Bruxelles
今日は2006年以来、久しぶりのブリュッセルへ日帰り遠足。みんなとは北駅でRDV。私達が予約したタリス号が技術的な理由で20分ほど遅れて出発することは、数日前にメールで連絡が来ていたけど…どうやら牽引車が故障して、次に出発する列車に引っ張られていくらしい。牽引車ってそんなに余分がないのかい?数日もこんなことしてるなんて…。2つの列車が同時に出発するわけで、同じ車両番号も2つ(ただし列車番号は違うけど)。ホーム途中で乗り込もうとしたら係の人に、あなた達のは一番奥よ、と言われて凍りついたホームを走る走る。
ブリュッセル・ミディ駅に到着してから、みんなで頭を悩ませたのは地下鉄とトラムの地図。前もそうだったんだけど、普段地図にはめっぽう強い私もここではまったくの無力。路線図が超複雑なのだ。何回も来ているブリュッセルだけど、いつも日帰りの短い滞在で路線図が頭に入ったことは一度もない。みんなで力を合わせてなんとか最初の目的地、グラン・プラスからもそれほど遠くない老舗のビア・カフェ??? A La Mort Subite (7 rue Montagne-aux-Herves Potageres) へ。昔のままの店内装飾が素晴らしい!ベル・エポックです。
今回は私をのぞいてみんな呑み助さんが揃っているので、ブリュッセルでは有名なビールを飲みまくるぞ~と張り切ってここへ来たのだ。でも…予想を超える寒さでみんな1杯飲むのがやっと。おとなしく飲みやすい白ビールを注文して、あてにフリット(フライドポテト)を…と思ったら、パリのカフェならどこにでもあるフリットがな~~~い。フランスにはフリットばかり食べているベルギー人を馬鹿にするジョークまであると言うのに、な~ぜ~???
後日談:ベルギー人の友達に聞くと、フリットは屋台などで買って歩きながら食べるのが主流。お店にはないそうだ。イギリスのフィッシュ&チップスと同じのりなのね。
メニューにはオムレツとサラダしかない。野菜をみんな食べたいのだけど、この寒さで生野菜はあまり欲さない。で、みんなでオムレツを注文したら、こんな想像外のフォームで供された。フランスとは違うことが色々あるとは知っていたけど、今日はさらに発見の連続。パンは正直まずい。バターではなくついてるのはマーガリン。でもおなかが減っているとなんでも美味しく食べれるものです。
みんな外の寒さがわかっているので、もうずっとここにいたい気分だけど、頑張っておでかけ。でもその前にこのメゾンのスペシャリテ、グーズ(だっけかな?)にN組が挑戦。ビールも醸造段階で色々な名前に変わるらしくて、これはかなり酸っぱいのが特徴。正直、おいしくないそうですょ。まあ、これも経験ってことで…。
その後、みんな揃って Musée Horta (25 rue Americaine)へ。大好きな建築家ヴィクトール・オルタの自邸でアール・ヌーヴォー建築の傑作の1つ。前に来たのはいつだろう。もうずいぶん前になる。大規模な修復工事を経て、なんだか見学するのも大変になった。全部荷物を預けなければならないし、写真の撮影も出来ない。でもみんなにブリュッセルのよき時代を少し感じてもらえたかな???
その後、トラムに乗ってグラン・プラスを目指すも、故障…途中で全員降ろされて、私達が乗っていたこのトラムは、別のに引っ張って行かれた…。今日は乗り物の難?
街中にあるすべての水分が凍りついている。街もどよ~んとグレーで、空気が冷たいのが目でもわかる。とても散歩って感じではないのだけど、こんな種類の寒さはもはや大阪では味わうことが出来ない。それはそれなりに楽しい私です。なんか子供の頃に戻ったみたい。
明日、南仏に早朝発つ私たちなので、パリに戻るタリス号は早めに予約しておいた。それまで自由行動。私はタンタン・ブティック(13 rue de la Colline)に行って、パートナーへのお土産を買い求めた。新しくなったタンタン・ブティックは明るくて広くてきれい。タンタン・ファンの聖地です(私はミルウのファンだけど…)。
17時20分にグラン・プラスで再集合。それがすごいことに20分からグラン・プラスの建物のファサードでイリュミネーションのショーが始まった。音楽と映像の演出。しばし見とれる。それにしてもちょうど始まるなんてラッキーだ。やっぱりついてないことと、ラッキーなことって交互にやってくる。こうしてバランスが取れてるんだなぁ。
今回行きそびれた眺望も素晴らしい楽器博物館の素敵なサロン・ド・テ。ここでお茶するのは次回に持ち越し。2012年の旅で、また来れるかな?
パリに到着したのは20時。私は遠くに住むことになったので、今夜のレストランは欠席。みんなのお宿のすぐ前にあるところを予約しておいた。ここ、美味しいからぜひ行きたかったのに…。残念。私はおとなしくバスに乗って帰路に着く。おうちに帰る前に近所のモノプリへ。
やっぱり夜、暖房が切れてしまうと寒い。寒くて目が覚めたほど。外がこれだけ寒いのだから仕方ない…って事で、引越し以来、激安暖房器具を探していたのだ。今夜寄ったモノプリには2台小さなファンヒーターが残っていた。19ユーロ(約2000円くらい)、安!!!ピンポイント暖房の代物だけど、2000Wあるので、なんとかなるでしょう。とりあえず希望の品をゲットしてホクホクの私はおうちに戻って、旅の準備をします。初めての冬のプロヴァンス。どんな感じだろう。楽しみです。
Commentaires
mikaさん!
旅のお便りをどうもありがとう!嬉しかったよ〜
そして大好きなブリュッセルの風景をありがとう!
う〜〜ン!行きたい!極寒のグレーに凍り付いた街を歩いてみたい〜
いつも旅の素敵な気持ちをおもいださせてくれてありがとう。
Rédigé par: tomoko | 20/12/2010 08:03
tomokoさん
なんとか帰国の前の日に
パリ・バージョンも投函しましたよ。
私は、当分冬はいいや(笑)
でも本当にこういう感じ、
日本ではなかなか味わえなくなってるので
非日常的でよかったです。
Rédigé par: mika | 25/12/2010 02:15