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28/06/2010

statut de notre amitié

お昼、郵便局で2つコリシモを最終発送。今年コリシモは全部で5つ送ったわけだけど、重さの感覚と言うのは本当に不思議。最初のは制限重量の7キロを少し超えたくらい。ばっちりだった。「7キロ超えたらボックスの耐久性を保証できませんよ!」なんて文句も言われたけど、今までだいたいいつも傷なくちゃんと届いてる。7キロまでは何キロでも同一料金のボックスだから7キロちょうどに入れられたらそれがベスト。でも体重計もはかりもない旅先の家では自分の勘だけが頼り。ちょうどにするのは至難の業だ。結局、郵便局ではかられた時、2つ目は8キロくらいで3つ目は6キロくらい。ちょっと誤差が出てきたけど、まだまだ許容範囲。なのに今日送った4つ目、5つ目なんかは両方4キロくらいしか入ってなかった。ショック。こんな調子ならきっとスーツケースもまだまだ余裕なんじゃないだろうか…。そこに少し押し込んで、コリシモ4つ目をぎゅうぎゅうにして、5つ目は送らなくてもすんだかも…なんて、ちょっとせこい考えがよぎったり。だって超過料金よりはめちゃくちゃ安いけど、それでも1箱41ユーロもするのだ。でもまあ、空港であたふたするのはもう嫌なので、これでひと安心!としとくかな。

P6280143その後 Saちゃんと今回最後のお食事を…と言う事で、リュクサンブール公園となりにある thé cool(13, rue Medicis, 6e)へ向かった。ここはいまどきの健康志向なサロン・ド・テ。脂肪分0、砂糖不使用のローカロリーなお菓子や8カロリーのキッシュと言う雑誌の記事に惹かれて来てしまった。私は遅いランチだったので、お菓子じゃなく、このカロリーオフ・キッシュを食べてみる。それにしてもこの8という数字は疑わしい。きっと私がノートを取る時に書き間違えたんじゃないだろうか。いや、でも800ならまあ普通だから記事にもならないだろうし、もし80だとしてもそれは信じがたいほど、限りなく普通に近いキッシュだった。だから8でも80でもどっちでもいい。800じゃなければ。

とにかく今日もうだるように暑いのだ。せっかくカロリーの低いキッシュを選んで食べたばかりだってのに、店を出てすぐの所にあるダロワイヨでグラスを買い求めてしまった。最終日と言う事で、いつも自分に甘いけど、今日はさらに甘やかしてやろうっと。ふふ。

その後、Saちゃんとドラクロア美術館へ。ずっと行きたいと思いつつ来た事がなかった場所。ドラクロアの絵に強い思い入れはないんだけど、当時のロマン派の人たちがここに集ったと思うと、それだけで胸が躍る。たしか雑誌の中に描かれた髪を切り落としたジョルジュ・サンドの肖像画はここで描かれたはず。

P6280145敷地内には小さなお庭があって、美術館を訪れた人や、普段からここによく来る人が思い思いの時間を過ごしていた。フランスでは各美術館で友の会みたいな制度があるから、お気に入りの美術館を見つけたら安く会員になって、毎日通う事も可能。フランス、特にパリには毎日でも通いたくなる空間がたくさんあるから、やっぱりパリは嫌いになれない。

Saちゃんともいよいよここでお別れ。7週間、本当にたくさん楽しい時間を一緒に過ごしました。Saちゃんの旅はあと1カ月ちょっと、来週から場所を変えて続きます。どうぞ安全で楽しい旅を!bon voyage ! 私は一足お先に帰りますね。

その後、サン・ジェルマンのいつものカフェでネットをしながらMag.を待つ。でもあまりの暑さのせいでだんだん気持ちが悪くなってきて、フレンチ・ディナーの予定を変更。今夜はミラマであっさりスープを食べて終わり!食後はカフェでくつろぎその後、Magはうちに寄って色んな荷物を引き取って行ってくれた。今度まで預かってほしい靴や、彼女へのプレゼントのバッグやら…。彼女とは数年前から出発の朝、一緒に朝食をとる事になってるので、また明日~と元気に別れた。朝食だけじゃなくって、荷降ろしも手伝ってくれる頼りになる友!

後はSにお別れを言うだけ。今年は彼がパリ市内に住んで、きちんと仕事をしていたので、定期的にけっこう会えた方だと思う。でも会うたびに、彼の心がざわついてきてるのを感じていた。彼とは人間の種類が似てるので、なんとなく落ち着かない気持ちが分かる気がするのだ。またどこか新しい環境に身を置いて、何かしたいんじゃないだろうか…。彼がずっとここに落ち着いていられるとは思わない。でも彼自身それがどこか、それが何かわからない様子…。

カフェで話し込んだ後、家の方まで送ってもらってお別れ。少なくとも今度また私が12月に来たら、彼はまだパリにいるそうだ。

SとMag.私のフランス人の親友2人。そしてフランスの大切な友人たち。彼らの事を考える度に思いだされる台詞がある。大好きなフランス映画 "CRAVATE CLUB" の一場面。親友である2人の男性の間に、ある日信頼関係を揺るがすちょっとした事件が起こり、その時彼らが友情について話をするくだり。

「じゃあ、俺たちの友情における statut は何だい?」

「そんなものはないよ。ないからこそ(友情は)美しいんじゃないか。例えば、一緒に仕事をすると決めた時、結婚をすると決めた時は書類にサインをするだろう?でも友達になろうと決めた時は、しない。そういうものなんだよ。まるで贈り物のように…」

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