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27/06/2010

l'échappée belle

出発の日も近づいてきたので、とりあえず一度荷造りをしてみる。体重計でもない限り、正確な荷物の重さを知るのは難しい。帰国便はアップグレードしたけれど、去年はそれでも追加料金取られたし、今年は絶対に空港でお金は払わないようにしたいのだ。明日、最後のコリシモを出す予定だったけど、もう1つ追加しようっと。

午後からマレ地区散歩。日曜日もこの界隈は活気がある。お店もほぼ全部開いてるし、時間のない観光客にはもってこいの場所。今日ももちろん暑いので、途中ジェラートの買い食いやらは欠かせません!

1人ウィンドーショッピングを楽しみながら、ちょっと気になる楽しい指輪があったので中に入ると 前にも見た事のあるmaroquinerieが…。そうだ!レンヌ通りでバッグを探していた時に、片っ端からバッグを置いてる店に入った時、見たんだ。縁があるらしい Marc Labat、かなりチープなお店です。でも1つどうしても気になるバッグがあったので、コレクションに欲しくなった。パラシュートの生地を使った軽い軽いバッグ。お値段も安いので迷わず購入です。ただ今日は無難な黒、ななめがけも出来る大きめサイズを選んでしまった。1番欲しかったのは紫の肩掛けタイプ。また冬に来た時、もしまだあったら買おっかな。

P6270124今日こそは伯母に頼まれてたミュージアムグッズを…と思い、ルーヴルに向かって歩き出す。そういえば朝から桃とアイスしか食べてない。それを思い出した途端、急に空腹感に襲われ、なぜか Le Café Marly に足を踏み入れてしまった。こういう高いだけの観光客相手の店には、もうなるべく来たくないのだけど…。でも目の前に広がるイヨ・ミン・ペイのガラスのピラミッドと旧ルーヴル宮殿との新旧コントラストは、私が好きなパリの景色の1つ。これを眺めながらのブランチ(とも言えないかなり遅い時間だけど)は、高くても仕方ないかな…。

私についた給仕のお兄さんは、どうしても日本語を話したい人で、まだちょっと上手じゃないから理解するのに力がいった。なんでももうすぐ東京に住むのだと言う。向こうに友達がいるから…と言ってたけど、最近こういう人本当に多い。とにかく目の前を通るたびに「おいしい?」と聞かれるとちょっとイライラする。だって、決してまずくはないけど、別にそんなに美味しいわけでもない。値段が高いし、空腹を満たすためにちょっとしたものを食べてるだけ。でも人前で「これはそんなにおいしくないですよ~、ふつ~です」なんて言えるわけもない。

夕方、Lちゃんと約束していたので、ここまで来てもらうことにした。彼女が来る前に、ルーヴルのブティックに行くつもりだったのに、カフェで色々メモをとったり、考え事をしていたら、あっという間に約束の時間。到着を知らせるSMSが届いた。外はとにかく暑いし、ここは高いので、店を変えてルーヴルの隣にあるle Fumoir (6, rue de l'Amiral de Coligny, 1e)へ。ここは空調もきいてて気持ちいい!そういえば長い間ここでご飯を食べてないけど、今はどんな料理を出すんだろう。今度あたり奥の間(bibliothèque)を予約してランチをしてみようか…。

仲良しのLちゃんとはいつも話がつきない。ハッと気づくともう19時。20時には研修旅行残留組のSaちゃんと夕食の約束をしていたし、ルーヴルのブティックも行かなきゃって事で慌てて店を出る。…が、ルーヴルのミュージアム・ショップは19時閉店!私とした事が…ショックです。あ~、ともかく決戦は空港のミュージアム・ショップへ。

仕方がないので、駅の方へ向って歩き出す。せっかくだからルーヴルのピラミッドから広場へ出る事にした。もう美術館も閉まっているので、ガラスのピラミッド下はほとんど誰もいない。ところがここでハプニング!ピラミッドから外に出て歩き始めた時、私たちを呼びとめる声が…。振り返ると監視員2人が私に向かって話しかけている。

「マダム、フランス語はわかりますか?」
「は、はい…」???
「それじゃあ、前を向いて、今度は動かないで!!!」

そんなん、急に言われても訳わからんじゃないですか。私、何も悪いことしてないですよ!って感じだ。Lちゃんも???な目で私を見つめている。なんかの濡れ衣で捕まるの、私???大げさだけど一瞬にしてそんな気持ちになってドキドキしてしまった。その瞬間、バシっと軽くはたかれて(全く痛くないけど何かで軽くはたかれた感じ)、もう1人の監視員がわ~っと背後で動いたのが分かった。え~~~、何、何~~~~~!!!ビックリした私は振り返りながら、身を屈めていると…

「これを退治しました。あなたがこれを見てパニックになってはいけないと思って…」

実は彼ら、名前は忘れたけど、刺されると危ない蜂の仲間が私にくっついてて、それを退治してくれたのだった。なんて親切なの!!!私はフワリとした麻のカーディガンをはおっていたので、そんなものがとまっているのにも気付かず、のんきに歩いていたわけだ。でも本当に刺されなくて良かった…。こんな帰国前にもし危ないものにでも刺されてたら…考えただけでぞっとする。この2人の親切に心から感謝して、その場を離れた。

Lちゃんともメトロの駅でお別れ。また冬会えるからしばしのお別れです。そこから私は猛ダッシュでSaちゃんとの待ち合わせ場所へ。

今夜のレストランは雑誌なんかでも話題の Glou (101, rue Vieille du Temple, 3e)。食べたかったメニューは残念ながら消滅していたので、ご自慢の黒豚のシャルクトリー盛り合わせと、うに入りタラマ(タラマは好物)の前菜2品で軽くすませる事にした。今年はハム系づいてるんだけど、最近ずっと目が覚めるほど旨い生ハムを探し求めてます。2年前にバスクで食べたとろける生ハムが忘れられず…ってところでしょうか。思い出はいつも美化されてしまうので、本当のところはどれくらいおいしかったのかさえ定かではないんだけど、まあ今年はそれを超えるものには合えなかった…かな。
(Saちゃん、シャルクトリー盛り合わせ写真くださ~い!)

P6270136現在休館中のピカソ美術館とその庭が見える2階の窓際は最高のテーブル。でも日本人をはじめとしてとにかく外国人多すぎる。もちろん自分のその一味であるので、文句は言えないんですけど…。やっぱりあんまり情報誌に頼らず、自分の足と感で見つけてみたいものだなぁ。

食後はSaちゃんと別れて、現在仕事でパリに滞在中の教室の生徒さんとRDV。彼女の仕事のお話が面白くてついつい深夜まで話し込んでしまった。どっぷり午前様。さすが旅行業界の人。夜中のパリも1人でスイスイっと帰っていきはりました。

けっこう長い1日になった。今日は前半歩数計がまったく作動してなくて、正確な数字はわからないけど、たぶん16000くらいはいったと思う。

明日は帰国前、最終日です。

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