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31/08/2010

後悔しないために…

今日、ローラン・フィニョンが亡くなった。ツール・ド・フランスを2度も制した往年の名選手で50歳という若さだった。昨年、がんを患っていることをマスコミに公表はしていたけれど、今年7月に行われたツールでも解説をつとめ、声はしゃがれていたけれど、元気そうな姿を見せていたし、彼の闘病ぶりを応援するファンが沿道にあふれていたのに…。とてもショックで言葉が見つからない。

ピレネーのエタップでは、彼が病と闘う姿勢を称える賞(各エタップを盛り上げた選手に贈られる prix de la combativité にひっかけて同じ名前の賞) が贈られ、彼が若いころアシストをつとめた大御所ベルナール・イノーから、記念の盾を受け取る一幕も印象に残っている。

それなのに、あれから1ヶ月あまりで、彼は帰らぬ人になってしまった。

実は神戸時代にお世話になった鈴木成文先生が今年3月初旬にお亡くなりになった…と人伝に聞いた時のショックも未だ癒えていない。

神戸での職を離れて15年。もしかしたら鈴木先生は私の事なんかもうお忘れになっていたかもしれないのだけど、私の中ではいつかちゃんとした形で私の方から会いに行きたいと言う気持ちがあったのだ。神戸からパリへ、そしてパリ大学で修士号を取得して、帰国後、今の仕事を始めて今年で8年目。今なら、先生に胸をはって「お久しぶりです」と、会いに行けるような気がしていたのだ。

そんな折、今年の2月に2週間ほど東京に滞在する用事があったので、ぜひ鈴木先生にお会いしたいと思い、ホテルも先生のご自宅の近くにとっていた。でも東京での用事は過酷を極め、毎日が疲労困憊。その上、一緒に会いに行ってもらおうと思っていた東京の友人も忙しくしていたので、結局会えず仕舞いで大阪に戻ってきてしまったのだ。

また今度…

そんな風に思いながら、少し後ろ髪をひかれる思いで東京を後にした。その1ヶ月後に届いた訃報。なぜ、私は2月に先生に会っておかなかったんだろう…激しい後悔に襲われた。

そして今日、大好きな友人が東京に引っ越した。もっともっと彼女とここでの時間を一緒に過ごしたかったけど、もうそれもかなわない。

やっぱり何でも先延ばしにしてはいけないのだ、と改めて考えた。毎日毎日、後悔しないように、自分の気持ちに忠実に生きていかなければ、また次はないかもしれないのだ。

今夜、教室の後で、友人3人と話をして有意義な時間を過ごした。仕事も性格も違う私たちだけど、1つ共通点があるとしたら、自分らしく生きようと一生懸命模索しているところだろうか。

歳を重ねる毎に思いを強めていることは、無駄な時間は過ごしたくない、と言うこと。仕事も増え、責任も増してくる私たちの毎日は本当に1分1秒が貴重。だからこそ、本当に大切な人やものと真摯に向き合い、毎日をシンプルに過ごしたいだけ。

難しいことだけれど、これからの課題にしよう。後悔しないためにも…。

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