je suis dans les nuages !
昨日(3日)は、まず私と同じ年くらいのXa.とランチ。電気関係の会社を自営している彼は毎日めちゃくちゃ忙しそう。事情もよくわかるのに、わざわざプライベートの車に乗り換えてパリに会いに来てくれた。サン・ミッシェル界隈で食べてからセーヌ川のほとりを散歩。色々な話をしながら、そよぐ風も気持ちよい快晴に恵まれて、楽しいひと時。忙しい中、どうもありがとうね。
私はその後も散歩を続けて、1人のパリを堪能。夕方には汗ばむ暑さになっていた(こちらは16h~17hごろが暑さのピーク)。夜はLちゃんのおうちにお呼ばれなので、AOKI で日本らしいお味のマカロンを買い求め、95番のバスに乗り込む。バスの外に広がるパリを街を眺めているうちに、次のヴァカンスは…などと妄想開始。気づいたら手帳を取り出して、かなり真剣に具体的な日程を検討していた。あまりに夢中になりすぎて降りるべきバス停を逃し、なんと終点まで行ってしまった…(笑)
到着すると、Lの彼V君がドアを開けてくれた。しばらくするとLの幼なじみN君もやってきて、全員集合。4人と1匹のお食事会。この夜はめったにお友達を呼んで食事を作ったりしないLちゃんがすべて手作りのお料理を用意してくれた。前菜にはフルーツと野菜のサラダ。ドレッシングももちろん手作り。メインはローストビープに緑胡椒のクリームソース。フロマージュはV君のお見立て。デザートはチーズケーキ。みんなでめったに料理しないLちゃんをからかいながら、でもどれもこれもなかなかおいしくって完食。屈託なく笑い合える楽しい仲間との時間はあっと言う間に過ぎて、家に帰り着いたのは1h前だった。
3日の成果は12444歩、心地よい疲労感に包まれながら夜中に急ぎの仕事をしていたら、あっと言う間に朝の5h前だった。もちろん日付は4日(金)に。金曜日もたくさんRDVが入っていたので、そろそろ目覚ましをかけて寝ないとな…とテーブルの上を片付けていたら、週末のアングレム(Angoulême)行きのTGVのチケットが目に入った。何気なく見てみると日付が4日…。
なかなか事態が理解できなかったけど、どうやら…
アングレムでお世話になるC&JBに都合を聞いたところ、私の好きな時においで…と言われたので、他の旅との兼ね合いも考えてまずおおよその日程を決め、そのあたりで一番安いチケットを購入。それが行き4日、帰り5日だった。でもそれを伝えたところ「あ~、4日はチベット旅行から戻る日だ…」と言われたので、ガ~ン。安いので変更できないと思うけどフランスについたら変更できるか窓口で聞いてみます!と言いつつ私はフランスに向かった。その時に、手帳やGoogleカレンダーのアングレム行きをなんとなく希望的観測で変更後の5日(土)、6日(日)と書いてしまってたみたい。
結局、チケットの交換はできず、予定通り行きますと言ってたんだけどそれが4日(木)。でも私は手帳とGoogleカレンダーばかり見ていたので、すっかり勘違いしたままに…。それも列車は朝早く7h40にモンパルナス駅から出る。どうやら寝ている暇はまったくなさそう。あわててシャワーを浴びて、荷造りをして、なんとか列車発車の1時間前6h40に家を出た。
7h20頃には駅に着いて、まず DEPART の掲示板をチェック。でもなぜかその時に私は自分の列車を7h50発と思い込んでしまい(言い訳:行き先表示のせい)、その後朝ごはんを買ったり、携帯のチャージカードを買ったり、薬局で靴ずれ用のバンドエイドを買ったり、超余裕で過ごしていた。再び掲示板の前に戻ってきたとき、ちゃんとチケットを見るとなんと列車は7h40発!そしてこの時7h36くらい。え~~~~~、まじ???と1人心の中で叫びながら列車に走っていく。また私の車両が一番奥で、列車に乗り込み座席に着いたのはなんと発車の1分前だった。もうイヤだ…、本当にぼけぼけの私。あまりの驚きとショックで列車の中でもほとんど一睡もできなかったわ。
無事10h過ぎアングレムの駅に到着。本来の予定通りC&JBの息子さんNが迎えに来てくれていて、市内へ。彼も仕事があるのでいったん解散して、お昼の12hに再集合、ランチを食べながらC&JBが駅に到着するのを待つことになった。
午前中だと言うのにもうジリジリと照りつける太陽。一睡もしていない私にはつらいまぶしさだった。あてもなく市内をぐるぐる回り、やがて感じのいい広場のカフェ ibicaba(12, rue Ludovic Trarieux, Angoulême)にたどり着いた。まだ平日の午前中だからかお客さんもなく、のんびりした雰囲気。お店をのぞいているとテラスに座っていた女性が近づいてきて「私はここにいるから、用があったら声をかけてくださいね」と言う。すかさずコーヒーを注文して店内に陣取る。
なんとなく店主の女性と世間話を始めて、彼女の娘さんが日本の大ファンだと言うことがわかった。話が始まるとあっという間に時間は過ぎていく。お店を出るとき、日本の小銭が財布に残っていたので、1つ娘さんに…と言って残してきた。夢がかなって、必ず日本に行けますように!
途中、テレビ局の人が入ってきて、明日店の前でドラマの撮影があります…と説明に来た。カフェの女性も言ってたけど、珍しいことではないらしい。確かにアンシアン・レジームの雰囲気を色濃く残す古びた街並みは、悪くない。
写真はさらに古い16世紀半ばに建設された hôtel Saint-Simon。珍しい中世の住宅を良い保存状態で残している。
12時のランチはNのお嫁さんも一緒。3人で駅前のレストランで食事を取る。よく知らない人達との食事なので、何を注文して良いのかまったくわからず、すべて2人と同じにすることにした。前菜はシャルキュトリーの盛り合わせを3人でわけわけ、メインは entrecôte(牛の肋間肉) のグリル。私もみんなにならって1人前を注文。でも出てきたのを見てビックリ。なんと400gもある(写真がなくて残念)!久しぶりにシンプルなお肉~て感じの料理を食べたかったので、嬉しかったんだけど、この量にはびびった。お肉はすごく質の良いもので、最初のうちは快調に口に運んでたんだけど、半分まで来たところで急に吐き気を催した。これ以上食べたら、本当に吐いてしまいそう。疲れきった胃腸にはこの量はまだ無理のようでした…。
と、言うことで私はここでなくなく断念。リタイヤです。それにしてもNは男性だから当たり前としても、お嫁さんのほうは細くてちっちゃい人。なのに余裕で完食するあたりはすごいわ。添え物の芋さえ残っていなかった…。
やがてC&JBが駅に到着。長旅をしてきた人とは思えない元気な帰国。60過ぎてもバックパックで旅する2人です。
若夫婦から両親に受け渡された私は、一緒に2人のおうちへ。ようやくここにたどり着いたって感じです。2人の事はもう5~6年くらい前から知ってるんだろうか…。奥さんのCとはすぐに仲良くなって毎年フランスに行くたびに「どうして来ないの?」なんて言われてたんだけど、最初のうちは旦那さんの方が怖くて、なかなか打ち解けられなかったのだ。でも少しずつ少しずつわかって来て、最近ようやく本当に仲良くなれた気がしたので、今年はぜひ遊びに行きたいと思ってやってきた。
しばらく留守にしていたおうちに風を通し、近所のスーパーに少し買出し。そして庭に寛ぐ。今朝の事情を話すと、お昼寝でもしなさいって、帰ったばかりの還暦を過ぎた2人に若い私が気遣われたりしてなんか変(笑)でも言われるがままに長いすに体を沈めると、抗いがたい眠気が…。私はすぐに深~~~い眠りに落ちていった。
目が覚めるとCは旅行の荷物の解体を終えて洗濯をすませ、JBはさっそく庭仕事。どれくらい眠ったのかわからないけど、なんかこのほっとかれ感が良くって、私も超リラックス・モードに。あきらめないで電車に乗って良かった(笑)
今日はアングレムの街をぐるぐる回った以外はほとんど何もしてないので、6000歩ちょっとしか歩けず。何もしてないけど、夜ご飯はまたばっちり頂きました。メインにはC手作り鴨のコンフィ。お店で頂くのとは違って、塩気が控えめで上品なお味です。添え物のおいもさんもニンニクがきいてて食欲増進。あと忘れてはいけないのは、この地方はノルマンディーに負けないバター生産+消費地。食卓にはいつもドカ~ンとバターです。旨い!前菜のラディッシュにもたくさんつけて食べてしまいました…。
お天気も良くて、気温も高い今日は遅くまでお庭で過ごせた。明日も特に予定なし、ゆっくり眠れそうです。
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