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09/12/2010

南仏プロヴァンスの12月 その2

P1000275朝、7時に起床。身支度をしていると7時半頃から少しずつ太陽が昇って来た。部屋にジワ~っと光が差し込んでくる。(写真は7H40頃撮影、青の部屋から)

プチデジュネは9時にサロンで集合。みんなでお喋りしながら、いつもの盛り盛りのパンをのんびりと食べていたら、あっという間にお迎えが到着する時間だった。

リュベロンに来るのが初めてのみんなには、やっぱり一番典型的な村々を紹介したい。お店はぜんぜん開いてなくても、今日はパリのお天気が嘘みたいに雲ひとつない快晴。みんなもこの季節、青い空を拝めないと諦めていたようなので、お天気が良いだけでみんなの気持ちまで晴れ渡っていた。ただ1つ問題はミストラル。雲をみんな遠くに追いやってくれたのは、この土地特有のミストラル。まただ…(笑)

P1000287_2ゴルドの近くにあるセナンク修道院を見てから、1時間ほど車を飛ばしてルールマランに到着。村の入り口にあるブランジェ+パティシエでみんな1つずつショコラを購入。春にここに来たときはテラス席でカフェとクロワッサンを頂いてその安さに感動したんだった(+鼻もつまっていた)。今日は誰も座る人がいない。

ちょうどお昼時で、わずかに開いているお店もその扉を閉めようとしていたその時、NHさんが素敵なバッグを発見。店主に中に入って見てもいいですか?と聞くと無愛想だけど良いと言う。入ると”くた”っとした感じの皮の手ごろなポシェットがあり、私も迷わず購入。Tちゃんもマフラーとボネを購入。もちろんNHさんの目を引いたバッグも引き取られて行った。閑散期の売り上げに少しは協力できたでしょうか?マダム。

P1000317_2さすがにルールマランはゴルド級に有名なので、すれ違う観光客が数人…。あとボニウ、ラコストと周り、村のいぬ・ねこに挨拶。そしてメネルブでワインの試飲。エマニュエル夫人のシリーズ等を手がけた有名な映画プロデューサー、イヴ・ルッセ=ルアール氏が持つ Domaine de la Citadelleを訪問。すると、なんとご本人がホールにいて、色々と説明をしてくださった(95年からはメネルブ村の村長さんでもある)。大阪のワイン・ミュージアムとも交流があったようで、ポスターが貼ってある。私達はここ(大阪)から来ました!と告げると、さらにご機嫌に館内の説明をしてくれて、受付の女性に「貯蔵庫と栓抜き博物館も見せてあげて」と言い残し、去って行った。今でも2年に1度は日本に行くそうでかなりの親日家。こんな大物に会えるとは、映画ファンの私としてはワインが飲めなくてもラッキ~でした。

P1000319_2南仏で人気のロゼは完売。でもこのドメインの自慢は赤。でもみんなが気に入ったのは白。N組のNさんが「今夜の夕食時に飲みましょう!」と1本購入。さあ、家路を急ぐよ!

ゴルドの村で車を降りる。N組のMさんとKさんは夕べの☆☆☆☆☆でシスレーのスパ。今回の旅行最後の夕食前に女度アップを目指す。残りの私達はホテルのサロンでほえ~っとくつろぐ。たっぷり2杯分は入っている濃厚なショコラー・ショーを頂きながら、旅の終わりを思った。1週間て本当に早い。私よりも密なプログラムをこなしていたみんなにとっては充実した1週間だったかもしれないけど、せっかくこんな遠くまで来てるんだから、せめて2週間は楽しんで欲しい…と、いつも思う。GWをずらしても何の意味もないんですよ、政治家のみなさん!誰に遠慮することもなく、後ろ指刺されることもなく、同僚達と協力し合いながら、確実に有給休暇を取得できるような社会でないと。そして会社にそれを強いる法の整備が必要。私ももっとみんなと一緒に旅をしたい…。そしてパートナーとも…。

P1000321_2相変わらず痛々しい感じのウェンディだけど、それでも笑顔で夕食のおもてなしが始まった。でも、スパ組の2人が戻らない。どうやら、シーズン・オフのせいかスタッフ不足で、思うように事が進んでいないらしい。19時にアペロ開始でお願いしていたので19時半ごろにはお料理が運ばれてくるし、ウェンディの体調を考えると、これ以上待たせられない…。早く食べ終わって、早く仕事から解放してあげよう…と、苦渋の選択。その場にいた4人だけで食事をスタートさせた。みんな揃っての最後の晩餐になるはずだったので、ちょっと残念。

P1000335_2お料理はアミューズにグリシーニと生ハム。前菜はズッキーニのスープ、メインはみんなの好き嫌いの少ないポークにきのこのブラウンソース+手作りピューレ。そしてデザートはタルト・タタン。メインが運ばれてくる頃、ようやくスパ組も帰宅。前菜を逃してしまったのは、本当に残念だったけど、スパの経験はそれ以上に贅沢で快適なものだったみたい。2人とも大満足。だんな様のミゲルが作るお料理は、いつも素朴で誰もに好まれる優しいお味。ズッキーニのスープ、私はおかわりまでしてしまった!

明日の朝、みんなは5h45にここを出発する。マルセイユ空港でパリ行きの飛行機に乗るためだ。マルセイユまではここから小一時間はかかる。いつもは出発の朝にお支払いをするのだけど、今回はそれが無理なので、夕食後に済ませることに。そして、みんなの中で一番フランス語が上手なMさんがウェンディに「mikaのお夕食分は私達が払います」と bonne surprise ! またみんなに気を使わせてしまいましたね。この場を借りて、どうもありがとう。楽しいみんなと旅が出来て私もとても嬉しかったです。

P1000353_3あの美味しい朝ごはんが食べられないのが気の毒で、ウェンディに何とかならないかな???と前もってお願いしておいたら、簡単な朝ごはんを夜のうちにセッティングしておいてくれた。しんどい体で、どうもありがとう…。

みんなは、荷造りに余念がない。私はNHさんとTちゃんのオンクル・ジュールで夜更かし。荷造りが完了したところでN組を訪問すると、ちょうど眠りに落ちたところみたいだった…。みんな、おやすみなさい。私も少しだけ眠ります。

あ、そうそう。私が昔、ボニューの村で見た満点星空には少し劣るけど、この日の星空もまんざらではなかった。きっとミストラルが空中のありとあらゆるものを吹き飛ばしてくれたお陰なんだろう。ただ、寒くて寒くて、5分もじっとはしてられなかったけどね…。

今日のゴルド 快晴
P1000299_3_2 

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Commentaires

mikaさん

ゴルドでダウンのNHです。
その節は大変お世話になり、すみません&ありがとうございました、です(^^ゞ
ホントにあのホテルのお兄さん、素敵でした!
嫌な顔ひとつせず、とても親切にして頂いて。
翌日、元気な顔を見せた時も何事もなかったかのような紳士な対応、私の中のゴルド株が急上昇です!
南仏は本当にどこも素敵でした。
楽しい旅をありがとうございました。

私たちの旅は終わってしまいましたが、続きを楽しみにしています。

N・アッシュ

Rédigé par: NH | 23/12/2010 11:42

N・アッシュさん
南仏は今回4日だけだったんですが
本当に良い時間でした。
パリは正直散々で、
南仏に飛んで帰りたい気持ちに
いつも苛まれていましたよ~。
今回無理をして12月の旅を決行しましたけど
南仏に行くためだったんだと思います。
行けてよかった。
またすがすがしい南仏もNHさんと歩けますように…。

Rédigé par: mika | 25/12/2010 02:21

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