AOCシャトーヌフ・デュ・パップ
昨日は突然花粉が大量に降り始めて、私は一気に花粉症に。薬を買って飲んだら速攻効いたんだけど、今日は別な風に体がだるい。昨日の花粉症で見逃していたけど、どうやら”風邪”を引いた模様…。去年はひかずにすんだけど、やっぱりフランスに到着すると出発前の疲労が出てしまうんだろうか。あわてて風邪薬やビタミンCを投入。はい、いつものように鼻がつまり始めました。こんな時こそ、Sさんのくれた魔法の水が必要なのに…、ない。
かろうじて味覚を保ちながら、旅は続く…。
今日はどうしてもAlex.が来られないので代わりのFab.さんが初登場。背が高くてシャイで笑顔の素敵な人だ。Alex.には大勢の有名人の顧客がいる。日本で知られている人だと、ジャン・レノやジョン・マルコヴィッチ、南仏を一躍有名にしたピーター・メールさんなどなど。その人たちの話を聞きながら、ドライブするのも私の楽しみの1つ。常連さんでイギリスの億万長者が突然やってくることになって、その人はAlex.でないとイヤ!って人なので仕方ない。億万長者には勝てません(笑)Fab.さんも優しい人でよかった。
相変わらずというかますますひどくなる風。まさに春の嵐。
モノプリ・ファンのMiさんが帰国前にモノプリで買い物したかろう…と寄った、メロンで有名なカヴァイヨン(Cavaillon)は、暴風のせいもあって、皆から何の評価もされなかった(笑)。13年前にあの丘の上の教会まで登ったのよ~、眺めが良いのよ~…の説明もむなしく、モノプリで買い物をしただけ…。実は私にとってもこの街はメロンというよりエロおやじの街。リベンジならず、なんとも可愛そうなカヴァイヨンでした。
風をよけるように車に乗り込み、次に向かったのはサン・レミ・ドゥ・プロヴァンス(Saint-Rémy-de-Provence)。ここには2度ほど来たことがあるだろうか…。もう立ち寄ることはないと思ってた街なんだけど、今回は旅友のはからいで、フランスでも脚光を浴びているショコラティエ、ジョエル・デュラン(Joël Durand)さんのアトリエ訪問が出来るようになった。旅友の知り合いはアトリエを仕切っている日本人のご夫婦。そして今はあと2人の日本人がアトリエを支えている。どこに行っても見えないところで日本人が頑張ってるんだね。
世界に3台しかないという巨大な製造機もあり、製造過程をざっと説明していただいて、タイム・アウト。ショコラは高い、なぜなら製造過程でかなりロスが出るのでコストがかかってるのだ、と聞いた。なるほど。
実は男前のジョエルさんに会えるかな~?なんて少し期待してたけど、彼はいまや世界を飛びまわるビジネスマンのようです。
この街に着いて、見学のRDVまでけっこう時間があったので、強風をよけてランチでも…と、おやじカフェに入ったら、これがまた超むかつくカフェで、何度せかしても頼んだものをなかなか出さない。カフェなんて早く食べられなければ価値半減!約束の時間も気になってたので、キャンセルしようと思ったら、少しずつもってくる。それが、まずいのなんのって。あれ、ぜったい、オーダーとってから冷凍食品買いに走ってたんだろうね…と、言いつつ私がカードでお金を払ってると、急いでいるのに機械が紙詰まりをおこすし、ようやく紙が出たと思ったら、私のカードを一緒に返さない。最悪。
まあ、こういう時ってあるわね。
フランスなら特に…、私は割合こういう事ではのん気なほうなんだけど、紙が詰まったときにはブチって来てしまい、私のカードを返して!と少し声を荒げてしまった…。私たちの事を気にかけてくれてたサービスのお姉さんには少し悪かったかな…。でも本当にむかつくカフェだった。
Fab.さんを解放するべき時間もとうに過ぎて、今夜の宿泊地シャトーヌフ・デュ・パップ(Châteauneuf du Pape)へ。お酒がまったく駄目なのに、なぜこの街に来たかというと、この週末大型連休のため、このあたりのお宿が全滅だったのだ。最初に予定していた行程をそのせいで何度か変更せざるを得なかった。
でも物価の高いゴルドの村からやってくると、どこもかしこも安く感じる。今日のお宿 ル・ガルビュール(Le Garbure) はフランスの旅行サイトでお料理がおいしいと評価されていたので楽しみにしていた。私たちは夕・朝食込みの forfait でお願いしたのだけど、私の場合、広いダブルのお部屋をシングルユースして、お食事がついて96ユーロ。最近ではどんなしょぼいホテルの朝食も7~8ユーロは当たり前の時代なので、まあまあお得だったんじゃないでしょうか…。ただ、この街にはカーヴしかないけどね。
夕食時、普段は飲まないけど、せっかくなのでここの土地のワインを飲むことにした。白希望の人が多かったので白にしたけど、シャトーヌフ・デュ・パップって赤のイメージ。マダムは白も多くはないけれど、おいしいんですよ!って。まあ、まずいからやめとけって言う人はいないか…。でも貴重な白を頂けたならそれも嬉しい。お味はう~ん、私にはドライすぎました。
お食事は量がほどほどでそろそろ胃がもたれて来た私たちにはちょうど良かったかも。そう、今日も前菜はアスパラ(+今回初のフォアグラ)です。今日はターブル・ドットなのでメニューは選べないのだ。それにしても旬とは言え、続きますな…。
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