謎はとけたが…
お昼頃、3つ目のコリシモを出しに郵便局に行く。そのままお出かけしたいところだったんだけど、4つ目のコリシモの箱を購入したので、それを部屋に置くために、ふき出す汗を拭きつつ屋根裏部屋に戻ってきた。螺旋階段をほぼ上りつめたところでフリ~~~ズ!私の部屋の前には小さな小さな廊下があるんだけど、そこには窓とさらに行き止まりの階段がある。そこに見知らぬ男性がいるではないか!!!
数秒間、物音をたてず彼を見ながら身動きできないでいると、視線を感じたのか彼が私に一瞥。「ボンジュール」と言ってまた視線を窓の外に向けた。私も戸惑いながら「ボンジュール…」。こういう場合はどうしたら良いのか…。大きな段ボールを抱えたまま、どこにも行けない。でも至近距離に見知らぬ人を置いたまま、デジコードしかない部屋の扉を開けるのはなんだかとっても嫌な感じがした。(imaginez un peu : ATMで背後に密着した人がいるのに暗証番号を押さなくてはならないような感じ?)
彼は死んでる階段に腰をかけ、耳にはイヤフォン…。どうやら彼はお気に入りの音楽を聞きながら、空を眺めているようだ。ちょうど時はお昼時。きっと今まで数回私を恐怖に陥れた(ちょっと大げさ)お昼時の物音は、彼が発していたんだろう。きっとここで休憩をしながら、お昼ごはんを食べていたに違いない。今までの怖い気持ちは一気に薄れていったけれど、それにしたってほとんど我が家と言えるエリアで見知らぬ人が休憩してるのはどうも腑に落ちない。(imaginez un peu : ちょうど一軒家で言うと門扉の中みたいな空間です)
どっちにしても、もう選択の余地はなかった。持っていた段ボール箱で暗証番号を隠して、ささっと入室。彼が立ち去るのを待った。それにしてもビックリした。この部屋については最初に色々書いた後も、本当に色々あったんだけど、おそらくこれが最後のビックリって事にして欲しい。
今日は、昨夜パリに到着したお友達のMiさん(+同行の友人Tさん)に会う予定になっていた。いったん16時頃にサン・ジェルマンでって事にはなってたので、それまでゴブランのリディ母さんの店に顔を出した。お腹が減っていたので、チーズスフレとテリーヌの入ったプレート、それにフルーツサラダを買ってまたお店の奥で食べさせてもらった(ちなみに私が勝手にイートインしてるだけですが…)。もちろん全部リディ母さんの手作り。お皿を持って来てくれたり、お水を入れてくれたり、フルーツサラダは御馳走してくれたり、相変わらず色々と世話を焼いてくれるリディ母さんです。
それを食べたら、カフェを飲みに行きましょう!と、いつものカフェで、いつも通り、リディ母さん、しゃべるしゃべる。今日は特に3人息子の愚痴をたくさん聞く事になった(笑)それにしても、いくつになっても親は子供の心配をしなくちゃいけないのだね。本当、大変だぁ。
母さんの話は長引き、幸いと言うかMiさんは迷子になったとかで、到着がかなり遅れるとの事。その後はLちゃんと待ち合わせしていたので、Lちゃんにサン・ジェルマンに来てもらい、Miさん達の到着をおしゃべりしながら待つ事にした。
って事で、今回はリディ母さんとは最後のおしゃべり。また12月に来るねって、約束して別れた。そうなのだ、年内に再度やって来ようと思ってる。今回のパリでの不本意な出来事の数々のせいで、少しずつ気持ちが固まってきた。来年は日本で取り組みたい事があるので、久しぶりに冬のパリにやってくるつもり。うん、ce n'est pas une mauvaise ideé !
良く足を運ぶサン・ジェルマンのカフェ café du métro (67, rue de Rennes 6e) で、Lちゃんとおしゃべり。Miさん達は20時頃にようやく到着。おなかが減ったので、ここでみんなで夕食を済ませる。おとといのMag.に触発されて、今夜はバヴェットステーキを選んだ。ここは気軽に食べれるカフェだけど、お料理もまあまあ美味しいので気に入っている。高カロリーの牛肉を大量に食べたんで、今夜も歩いて帰るよ~!いいお天気だったし、夕焼けがまた美しい…。
でも今日はおしゃべりの時間が長すぎて、歩数伸びず8728歩でした。
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