« リベンジ2 ツールの聖地へ | Accueil | 田舎の家へ »

19/06/2010

白馬の王子様

アヴィニヨンからの帰りのTGVは15分遅れて到着。おかげでゆっくりとホームでサンドイッチを食べ、ついでにデザートまで食べて、帰りの1等車でも爆睡。で、あっという間にパリ。暴風なし、風邪なし、太陽に恵まれた最高の南仏の2日間だった。

そんな余韻に浸りながら、リヨン駅から地下鉄の駅への改札口でちょっとトラブル。自動改札口を通る時、カルネの最後の1枚を通して通過しようとしたら、荷物がちょっと引っかかってすんなりとは通れず、もたついている間に"バシーン"と改札の扉に挟まれて痛い目に合った。結果、コロコロのついたミニスーツケースを持った手だけ外、扉に挟まれた痛みで怯んだ体は改札手前…と言うことで身動きがとれない。まるで罠に引っ掛かったウサギちゃんのように(良く言い過ぎ?)困ってヒクヒクしながら途方に暮れるばかり…。

フランスの駅をご存じの方はわかるだろうけど、日本と違い、駅の改札は基本無人。何かトラブルがあってもそれが見えるとこには誰もいない。心の中で「オ・スク~ル」と叫びながら周りを見渡しても、いるのは中国人観光客ばかり。ガヤガヤとうるさいばかりで、誰も私の状況に気付きもしない。

改札の扉は私の力ではまったく動かないし、どうしよう…と、しばらく考えていたら、隣を通過したフランス人のお兄さんが、ようやく私に気づいてくれた。最初は無言で一緒に開けてくれようとしたけど、やっぱり微動だにしない。「切符を持ってる?」と聞かれたので「最後の1枚で、通過中に挟まれちゃったんです…」と情けない私。「じゃあ、これを通して」とポケットから新しいチケットをくれた。あせってた私はびっくりして「merci …」と言うのがせいいっぱい。

ようやく罠から解き放たれた私に向かって、彼は素敵な笑顔で「bonne soirée!」 と言って去って行った。まるで昔のドラマのような話だけど「せめてお名前でも~~~」って気持ちになったわ。本当、ありがたかった。

日本のように駅員がすぐそこにいないフランスでは、改札1つでもタイミングを逃すとえらいことになる。どんくさい私はこれを教訓に、今後大きな荷物を持って通る改札はスピードアップを図ります!もしくは荷物用改札口をちゃんと利用します…(反省)。

両腕は打ち身のため、あおたん出来てます。

|

« リベンジ2 ツールの聖地へ | Accueil | 田舎の家へ »

Commentaires

私もフランス行った時、全く同じ経験したで!
大き目の鞄ごと挟まれて、身動きとれず・・・
で、近くに女性の駅員さんがいて、気づいているのに、
肩をすくめるジェスチャーで無視された~!!

このポーズ、
日本語だったら「私の知ったこっちゃないわ」、
英語やったら「I don't know」っていう感じなんだけど、フランス語なら「Je ne sais pas」?

Rédigé par: hageo | 27/07/2010 10:31

hageo
そうやったんや~。
あれ、相当痛いよね!
骨の弱いお年寄りなら骨折しそう!

ちょっとフランスのブログ群を検索してみたら
同じような目にあって怒ってる人がいた。
少しは改良すればいいのに…。

Rédigé par: mika | 28/07/2010 02:56

Poster un commentaire



(Ne sera pas visible avec le commentaire.)


Les commentaires sont modérés. Ils n'apparaitront pas sur ce weblog tant que l'auteur ne les aura pas approuvés.



« リベンジ2 ツールの聖地へ | Accueil | 田舎の家へ »