フランス人はいつ働くのか?
今日は祝日。でも最近は祝日と言っても開いているお店がほとんどでにぎやかなものだ。
昨日に引き続き30度超えのパリ。小さな窓しかない女中部屋は何もしなくても汗が流れるほど暑い。色々なことがありすぎて長かった昨日、ようやくまともな睡眠(…と言っても暑すぎてベッドの上で寝てしまったけど)を取り、街に出る。午後はLちゃんとRDVがあるので、それまでに一度メールのチェックをしに行きたい。近所に WIFI GRATUIT のお店を見つけたので、ようやくアクセス。大家さんとのやり取りも、とにかく電話をしてくれないので、メールを見れないとお話にならない。
Lちゃんがお店まで迎えに来てくれて、気だるい暑さの中、散歩+ショッピング。靴はスーツケースの中の場所を取るので、ほんど持って来れず。安いサンダルを1つくらい買ってはきつぶして帰ってもいいかなと思っていたので(石畳ですぐにいたむ)、さっそく購入。暑さに耐えかねて…と言うのもあるけど。そして重いジーンズも1つこちらで買おうと思ってたので、良いのを見つけてお買い上げ。それにしてもスーツケースの重量制限って再度見直して欲しい。1週間の旅の人も3ヶ月の人も同じ重量しか持って入れないなんて少しおかしいと思う。だって滞在期間が1ヶ月を超えるとチケットの値段は2倍とまではいかなくてもずいぶん高くなるのだ。その値段に見合った重量制にして欲しいよなぁ。
Lちゃんと Chatelet 界隈のカフェに落ち着いて、今度はおしゃべりの時。最近、一流銀行の派遣から正社員になれたらしく、とても嬉しそうだった。そりゃ、そうだよね…、この就職難のフランスで、日本では考えられないような好条件の仕事だもの。一流企業ならではの手厚い福利厚生も色々とあるらしく、その点でもうらやましい限り。私はその恩恵にちょっとばかりあずかれるみたいで、最近すっかり高くなってしまった映画の入場券を1枚4ユーロで購入してくれると言う。ありがたい話なので、8枚ほど頼んでおいた。一番びっくりしたのは、なんと本来の有給休暇9週間と、週35時間労働制度から発生する調整休暇+ボーナスを休暇で取ると、全部で13週間のヴァカンスになるそう。たしか1ヶ月って4週間なので(笑)…3ヶ月と1週間って事になる。それをもちろん全部消費できるわけで、消費しても変な目で見る人もなく、悪く言われることもない。必要なのは同僚との調整だけ。早く日本も最低有給休暇が5週間ほどになって、全員がそれを等しく消費できる世の中になればいいのに…。それにしても3ヶ月ってすごいな…。
夜はSと靴職人のN+その妻Nと4人、サン・マルタン運河に集う。暑いので涼を求めてやって来る人で埋め尽くされている。Nは去年結婚したアルゼンチン人の奥さんと彼女の国にもうすぐ旅立っていくらしい。期間を決めない出発なので、半年かもしれないし、5年かもしれないし、戻ってこないかもしれない…との事。もしかしたら、もう会えないかもしれないと思うと、少し寂しい気もする。
みんなで近くのインド街でカレーを食べた後、私はSのうちで仕事をさせてもらい、その後家まで歩いて帰った。今日はそんなで比較的頑張って歩いたので14758歩。今回の私のパリは”歩く”がテーマなので、頑張って歩数を稼ぎたいと思います。
あ、ちなみに今おとなしく会社勤めをしているS。初年度なのに10週間の有給休暇があるそう。まったくフランス人って…。
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