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04/12/2010

ノックアウト

P1000063_2昨日は低気圧の影響で、突風などによる被害が相次いだと聞いた。ちょうど私達の乗った飛行機がえらい目に遭っていた時間帯は関西もかなりの強風だったとか。飛行機がそう簡単におちるものではないって事はよくわかってるけど、本当に大事にいたらなくて良かった…って思う。

眠い目をこすりながら、カフェ飯の後、仲良しのマガリから電話。仕事を終えて、サンジェルマンまで会いに来てくれた。政府関係の仕事をしている彼女は、このところの政治情勢から、常にパリ市内だけど、ポストの移動が多い。さっきまでめちゃくちゃ眠たかったけど、親友との再会に意識はくっきり、はっきり。12時ごろ部屋に戻り、色々していたらもう4時。あわてて眠りについた。

P1000070で、今朝は研修旅行の定宿から数分のところに私はお引越し。今回はとても高くて住めない界隈に小さなステュディオを借りた。今回の旅を決めたのは、春のフランスでの部屋にまつわるトラブルからくるストレスが出発点だった。当初予定になかった旅なので、日程もいつもよりも短め。より効率良く滞在を楽しむため、一番好きな、映画館も豊富なこの界隈に部屋を借りてみた。

P1000071_2 Tちゃんが荷物運びを手伝ってくれて、引越し無事終了。その後みんなとのブランチのため 近所にある Da Rosa (62 Rue de Seine 6e) へと向かう。また雪が降ってきた。他のみんなを待っている間に、少し積もってパリはうっすらと雪化粧です。

ここへはN組(Nさん、Mさん、Kさんの3人組)のご所望でやってきた。期待してただけあって、みんなけっこう頼んでたな~。写真の生ハムはみんなでわけわけ。他に私は暖かい野菜スープを注文。十分に温まったところで、街歩きに出発。でもその前に!近くにある Debauve&Gallais (30 rue des Saints-Pères 7e)へ。ここは特にチョコ好きじゃない私もいつも寄ってしまうお店。N組やTちゃんは甘いものには目がないらしく、日本でまだそれほど有名でないこの一流ブランドに興味を持ってくれた。なんといっても200年以上の歴史を持つおそらくフランスで最初のショコラティエ。王室ご用達だったのはもちろん、私はこのサンペール通りのお店の建築(ナポレオンスタイル)がお気に入りです。

P1000075その後解散して、Tちゃんと私はレ・アール方面へ。私が前回の滞在でバッグを購入した kaem と言うお店。Tちゃんが私のバッグをすごく気に入ってくれて、同じものを買いたいとの事。嬉しいので私も同行。Tちゃん、最初思い描いていた色ではなかったみたいだけど、私とおそろいのモデルのすごく渋いかっこいい色のを購入。私が欲しいくらいだったけど、この色は最後の1品なんだって。良かったね!

その後、Tちゃんとも解散して、私はいったん家路についた。今夜はもう1人、1日遅れで到着するNHさんをホテル前でお迎えすることになってたので、それまでに少し日用品の買い物も済ませておきたかった。

P1000080部屋のすぐ近くには大きなスーパーがあってとても便利で、滞在中に使用する消耗品をたんと購入して家に戻る。そして部屋の設備を改めて確認すると、シャワーの水圧が限りなくゼロ…。これではさすがのフランス人も指先しか洗えんだろう!って感じの水の出だった。これは大変!と、私を担当してくれてたマダムに電話!と思って気づいたのは、私がフランスで使用している携帯、ORANGE(フランスの携帯のオペレーター)の電波がな~い!!!部屋の中で携帯が使えないって事だ。

これは、もしもシャワーを急遽直してもらえるような事があっても(フランスなので期待できませんが…)、ここでの生活はちょっと難しいって事だ。建物の外に出て、中庭をだいぶ歩いてもなかなか電波が安定しない。それにしても、パリのど真ん中で電波のないスポットがあるとは!家のトラブル以上に想定外の出来事だった。

P1000081ようやくマダムをつかまえて、事情を話すと、親切に対応してくれた。マダムの対応には十分満足している。奇跡的に、他のエリアだけど、私の日程に合う物件が1つ空いているので、そこへの移動をすぐに提案してもらった。もちろん短い日程で失う時間ももったいないし、そんなことでもうストレスを抱えたくないから、そうすることにしたけれど、なぜ???いつも私の滞在はスンナリ行かないのか?もうショックでショックで悲しみのどん底です。

今夜はもうお迎えとみんなとの夕食の約束があるので、引越しは明日することにした。ちょうどいいタイミングでステファンが電話してきてくれたので、明日の引越しを手伝ってもらうことにした。こういう時に男手は便利です。もちろん引越し時のタクシー代は払ってもらうけど、その前後、私1人で道路を移動できる荷物の量じゃないのです。

そうこうしているうちにNHさんから空港に着いたとの電話。研修旅行のお宿の方に肩を落として向かう。また追い討ちをかけるように、寒いんだな、これが…。

P1000086彼女を部屋に案内した後、お茶を飲みながら私の身に起きた不幸を早速聞いてもらった。そこにTちゃんも合流。3人で63番のバスに乗り込み、今夜のレストラン Mon Vieil Ami (69 Rue St Louis en l'ile 4e) に向かう。数年前に友人に招待してもらった時、美味しかった記憶があったし、最近ますます雑誌などでも評判が高いようなので、今回再訪。今は7時と9時半の入れ替え制になっているらしい。でも9時半を回ってもテーブルセッティングが終わらず、寒い道路で待たされていると(もちろん私達だけでなく全員)、なんだか無性にむかついてきた。

P1000087_2良い料理を出したらそれで良いのか?私達の担当のお兄ちゃんはそれなりにサンパだったけど、最近日本に行ったばかりのここのシェフは、私達に挨拶するわけでもなく、隣の常連客のテーブルで、私達のことと絡めながら、最近見てきたばかりの驚くべきニッポンを熱く語っていた。話の全容は明らかではないけど、常連客の無遠慮な視線に、それが決してよい話ではないのは容易に想像できた。

最近、フランスで感じるのは、よくも悪くも私達の国ニッポンが注目を浴び始めている、と言う事。1人では感じない視線やらコソコソ話も、数人の団体でいるとすぐに観察の対象になってしまう。それがしんどい…かな。

さあ、明日は物件見学からスタートです。

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