マレ地区探訪
明日はいよいよJさん帰国。私の家の近所で用事があるという事で、お友達のMさんと一緒に問題だらけの我が家を見に来てくれると言う。ところで前に書いたゴミ捨て場の件、その後、鍵は手に入れたのだけど、どうしても私には開けられない。サービスヤードにあるすべての鍵穴に鍵をつっこんでみたけれど、鍵が合うのは1つだけ。だから扉に間違いはなさそう。でもどうにもこうにも鍵が回らない。ところがJさんのお友達、通称鍵師(?)のMさんが苦労はしたものの、とうとう開けてくれたのだ、この開かずの扉を!!!それはそれはもう感動としか言いようがない。ゴミの臭いも気にならないほど、この扉の開いたことが嬉しかった。これで私もゴミが捨てられる!!!ここに到着して10日、ようやくまともな生活になってきた。
JさんとMさんを見送り、お昼過ぎ早めに家を出ようと思ったら、家の前(扉の前)でごそごそ物音。30分くらい続いたか?怖くて家を出そびれてしまう。誰が何をしているのか、確かめたくてものぞき穴さえないのだ、この家には。木の扉の向こうの敵(?)の姿は見えない。ここは最上階、他に部屋もなく、普通は誰もやってこない。扉の前でいったい何を…?怖すぎ~~~。Mag.に怖いから家まで迎えに来て…とSMS。OK!と返事をもらった頃、ようやく音がしなくなったので、この隙に家出決行!
結局Mag.とはマレの茶屋 le Loir dans la Théière (3, rue des Rosiers 4e)に直接集合。マレなら私達はいつもここ。早番で仕事を終えた彼女とショッピング+散歩。気になっていた brontibay の caracas (財布)を購入。いろんな色が揃っていて悩んだけど、今回は目が覚めるようなブルーを選んでみた。他にも今旬のおしゃれな総合雑貨店 MERCI や手芸好きには垂涎ものの ENTREE DES FOURNISSEURS、Mag.のお母さんのお誕生日プレゼントを探したり、色々とマレ、北マレ地区を中心に見てまわった。
ブルターニュ通り(rue de Bretagne)に辿り着き、ふと見上げるとギマール晩年のぜんぜんいけてない作品が目に入った。昔見に来たときより、磨きがかかったせいか、明るく清潔感あふれる雰囲気になっている。最近この辺りもすっかりBOBOに…。
ちょっと歩きつかれた所でMag.のお気に入り le marché des Enfants Rouges へ。パリ最古とも言われる1628年につくられたこじんまりとしたこのマルシェは、屋台村のような雰囲気もあり、表通りからはあまり目立たない隠れ家的存在。中にはchez Taeko と言う日本料理の屋台も入ってる。
Mag.とお茶を飲みながら、のんびり。今日はお天気にも恵まれて汗ばむくらい。日陰のさわやかさと、この人の少なさがとても気持ちよい。
夜はパリ郊外に住むN&Tのお宅で夕食会。パリ14区に住むF&Gが車で迎えに来てくれて、一緒に向かった。どちらも私の親と言っても良いくらいの年齢のご夫婦で、お友達とは言い難い存在だけど、毎年必ず会う大好きな人達です。
今日は他に、夏に息子さんが韓国で、韓国人と結婚するので、その後日本に遊びに行くかもしれないと言うご夫婦と、N&Tの長女(T同様、建築家)も一緒に食べる事になった。いつもながらに美しく彩られたテーブル。料理上手のNのお料理をおなかいっぱい食べて、大人の会話が続き、子供の私はすっごいお眠に…もう今にも電源が切れてしまいそう。目ざとい元警視のNに見つかってしまい、そろそろお開き。もうとっくに24時を過ぎていた。
ダイナミックで優しいN、いつでも泊まりにいらっしゃい…と言ってくれるので、いつか必ず…と思ってるんだけど、実現できるのはいつかしら。とりあえず今回はもう会いに来れないと思うので、感謝の気持ちを込めてビズ~。
今日はぜんぜん歩けてない。5057歩。けっこう歩いたつもりだったんだけどな。
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