレジエリアも強烈な行列が出来ていた。とてもじゃないけど人混み嫌いの私は耐えられない状況。一度もフナックに足を踏み入れず帰国するのは初めてだけど仕方ない。それにしても平日なのに、この人出って…なんで?

寒いけど外で行きかう人を見ている方がよほど気持ちが良い。30分ほど待ったところでパスカル登場。それが!すごいひどい風邪引きではないか!私なら出かけないな…ってくらいの風邪引き。もちろんこのフランスでは風邪引きの人でもマスクなんてするわけもなく「うつすなよ」と言ってもこればかりは仕方がない。帰国を明後日に控えた私は「どうぞ、うつりませんように…」と祈るのみ。

そんな風邪引きの人を寒空の下連れまわし、午後茶の時間(こちらは16時)に某おしゃれカフェに陣取ったものの、空腹のあまり注文したトーストは真っ黒で笑うしかない。このカフェ、けっこう来る事があったし、お昼時のお食事は美味しかった記憶しかないのだけど、お食事時を外すとろくなスタッフがいないんだろうか…。ま、今日はまだ何も食べてなかったので、おこげをカリカリ落として、バターたっぷりつけて食べておいた。

P1000716あ、そうそう。ちょうどヴァンドーム広場を通過した時、パークハイアットホテルの前に人だかりが…。なんで、なんで~???と、ミーハーな私達も待ちに入る。きっとすごい人が出てくるんだろう!しばらくして分かったのは、どうやらその人はレディガガだと言う事。レディガガと言えば、名前くらいは知っている…って程度の私。知ってる曲もAUのCMで流れているやつくらい。その程度なので、期待度はビミョ~になった。いつ出てくるかもわからないし、じっとしてると寒いし、もう行こうよ!とその場を立ち去る。きっとパスカルは見たかったと思うけど…。後でニュースで見た彼女は、なんと半ケツファッションでした!

暗くなったパリの下、風邪引きパスカルをメトロの駅まで見送り「また日本で~!」と手を振る。今夜はステファンを会う予定だったけど、まだ何も決めてなかったので、とりあえず歩き足りない私はサンジェルマンに向かってまた歩き始めた。

P1000732今回、久しぶりに冬のパリを…と思って10年ぶりに冬にやってきた。リベンジはかなわずだったけど、寒い極寒の街を歩いていると、パートナーや母と歩いた時代を思い出し、少々ノスタルジックな気分になる。寒いパリは、家族との思い出なんだな~。人生やり直しがきくのなら、私はパリでの生活をもう一度再スタートさせたい。今あるデジタルツールを駆使して、もっと有意義な留学生活を送ってみたい。思えば私はいつも過渡期を生きてきた気がする。言い訳みたいだけど、やっぱりそれが惜しいな…。

ま、とにかくノスタルジックな気分も垂れてくる鼻水で台無し。もう当分冬は遠慮しておこう。やっぱり私は春がいいや。

P1000733いつものカフェに座り本を読んでいると、ステファンから電話。ショコラ・ショーを頼んだばかりだから、もう少しここにいると言うと、カフェまでやって来てくれた…のはいいのだけど、またなんともひどい風邪引き!なんで~???今日、2連発のウィルス攻撃。とにかく、いつも元気いっぱいの彼しか知らないので、風邪で弱っている姿はちょっと気の毒だった。

こちらの会社ではクリスマス前には豪華な昼食が出たりして、職場でもノエルを祝ったりする。ステファンの会社でも今日はそんなゴージャスランチがふるまわれたらしく、おなかはいっぱいらしい。私は腹ペコだ!と言うと、軽いものなら付き合えるとの事。じゃ、やっぱり彼とはいつものカレーかな。フォブール・サン・ドゥニ通り(rue du Faubourg Saint-Denis)にあるSAHILへ。SHAN同様、この辺りのインド料理レストランの中ではかなりなかなかいける店だ。彼は食べる事にあまり頓着がないので、私たち2人で食事をするときはだいたいインド料理。幸い、私はインド料理が大好きだから大歓迎だけど…。

また寒空の下、風邪引きの人を連れまわし、今回彼との最後の散歩。この夏、新しい彼女が出来たらしく、私としては弟分の彼の幸せが出来る限り長く続く事を祈るのみ…。2012年の再会を楽しみにしながら…。gros bisous!

さあ、今夜は荷造りをしなくては!

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20/12/2010

帰国3日前

P1000691今日はまずミシュランをはじめとするガイドブックの仕事をしているセルジュ君とサン・シュルピスでランチ~お散歩。雪がまだ残るリュクサンブール公園はまだ真っ白。走って行って足跡をつけたい気分だけど、なぜか規制線がはられているので、おとなしく線の外から記念撮影。地理を専門に学び、旅を仕事にしている彼は、まるで動くガイドブック。歩いていても「あそこのお菓子は最高に美味しいよ」とか色々説明してくれる。次回は彼の住むベルビル界隈を案内してくれることになった。すごい先だけど今から楽しみにしときます!

彼と別れた後、私はそのままポール・ロワイヤル大通りに出て、ゴブランのリディ母さんの店を目指した。出発前にまた寄るね!言っていたので、たまたま前を通りかかった AOKI でエクレア(抹茶と黒ゴマ)を3つ買って行ってみると、今日は長男パスカル1人。12月は無休で店を開けているので、ちょっと疲れがたまったようだ。今日はまだ雪が残る月曜日、お客も少ないだろうと言う事で、おうちでたまった事務処理をしているらしい。せっかくのエクレアを一緒に食べれないのは残念だけど、また時間を作って顔を見に来る事にした。パスカルは初めて食べる AOKI の和テイスト・エクレアに感動しきり。前から気になってたお店らしく、今度自分でも行ってみる!とすっかりファンに…。

パスカルとおしゃべりしまくった後、夕方は7区に向かい、パリで料理人として頑張っているAちゃんと会う。彼女は教室の創立期の生徒さんだけど、もうこちらに来て5年もたつらしい。年月の経つのは本当に早い…。今は念願の労働ビザも取れて、ますますこれからが楽しみな人。まだ若いし夢も広がるわね!

今夜の夕食は彼女にお店のセレクトをお願いした。気になっている店があれば一緒に行きましょ!って事で、予約してくれたのは La Brasserie Thoumieux(79 rue Saint-Dominique 7e)。そう、またサン・ドミニク通りなのだ。最近の話題店は本当にこの辺りに集中している。私のリストにもあったのだけど、最低1週間前までに要予約との話だったのであきらめていた。それが案外すんなりと予約が取れたらしい。伝説のシェフ、ジャン=フランソワ・ピエージュ氏が共同経営する事も話題の理由なんだけど…。

P1000697お店は今風のインテリア。お客が入ったらどうやって席を立つのだろう…と思うくらいに小さなテーブルが詰まっている。前菜にフォアグラのテリーヌ、メインにラングスティンのラヴィオリ、デザートはタルトの盛り合わせを頼んだけど、正直どれもおいしくなくって、ちょっとがっかり。なのにア・ラ・カルトなので67ユーロくらい払っただろうか。それにサービスもいまいち。人気のあるお店と言うよりは流行のお店ってのは、こういうものなのかもね。でも料理の神様がかんでるお店にしては、料理が…。まあ、もう2度と来ることはないな。でも気になっていたお店をチェック出来たので、それは良しと言う事で…。マガリも行きたいと思ってたみたいなので、そのように報告しておきました。

次回フランスに来たら、Aちゃんが手作り料理をふるまってくれるとの事。1年半後の再会が今から楽しみです。

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サン・ドミニク通りから見るエッフェル塔。霧でてっぺんが見えない今夜。

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19/12/2010

サン・ジェルマン・デ・プレ

P1000650昨日の雪は、先日の8日よりはましとは言え、若干の交通規制を引き起こした。今朝すべてのバスはとりあえず運休(午後から主要路線は再開)。今日の午後は、クリスマス休暇のためおとといこちらに戻ったパスカルと会う約束をしてたけど、朝電話がかかってきて、パリにでるのは無理だと言われた。彼の家族が住む郊外は常にパリよりも寒い。雪のつもり方もいつも違うようだ。まあ、仕方ない。私たちのRDVは火曜日に延期。

と、言う事で私はオデオン界隈に出て、映画でも見ようと家を出た。我が家からサンジェルマンの方に出るには84番のバスが便利だけど、この線、日曜日はもともとお休み。地下鉄を乗り継いで行くなら、テルヌ②→CDGE①→シャトレ④もしくはここから徒歩…と言う方法か、テルヌ②→バルベス④という乗換1回コースもある。でもこの後者はすごく時間がかかる…。どうしようかな…と迷うと私の場合、あまりろくなことがない。今日はこの乗換1回コースがあだになった。

時間がかかるのは書いた通りだけど、他の交通網が不自由なせいか、とても混んでて不愉快だったし、その上、前の地下鉄で不審な荷物が見つかったとかで、シャトレー駅で全員強制下車。運行再開のめどもたたず、駅員さん達はモンパルナス駅に行く案内ばかり。私は歩いたほうが早そう…。1号線コースで来ていたら、早いのでこのごたごたには巻き込まれなくてもすんだかもしれない。

19502913_jpgr_160_214b_1_cfd7e1f__3シャトレー~オデオン間は、お天気がよければどうってことない距離。でも今日のように足元の悪い時には、けっこうな距離。私の持ってきたブーツは防水処理されているわけではないので、少々の雨なら困らないけど、雪道には弱い。

寒波が来ていたので、出発前、すごく悩んだ。超歩きやすくて(1日10キロOK)、まあ暖かいけど雪道では水がしみてくる革ブーツ。もしくは北海道の住民のために開発された防寒・防水対策ばっちりの雪国ブーツ、ただし10キロ歩くと翌日はちょっと足が痛いと言う非革ブーツ。どちらを持っていくべきか…。スーツケースにすきまはなく、ハーフブーツ2足は持っていけないので、悩みに悩んで結局出発の朝は目の前にあった方をはいてきた。

道路は雪が溶けだして冠水しているところもあり、どうしてもその巨大水たまりは避けられないし、そうなるともう私の革靴はひとたまりもなかった。あっと言う間に靴の中が冠水…。き、きもい。歩道を歩いていても、P1000657頭上からも雪解け水が降ってくるし、もうろくな事はない。オデオンについた頃には、もう足先の感覚がなくなるほど。今日だけは北海道シューズを持ってくるべきだったと後悔した。

映画館では楽しみにしていたオゾンの新作「Potiche」を観る。最近流行り(?)の70年代の雰囲気を忠実に再現しながら、家族にさえまともに取り合ってもらえない1人の専業主婦が、社会的立場を確立していくまでを面白おかしく描いている。オゾンのコメディ作品に良くある謎のダンスシーンもあります!日本では1月8日から「しあわせの雨傘」ってタイトルで公開が決まっているみたい。ぜひどうぞ。

P1000662映画が終わるころ、私の靴の中の水分もこなれてきたよう。モノプリのセルフゾーンでクロワッサンをぱくつくてると、マガリから電話。今日は彼女とゆっくり過ごせる最後の日。寒いけどこの界隈をゆっくり散歩し、サン・シュルピス寺院前に出てるクリスマス市で激旨のサラミを購入。マガリは同じ屋台でフロマージュをゲット。通常の価格より高かったけど、田舎の職人が手作りした本物の味。いっぱい試食させてもらって本当においしかったので、胡椒風味のものを選んだ。パートナーと私の大好物の1つ。帰って一緒に食べるのが楽しみ!

P1000668夕食は、この辺りでお気軽に使えて美味しいので気に入ってる1店 La Boussole(2 rue Guisarde)へ。前菜はモッツァレラとなすのバジル風味。小さなタジンで供されるこの温かい前菜、本当においしい。家でも簡単に作れそうなので、さっそく真似してみたいわ。メインは gigot d'agneau のでっかいトランシュ。今日はここでギブアップ。最後にカフェでしめておく。

P1000669_2まだ時間が早かったので極寒の中、マガリと最後の散歩。彼女の家の方面まで歩き、私は東駅から31番に乗る。今回もマガリといっぱい時間を過ごせて楽しかった。いっぱい食べたしね…。明日から彼女は過酷な勤務に入る。朝の8時頃から21時頃までの残業が決まってるそうだ。でも帰国前夜はそんな中、会いに来てくれるって。待ってるね!

今日はクリスマス前の最終日曜日で、ほとんどのお店は開いているのに、街は人も少なくて、なんだか不思議な感じだった。悪天候で外出しないのか?冬のヴァカンスに出発してしまったのか?私も帰国へのカウントダウンが始まる…。

p.s. 今日は俳優のヴァンサン・ランドン(春に引き続きサン・シュルピス広場で今回は小さな娘さんと)、それから歌手のJ=J・ゴールドマン(おそらく奥さんと)を目撃。マガリといると有名人に会う確率がホント高い!

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18/12/2010

空からの贈り物

P1000611_2今日も朝1シネマに乗り遅れてしまった。見たい映画がたくさんかかってるのに、もうあまり見れそうにない。って事で、向かう方角を変えて、この週末 Les Mauvaises Graines(25 rue Custine 18e)と言う素敵なアーバン・ガーデニングのお店で行われている Jaccoちゃんの vente privée を訪問。お知らせをもらってから、ぜひ行かねば!と楽しみにしていたのだ。私たちの再会については6月16日の記事でも触れた通り。

その時に聞いていたアクセサリー・ブランド Jacco の立ち上げもいよいよ本格始動。公式サイトもオープンして、これからますます活躍が期待できそうな彼女です。その記念すべきファースト・コレクションが並べられた店内では、彼女の友人たちの別のコレクション(お洋服と靴)も同時に販売されていた。店内の非日常的な空間とマッチしてとても、どこもこれも素敵!

Cax0x3ka_32人で店番をしながら(?)、一緒にお昼のお弁当を食べながら、おしゃべり、おしゃべり。初めて会った時から思ってたんだけど、彼女は無国籍な魅力を持ちながら、どっぷり the 昭和っぽい価値観も持ってたりする(私よりずいぶん若いのにね)。なんにでも、どこにでも、すんなりと pénétrer できるしなやかさを持ちながら、クリエーターとしては一流のこだわり。そのあたりが私には興味深いし、これからも楽しみに見続けていきたい人です。Jaccoちゃん、楽しい時間をありがとう。また今度、パリか日本で会いましょう。

P1000613その後、寒空の下、どこに行こうか…と思いつつ乗ったバスが、近くのジュール・ジョフランから出ている80番のバス。小さな雪が降る景色を眺めながら「そうだ!こんな寒い日は美術館へ行こう!(それも無料の…笑)」と思いつき、モンテーニュ大通りで下車。プチ・パレへと急ぐ。ここは贅沢すぎる無料空間。今日のような週末、悪天候が重なる日は、美術館めぐりにもってこいの日なので、本当ならば一番避けたい日(人が多いから)だけど、クリスマスを控えた最終土曜日の今日は、もうどこに行っても人混みを避ける事は出来ないだろう。

入ってすぐのホールで夢のような大空間に見惚れながら、写真を撮っていた。いつ来ても感動せずにはいられない1900年の美感覚。すると受付の男性が私の方に駆け寄ってきた。「やばい、写真禁止だっけ?」と思ったら「フランス語わかりますか?」「(やっぱり怒られるのかな…と、思いつつ)はい」「この美術館は無料でご覧いただけますから、ぜひ展示を見て行ってください」「はい、それは知ってますが、特別展は有料でしょう?」「あ、特別展もご覧になりたいですか?それならそのチケットも差し上げます」「???(なぜだ???)」受付カウンターまでついて行くと「はい、これで特別展も入れますから。bonne visite!」

なんだか狐につままれたような気分で Giuseppe De Nittis の特別展を観る。日本ではほとんど知られていないこのイタリア人画家、38歳と言う若さで異国(フランス)で亡くなった彼の回顧展を見れた事は、それだけでもラッキーかも。ドガと交流があったせいか、時代的なものか、作風が少し似ている。作品の中には、ジャポニスムの影響なども見られて面白かった。 通常料金10ユーロなり。なぜかわからないけど、この突然のプレゼント、十分に堪能させて頂きました。以下おすそわけの映像。



P1000627空いていたら、お天気の良い平日の午後、ここのカフェはとても居心地が良い。でも今日はあいにく時間が遅すぎて、もう閉店。まあ、開いてたとしても今日みたいな日は混んでて落ち着かないだろうけど…。

閉館時間まで常設展などもゆっくりと見させてもらって、18時にここを出発。外に出ると雪はますますひどくなっていた。大きな羽がふわりと下りてくるような雪が、ひっきりなしに降っている。ここからシャンゼリゼ大通りに出て、コンコルドまでの間、クリスマス市をのぞきながら歩いてみるけど、欲しいものは何もない。街の中の電光掲示板が示す気温はなんと-6℃。ここらへんは舗装されてなくて足元も悪く、靴はどろどろになるし、人が多くて歩きづらいし、だんだんまた機嫌が悪くなってきた(天候に非常に左右されやすい私…)。早く暖かいカフェで腰をおろしたい…。考える事はそれだけだった。

P1000634でも実は、今のパリ、そんな簡単な事がとても難しくなっている。日本だと、どの時間でも遠慮なくお茶だけを楽しめるカフェ、喫茶店、などが独立してふんだんにあるのでそんな問題は皆無。でもパリの繁華街にあるカフェと言うのは半レストランのように機能しているので、夕食の時間が近づくと、そのためのセッティングをし始めて、お茶だけのお客は隅に追いやられることになる。飲み客もOKはOKなんだけど、心地良い席は与えられない。今なら例えば外のテラス席とかね。こんな寒い日にいくら暖房があるったって、私はテラス席は嫌だ。人々の生活が根付いている所では、ちゃんといつでも飲めるカフェがあるけど(おやじカフェとか…)、最近本当に少ないね~。特にこの辺り、コンコルド~マドレーヌ界隈は私もぜんぜん馴染みの店がないので、もうお手上げだった。

P1000639ようやく店内で人が座って飲んでる姿が見えたので、それに引き寄せられるように入店…。カウンターのおやじに「コーヒー飲みたいんだけど、奥良い?」と聞くと「どうぞ!」と言う。なのに奥を仕切ってるギャルソンには食事をしないなら、あちらに行けと、それも英語で言われる始末。ちょ~むかつく客あしらいだけど、服もかばんもボトボト、靴もパンツの裾もドロドロ、なんかぬれてしまったカメラも気になってたし、そこはぐっとこらえて店の入口付近に腰かけた。あ~、本当に疲れたわ~。

しばらくすると隣にいたご夫婦が口論?よく聞いてみると旦那様の方が、エスプレッソの値段に対して随分ご立腹。も1つ向こうのテーブルの女性まで巻き込んで「エスプレッソ1杯だよ、あり得ない、こんな値段!」と騒ぎ出した。カフェでいちいち注文前に値段を見る事はないけど、なんだかふと私のカフェ・クレームはいくらだろう???と不安になった。すごいぼったくりカフェなのか???

私のカフェ・クレームは結局5ユーロ。ま、そこそこするけど、今のパリでは仕方ない値段だろうか…。きっと田舎から出てきたご夫婦なんだろうな。パリは田舎の2倍はするだろうし、それにマドレーヌ界隈と言ったらやっぱり何でも高い。少し気の毒になったけど、カフェの人たちは気にかける様子もない。「ちゃんと書いてある通りの値段だろ?」と。ま、確かにそうだ。

P1000645そうこうしてるうちにマガリから「用事がすんだ」と電話。今夜は一緒に評判のビストロ Paul Bert(18 rue Paul Bert 11e)に夕食に行くのだ。数日前に予約の電話をしたけどやっぱり予約できたのは遅い回、21時半から。う~、腹へった。マガリとレストラン近くのバーで少しシャルクトリーをつまみながら、腹へりを我慢。マガリ曰く今一番いけてる界隈は北マレ~サンマルタン運河周辺、10年前はオベールカンフ辺り、そしてこの辺りって言うのは20年前に良かった所らしい。確かに今はあまり活気がない。でも店内に入るとすごい良い雰囲気!確かに人気がある様子がすぐに見てとれた。

P1000647シンプルな料理に良い食材。きびきびした無駄のないサービスにユーモアのセンス。これこそ、まさに旨食と笑を求めるマガリと私向けのお店。2人とも大いに気に入りました!さすが名店と言われるだけの事はある。今日の私はテーマ”肉”で参ります。前菜はうさぎのパテ、ピクスル付、メインは牛(entrecôte)のグリル、山盛りフリット付(別皿)。見て~!この肉、300~400gくらいはありそう。マガリはここで、elle cale! 私はせっかくですのでデザートに突中。リンゴタルトをお願いします!少し時間かかりますけど良いですか?のお断りに、期待も膨らむ。

P1000649早く持って来ないとお腹の隙間が埋まってしまって食べれなくなるよ~などと言いながら、待つ事15分くらい???見た目も味も軽やかなタルトで、ぜんぜん問題なくするりと完食です。待ってる間に何度も私の目の前を通過していった、ビッグなパリ‐ブレストにも興味津々です。

なかなかこの界隈に来る事はないので、ここで食べる!と言う気合が必要だけど、わざわざやってくるだけの価値はあるかも…とマガリと再訪を誓う。パンも美味しいし、おすすめの1店です。

今夜も重いお腹をかかえて…遠い我が家に帰ります。おやすみなさい。

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17/12/2010

原点

P1000605パリに来ると必ず立ち寄る語学学校フランスラング。今日はそこの日本人スタッフのYさん(パリ1の先輩)とフランス人スタッフのJFさんとランチのRDV。その前にLL担当のエヴァ先生にも挨拶。いつものように優しく出迎えてくれた。今日の勤務は12時までのエヴァだけど、何人かの女性スタッフが集まり控室でミーティング兼プチ・フェットが始まった。なぜか部外者の私までがYさん達の準備ができるまでご相伴にあずかって好物のタラマを頬張る。エヴァとは知り合ってもう15年。この学校に通ったのは実質1年ほどだけど、その1年を通して可愛がってもらった先生だ。クラス担当ではなかったため、私にとってはなんとなく保健室の先生のようでもあり、愚学生の私をのびのび好きなようにやらせてくれた事は今でも感謝…。

時々フランスラングのお仕事で日本に来られるJFさんはとっても優しいおじ様。大阪に来られるときにはお食事に誘って下さるのだけど、今日もYさんと2人、ランチをご馳走になった。愛妻家で田舎の家が大好き。毎週末、金曜日は定時に仕事を終えて、リヨン駅からの列車に飛び乗るのが常。今日も食事中からそわそわしていた。

フランスラングには他にもF先生やS先生、スタッフのCなど、大好きな人たちがいっぱい。毎回ここに来るのは楽しみにしてるんだけど、最近学校のオーナーが変わり、学校のスタッフや雰囲気も変わっていく可能性もあるのかも。いつまでも変わらない学校でいてほしいな。

ところで食事中、JFが「mikaはいつフランスラングに登録したいって言ってた?」と、私が前にぽつりと話した事を覚えてくれてたようだった。実は今はまだ計画段階だけど、2012年には少し長期でフランスに滞在しようと考えていて、そのうち1ヶ月ほどはパリに残り、久しぶりにフランスラングに通おうかと考えている。2011年は少しフランス語に真面目に取り組もうと思っていて、いわばその仕上げ。ここは私のフランス生活の原点だから、変わらないでいて欲しいし、できれば2012年には戻ってきたいな。

バスを乗り継いでなぜかオペラ界隈にやってきた。そこから散歩しながら、今度の滞在時に住んでも良いかな???と考えている界隈を散歩。ここはマガリの家の近く。もしくはサンジェルマン界隈、どちらにしよう…と、いくら歩いても結論は出ない。まあ、順番に住んでみても良いのだけど…。次は絶対に失望したくない…こんな風に家に対する思いが強すぎて、いつもはずれくじを引くのかも。昨日Aさんに「浮気するからだよ。ゴブランに戻っておいで」と言われた。それもありかも。ま、最終的には家の空き状況と貯金のたまり具合…かな。

P1000603今夜は一番古いフランス人の友人、同い年のBとRDV。神戸時代、阪神大震災より前からの付き合いで、私の生フランス人との付き合いは彼女が原点。仕事で少し疲れ気味の彼女は、ご飯が作れない時に良く行くと言うベトナム・タイ料理屋さんに連れて行ってくれた。私もパートナーと良く行くのはタイ料理屋。大好物のメニューを前に私はどうしても1つを選べず、結局パクチーたっぷりエビのワンタンスープ麺と春雨のソテーを注文。おねえ系のサービスのお兄ちゃんは、私の事を心配して「多くない?」と忠告してくれたけど、私、大食いなので大丈夫です!食べきります!と宣言。やっぱりノ~プロブレムです。無事に完食。おいしかった~。アジア料理ってチープで旨い!やっぱりやめられません。

その後、Bんちで彼女手作りのブラウニーをデザートにカフェタイム。色んな話をして、聞いてもらって、心満たされて帰路につく。今度会えるのは、日本かな?

お店を出る頃、降り始めた雪。Bんちを出た頃には完全にあたりは真っ白に。このまま降り続くんだろうか…。

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16/12/2010

ラクレットの夕べ

P1000112時が経つのはいつも早くて、もう1週間後にはここを発つ事になる。そろそろ帰国の事も考えないといけない…。また嫌いな荷造りの心配かあ。

今朝はたまった仕事を少しやっつけて、午後からノンビリと家を出た。特に予定はなかったんだけど、乗ったのは84番のバス。家からサン・ジェルマンの方に向かうバスだ。今日はPCを持って出たので、いつものカフェに陣取り、美味しいカフェを飲みながら、行きかう人々を観察しながら、時々仕事。

やがて早番で仕事を終えたマガリ登場。少しおしゃべりしてから散歩に出発。途中ルーブル美術館の下にあるショッピングセンターでお買いもの。私はミュージアムショップで春に買えなかった伯母からの頼まれ物をようやくゲット。その他、少し子供向けの本を。マガリも友人への誕生日プレゼントをマリア―ジュ・フレールで選ぶ。2人で片っ端からフレーバーを確かめる。私は紅茶をあまり飲まない方だけど、特にフレーバーティーが苦手。マガリは私の影響で最近めっきり日本茶好きになったので、お友達にもちゃんとした緑茶を買いたいとの事。ここの緑茶は全部甘い香りがついてるかと思ったけど、1つだけ日本式緑茶を発見。マガリも良いものが買えたと喜んでくれた。

P1000594木曜日はデパートが遅くまで開いてるノクチューンの日。マガリとオペラ界隈まで歩き、お茶して今日はバイバイ。私はローレンちゃんのおうちに行くまでのひと時、デパートに贈り物を探しに行く。

デパートは日本でも私の苦手な場所の1つ。特に12月の人の多さはここでは尋常ではない。でもやっぱり時間がない時は色々と見比べられて、なかなか便利ね。それにしてもギャルリー・ラファイエットのクリスマス装飾は群を抜いて美しい。いつ通っても立ち止まって見入ってしまうし、内部のツリーもとっても素敵。お隣のプランタンは建物自体は大好きだけど、今年のピンクの照明はイマイチかな…。

P1000106_2今夜は銀行で働くローレンちゃんのご招待でラクレットの夕べ。18区に住む彼女のおうちへと急ぐ。いつものメンバー、ヴァンソンとニコも集う今夜は、私も楽しみにしていたお食事会。

ラクレットはスイスやフランスのサヴォア地方とかの雪深い、山深い地方のスぺシャリテ。ラクレット・チーズを溶かして、ふかしたじゃがいもやハムなどと一緒に食べるもの。ラクレット専用の電気器具(↓この写真はWIKIPEDIAから拝借)があり、フランスではけっこうお手ごろ価格で買える。みんなに聞いたら、引っ越しの際のプレゼントによく選ばれるんだと言う。日本のホットプレートのような感じでどの世帯にもあるらしい。

Raclette_2日本で言うところの鍋のように、冬場、人が集まればよく選ばれるルセット。簡単で失敗がなく、みんな大好き!確かに!!!私もラクレットは今日で3~4回目だけど、くせになりそう。本当、フランスのじゃがいもは味に深みがあって美味。そこに本場のフロマージュとくれば最強タッグです。

来年フランスに来れない私にかわって、2011年はみんなが日本に遊びにくるとか???日本での再会、楽しみです。

今日はすごく寒いけど、雪ではなく雨が降った。冷たい雨…。今週末も冷えるらしい…。

あ~、今夜も食べすぎた。

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15/12/2010

憧れの人、馴染みの人

19559921_jpgr_160_214b_1_cfd7e1f_jp今回リベンジに来たつもりが、完全にノックアウトされて、若干しおれ気味だった私。でもやっぱり南仏は素晴らしかったし、やっぱり来て良かったと思う事もしばしば。今朝はそれに+αな素晴らしい出来事が!!!と、言っても分かってくれる人はほとんどないと思うけど、とうとう私の憧れのあの人に会えるという、そんなポスターを見かけたのはちょうど2日前。「OSS117」で一躍スターの仲間入りをしたジャン・デュジャルダンの新作「un Balcon sur la Mer」の公開に合わせて、監督のニコル・ガルシアと彼が舞台挨拶にやってくると言う。もう嘘のような本当の話で、私は早起きをしていそいそとモンパルナスの映画館に向かった。

舞台挨拶と言っても色々なスタイルがあるから、どんな感じでやるんだろう…。ただ日本と違って、こんな大スターであっても、平日の午前中だし、そんなに人が集まらないだろうと言う事だけは想像できた。

P1000587日本では新作の公開は金曜日だけど、こちらは水曜日。案の定、映画館の一番大きなホールは半分も人が入ってなかった。上映開始時間の11時、係の人が彼らの到着の遅れを報告。最初に挨拶するんだ…って事は停留時間は短そ~。

10分くらい過ぎた頃だろうか?後ろの扉からだ~っと彼らが入ってきた。顔をよく見ようと前の方に陣取っていた私のちょうど横をジャンが通っていく。ひえ~~~。ニコル・ガルシア、ジャン・デュジャルダン、そして製作の男性、計3人が映画に対する思いを語った。時間にすると5分くらい???最後にジャンが「bon voyage」と言って挨拶終了。

この映画は監督自身も幼少時代を過ごしたアルジェリアでの初恋をベースに、大人になった主人公に起こる不可解な出来事…。そしてそれによって身を崩していく様子が描かれている。コメディ俳優として名をなした彼の演技派としての実力はすでに「Contre-enquête」で立証済み。これはまたそれとは違うラブ・ストーリーとしての要素も含んでいるので、新しいジャンの魅力が見られます!

と、ここで力説してもなかなか彼の映画は日本には入って来ないみたいですが…。

夢のような時間は、あっという間に終わり、映画もまあまあ良かったし、さて午後は何しよう…と、まずは映画館の近くにすごく安いストックの店があるので、そこにスーツケースを見に行く事にした。今回も帰りの飛行機はビジネスにグレードアップしておいたので、バゲージの制限が変わった今、ビジネスクラスは23kgの荷物を3つも預けられる事になった。いつもフランスからコリシモ(7kg制限の小包=41ユーロ)を3~5ケ送ることを考えれば、安いスーツケースを買った方が郵便局に行く手間が省けると言うもの。

あった、あった、40ユーロの布製スーツケース。1ヶ分の値段で3つ分の重量入れられる。これで十分!とりあえずお金を払い、閉店までに取りに来ますと言って、今度はゴブランへ。馴染みの人達、リディ母さんとブランジェのAさん(日仏カップルのパン屋さん)に会いに行く。

P1000588Seva Natura(13 Boulevard Arago 13e)は、私のパリの家族みたいなお店。いつ行ってもちり一つ落ちてない清潔な店内と、こだわりの食材がお気に入り。もちろん私にとってはリディ母さんと長男パスカルの優しさが一番の魅力。通常イートインは出来ないけど、私はいつも奥で食べさせてもらっている。今日もちょうどリディ母さんの手作り惣菜が出てたので(いつもあるわけじゃないのでラッキ~)、お腹も減ってたし、2つほど選んでランチタイム!

ひき肉のファルシとズッキーニの煮もの。野菜不足の私には嬉しいメニュー、それに母さんのお惣菜はとっても美味しいのだ。私は立って食べても良いくらいなんだけど、今日もテーブルをセッティングしてくれて、お皿に盛ってくれて、おまけのトマトまで添えてくれた。ミネラルウォーターまで開けてくれて、代金はいらないと言う。本当は家に呼びたいけど、毎日お店に出ててそれも難しいから、家に来たと思って遠慮するな…と相変わらず優しい母さん。その後、ちょうど休憩したいと思ってたから…と、いつものカフェにも連れてってくれた。

その優しさに応える方法はないかな???と思い、最近食料品のお土産はなるべくここで買うようにしている。今日も色々と説明を聞きながら、いくつか保存のきくものを選んだ。この2人の商品に対する思いは深い。それをマンツーマンで聞きながらの商品選びも私の楽しい時間。2人ともおしゃべりなので、ここに来るといつもあっという間に時間がたってしまう…。お店で、カフェで、女同士のおしゃべりはいつもきりがない。

そこにステファンから電話。今夜、家でルームメート達とラクレットをするから食べに来いとの事。今夜は残念ながらマガリと楽しみなお店を予約してた。でも21時からだから、アペリティフだけちょっと顔を出すね…と一旦電話を切り、今度は近くにあるAさんのお店へ。いたいた!「Aさん!」と声をかけると、いつも通り「あ~、おかえりなさい」と満面の笑みで一言。彼女は毎年こうして私を迎えてくれる。相変わらず忙しそうにお客さんをさばきながら「でもなんか、今回早くない???」正解です。いつもは春だものね。

私はここのパンが大好き。どんな有名店にも負けないくらい美味しい。今日もお気に入りのトラディションと日持ちのするパベを購入。おまけにつけてくれたお菓子も大事に抱え、再びリディ母さんの所へ。なかなか忙しくてパンも買いに行けないのじゃないだろうか?と彼女の分もパンを購入。パンを渡すと、なんか目をうるうるさせて喜んでくれた。値段の問題ではなくキリスト教の国ではパンを分かち合うと言う事には大きな意味があると言う。喜んでもらえて良かった…。

スーツケースを引き取りにモンパルナスに寄り、そこからまたバスで自宅へ。そこからメトロを乗りついでステファンの家へ。しかし遠いっ!!!メトロもめちゃくちゃ込んでるし、だんだん機嫌が悪くなってきた。それに駅から出ると雨まで降っている。超機嫌が悪くなった私だったけど、のんきな彼の顔を見ると怒りも若干おさまった。今日はずっと会いたかった彼のルームメート、ディディエにも会えたし、ここに来た価値もあったというもの。インテリなクマさんみたいな彼は、まだ若いのにこの広いアパルトマンのオーナー。ステファンを含めて3名の間借人がいる。フリーの看護士ってもうかるそうだ。

Chezmichel1レストランをキャンセルして、マガリも呼んで、ここでラクレットを食べていけと何度も言われたけど、マガリとステファンはあんまり合わないし(前に会わせた事がある)、それに明日の夜、私はローレンちゃんのおうちでラクレットの夕べってのが決まっていた。楽しみにしてた店だし、明日もラクレットだから、残念だけど…とおうちを後にして急ぎ足で店に向かった。

今夜のお店は有名な chez michel(10 rue de belzunce 10e)。数日前に電話したのに早い時間はもういっぱい。私たちが到着した時も店内に隙間なく並べられたテーブルに空きはなかった。有名店なので観光客もちらほら。でもほとんどは地元のフランス人だと思う。みんなの活気ある雰囲気や笑顔に、評判通りの良い店と確認。ただ、日本人の私にはちと塩っ辛いかな…。まあ、それはこの店に限った事ではないけど…。

Chezmichel3前菜には大好物サーモンのマリネ。なんと保存用ビンにぎっしりと入って登場。サーモン自体はめちゃくちゃ美味しいのだけど、粗塩がごろごろっと入っててそれはよけて頂きました。山盛りの葉っぱがありがたい。メインは乳飲子牛のフリカセ。ここのはサラサラスープであっさり目。野菜がたくさん入っているのも気に入ったけどフヌイユ(苦手食材)が~~~…ちょっとききすぎ。そしてデザートは…クイニーアマンを食べる気満々だったのに、お店に来たらそんなことすっかり忘れてしまってて、メニュー2段目のパリ・ブレストに即決。なんせ、これも好きなもんで…。後ではたと気付いて、後悔先に立たずです。…が、また来る理由が出来た。次回はクイニーアマンを必ず食べるよ~!

Chezmichel2あ、ちなみに、こんな所にも日本人が…。サービスの女性が不慣れな様子なので話しかけてみると「はい、2日目なんです…」との事。なんか船を知らない人がいきなり大海原に放り出されてるみたいで少し気の毒だったけど、その分鍛えられるのも早いんだろうな。

今夜もお腹は満腹ぷ~。帰りのバスではやはり眠気に抗えず…。よかった、31番バスの終点が近所で…。

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