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02/09/2017

Nolwenn Leroy

20170902_2 ノルウェン・ルロワ(Nolwenn Leroy)には特別な思い入れがある。2002年の9月~11月、パリ第1大学の修士論文の提出のために再びパリに滞在していた時の事、せっかくパリにいるのに、私は部屋に閉じこもり、論文の最終手直しに追われていた。そんな中、唯一の息抜きがテレビ番組「スターアカデミー」だった。今で言うテレ・レアリテの走りで、フランス全土からオーディションを勝ち抜いてきた若者達が、シャトーと呼ばれる寮(本当にお城)に軟禁!されながら、歌やダンスの特訓を受け、その容赦ないレッスン風景や寮生活をくまなく放送するもの。この年は第2期で、その後も何年か続いたはずだけど、私がLIVEで見ていたのはこの2002年だけだった。
毎日、生活の様子を見せる短い番組があり、週末には夜のゴールデンタイムに歌を中心としたショーを生放送。その都度、プロの審査委員とテレビ視聴者の電話投票によって、1名ずつふるい落とされていく…そんな3ヶ月間のプログラムだった。
出演者は素人とは言え、若い男女。オーディションを勝ち抜いてきただけあって、歌もルックスも皆それなり。これからスターになっていく可能性のある人たちを応援したい気持ちは、ジャニーズの若手を応援する人が大勢いる日本の状況に似ているのだろうか?それぞれの候補者に、そして番組にも熱狂的なファンがいたように記憶している。番組に付随した雑誌やCDも発売され、テレビで見ない日はない。彼らはその番組の放送期間中は、すでに完全にスターだった。
私としては、毎日毎日彼らの生活を見せられる=生活を共にしているような感覚があり、部屋に閉じ込められて一人孤独に論文の手直しをしている=軟禁状態、そしてその時間の先には合否がある…彼らと自分の状況が似ていたからか、ファンとはまた違う気持ちで彼らに共感を覚え、彼らを見守っていたように思う。
そして最後に優勝したのがノルウェン・ルロワ。当時から黒髪、青い目、美しい顔立ちに圧倒的な歌唱力。寮生活でも優等生だったし、実力はずば抜けていた。最近、F2のニュース番組で、久しぶりにこの人を見た。2003年のデビュー以来、こうして時々フランスのニュース番組で彼女を見かける。国営放送のニュース番組で定期的に取り上げられるという事は、彼女が確固たる地位を歌の世界で築いているという事だろう。
日本では知られていないと思ったら、やっぱり今の時代、そんな事はあり得なかった。日本語で検索したら出てくるし、彼女のファンは多そうだ。私も機会があれば、いつか彼女の歌声を生で聞いてみたいな。本当に魅力的な声だと思う。

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