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22/12/2010

帰国1日前

いよいよ今回の滞在、最終‎日。昨夜は遅くまで荷造りをしたけれど、いまいち荷物のおさまりが悪い。また今夜も頭を抱えそうだ。

今日はまずキャロ姉さんとランチ。財務省で働く彼女は、今日も会議などで大忙し。私が彼女のランチタイムにベルシーのオフィスまで行く事にした。オフィス近くのカフェ で plat du jour を頂く。気前が良くて、稼ぎも良い姉さんはいつも何かと言い訳をしながら、ご馳走してくれる。今日は「また、しばらく会えなくなるからね…」との事。私が2012年に向けて掲げた目標を目を輝かせながら聞いてくれた。「素晴らしい事だから、とにかく2011年はそれに向けて勉強に集中するのよ!」と相変わらず姉さんらしい応援の言葉。私の修士論文を一番近くで応援してくれて、一番その完成を喜んでくれたのはキャロ姉さんだと今でも思う。言いつけは守れるかどうかわからないけど(笑)、こうして色々な人に話をして、自分をどんどん追い込んでいかないと、なかなか前に進めない私です。

キャロ姉さんとのRDVの後は、リディ母さんのところへ帰国の挨拶に。「エクレア、美味しかったわ!」と今日はいくぶん元気そう。今日はもうおなかがいっぱいだし、明日ここを発つので、残念ながら母さんの美味しいお惣菜を買う事が出来ない…。リディ母さんはまた私をカフェに連れ出して、日々のストレスを発散=女同士のおしゃべり。離婚をして3人の男の子を1人で育ててきたリディ母さんに、もし娘がいたら、こうして日々の愚痴を聞いてあげたんじゃないだろうか…。

そしてゴブランを離れる前に、近所のブランジェAさんちにも顔を出す。最初は店頭でいつものように立ち話をしてたんだけど、今日はちょこっとお店の裏(=おうちの一部)にお邪魔をして少し話しこむ。今ちょうどAさんのお母さんが日本から来られていて、私が南仏大好きって話からどんどん話が盛り上がって、もしかすると次の私のフランス滞在時、2012年の旅の際に、Aさんのお母さんとお友達の南仏の旅に同行させて頂く事になるかも…。もちろん今はどうなるか全く白紙だけど、未来の旅の話はいつも私に夢を見させてくれる。ぜひぜひ、一緒に行きましょう!と笑顔でお別れ。

やっぱりゴブランは良いな。リディ母さんとAさんの存在は、毎日の普通の生活にちょっとした喜びを与えてくれる。今日、Aさんにも言われた。「(家の事で問題が続くのは、ゴブランを捨てて)浮気するからよ~!」と。私もそう思ってたところだから、次回ゴブランに戻ろうか…と言う思いがまた高まってきた。悩ましい問題だな~。

店を出ると、外はすっかり暗くなってしまっていた。お店の近くから出ている86番のバスに乗って、途中84番に乗り換えて家の方に向かう。それが大大大渋滞。今夜からまた雪が降るとの予報で、そのせいでパリ市内の多くのサラリーマンは行政の判断で16時までに退社。家路を急ぐ大勢の人のせいでパリの中心地はマヒ状態だった。そのせいで今夜のローレンちゃんとのRDVはキャンセルせざるを得なかったし(彼女もパリの果てで渋滞に巻き込まれていた)、それよりも私自身がどうすればよいのか、動かないバスの中でずっと考えていた。

今の時点ですでに25%のフライトはキャンセルが決まっていた。おそらく長距離路線は優先的に飛ばすだろうから、明日の私の便もおそらく大丈夫。じゃあ、もし私が明朝、雪のせいで空港に到着できないで便を逃した場合は補償がない。今から必死で荷造りをして、今夜中に空港に行って、空港のホテルで眠った方が良いのだろうか…。こちらは緊急性の高い、悩ましい問題だ。そこに明日の送迎をお願いしていたKさんから電話が入った。明日の朝6時に、東京に発つ人たちをCDGに送って行くけれど、それに同乗したらどうか?と、言ってくれた。雪がどれだけ積もるのかは、明日の朝起きてみなければ分からない。もし雪が積もったら、そんな中、車で移動するのは怖い気もしたけれど、もうあまり迷っている時間もない。私は東京組の人たちと朝の6時にパリを出ますとKさんに返事をした。(ちなみに私の便は昼の13時40発です)

とりあえず予定が決まったので、再び荷造りに取りかかった。今夜中にパリを出るなんてことはとても無理なくらいに荷物がまとまらない。2つのスーツケースの重さをはかると、どちらもけっこうギリギリの20kg。ビジネスではもう1つ20kgの荷物預け入れが可能だけど、空港内を1人でウロウロしなくてはならない私には、大スーツケース2ヶ、機内持ち込み用小スーツケース1ヶ、手荷物2ヶ、これだけを扱うのが精いっぱいだ。
あ~、やっぱり帰国前前夜は今回も眠れそうにない…。

そうこうしていると、22時まで仕事だったマガリが少しだけ顔を見に来てくれると言う。まだ2人とも何も食べてかなったので近所のカフェで軽く食事。先日、マガリのために買い求めた Skalli のピアス(少し早いクリスマスプレゼント)を渡すと、すごく喜んでくれたのでホッ。趣味のものって難しいから。

最終のバスに飛び乗って帰るまで、本当にわずかな時間だったけど、会いに来てくれてどうもありがとう、マガリ。今度は春に日本で!

飛行機が飛ぶのか、飛ばないのか、空港に着けるのか、着けないのか、何とも慌ただしい気分の出発前夜。この12月はこの天候不良のせいで、空も陸も交通網が大いに乱れ、大勢の人が大変な目にあった。空港に寝泊りをし待機を強いられる人々や、列車に閉じ込められたままになった人々もあった。そんなのに比べれば、私はまだラッキーな方だと思う。明日、日本に帰れる。それがこんなに嬉しいなんて!自然現象の前で人間の文明はまだまだ無力です。

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