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18/04/2009

Alsacez-vous?

P4170030_2Oui, on alsace !

研修旅行の今年のオプションはTGVが開通してずいぶんと近くなったアルザスへ、なんと全員参加、2泊3日でGOなのだ!でも…初日、日本から予約できる安いTGVが早い時間にしかなく東駅6h24発。なんと家を5時半に出る羽目に。恐ろしい早起きだった。また2時間ほどしか眠れず…。

アルザス、私は2度目。前回は1997年に来たんだったかな?もうけっこう前になる。その時はストラスブールとコルマールだけだったけど、今回の一番の楽しみはワイン街道にそってある小さな集落をめぐる遠足。宮崎駿さんの映画に登場する街はこのあたりを参考にしたと…と言う日本の番組を見てから、そのあまりの可愛らしさに「ぜひ行ってみたい!」と思っていた。でも肝心のお天気はと言うと、晴れ間がのぞいたりパラパラと小雨が降ったりと何とも気まぐれ。何よりも久しぶりに感じる寒さが疎ましい。だって私たちがパリに到着してからストラスブールはずっとフランス全土の中で最高気温25℃と晴れマークをキープしていたのに、今日から寒いなんて…。お日様が出てないと写真が撮れないし、私のテンションも下がる↓

今回2泊するコルマールのHotel Saint-Martin (38 Grand' Rue 68000 Colmar) に9時半頃には到着し、荷物をロビーにおかせてもらい1時間ほどすると予約しておいたタクシーが迎えに来た。タクシーの運転手さんはやっぱりなまりがある。アルザスってけっこうなまってるんだ。前回はまだそんな事には気づかなかった。

P4160322_3遠足はまずEguisheim(エギスハイム)からスタート。La boutique du champignon(93, rue du Rempart Sud, Eguisheim)で、かわいいキノコ商品をみな買いあさり、Turckheim(トゥルクハイム)をサクッと経由して、Kaysersbourg(カイゼルスブルグ)、Riquewihr(リクヴィール)の Käthe Wohlfaher(読みかたわかりませんが有名なクリスマス・ショップ)でお買い物をして、そしてコルマールから8キロのところにあるNiedermorschwihr(ニーデルモルシュヴィール)へ戻ってきた。どこもすべておとぎ話に出てくるような可愛らしいところばかりで、みんなも大喜び。それにところどころ晴れ間もさして、まったく写真が撮れない状況でもなかった。ま、よしとするか…。

Niedermorschwihr(ニーデルモルシュヴィール)、ほんと読みにくい名前の村だけど、この小さな村では今日のメインイベントになるMaison Ferber(18, rue des Trois Epis, Niedermorschwihr)の見学をさせてもらった。ジャムの妖精として知られるクリスティーヌ・フェルベールさんのメゾン。以前ここで働いたことがある教室の元生徒さんM子さんの粋なはからいで、今回のヴィジットが実現した。クリスティーヌさんの弟の奥さんと思しき女性の案内で、メゾンや家族の歴史の説明、試食、質疑応答と続き、いよいよアトリエに足を踏み入れる。決して広いとは言えない場所でたくさんの人がところ狭しと働いている。もくもくと機械のように正確に、でもすべて手仕事で、世界一と言われるジャムが年間20万個もここで生み出されていくのだ。(注:詰め終わったビンの外側を洗う作業だけが唯一機械によるものだそうだ)

仕事中のフェルベールさんは、神経質そうに作業に集中していたにもかかわらず、手をとめて私たちに「ボンジュール」と微笑んでくれた。実は予定が押してアトリエはかなりピリピリした状態だったようだ。なのに私たちのような素人集団の訪問を快く受け入れてくださって、本当にありがたい時間だった。たった8つ(だったと思う)しかないコンロで、旬の果物たちが魔法のジャムに姿を変えていく。小さいけど世界に認められるメゾン。ここでも4人の日本人が活躍している事を書いておかなくては!日本人、頑張ってます。

P4170027_22日目は前日のアトリエ見学を手配してくれたM子さんとカテドラルの前でRDV。みなさんも一緒に食事をしたいと言うことで、全員そろってアルザス名物のタルト・フランベを食す。M子さんの案内で行った Au Brasseur Strasbourg (22, rue des Veaux, Strasbourg) は、店内で地ビールを作っているユニークなお店。豊富な種類のビールとタルト・フランベが楽しめるお手ごろ価格のお店だった。

みんなと別れたあと、私はもう少しM子さんと Bistrot Chocolat (8, rue de la Râpe, Strasbourg) で、濃厚なショコラ・ショーを頂きながらおしゃべり。今、市内のパン屋さんで働いているM子さん「ストラスブールで一番おいしい店です」と、誇りを持って働いておられるのが印象的だった。夢に向かってがんばっている若い人たちを話をすると、いつもたくさんの元気をもらう。私も頑張らないと!疲れている場合ではないわね。その後みんなと合流して市内を回る遊覧船に乗り(私は完全に熟睡、気持ちよかった~)、M子さんが働くお店に顔をだした。汗だくで釜にパンを入れていた働くM子さんの後姿、カッコ良かったですよ!

P4180068_23日目はコルマール。今夜は19h44にコルマールからTGVに乗り、パリに22h34に到着。明日の朝には大半の人が帰国するため、今日の昼食がみんなで一緒に食べられる最後のお食事になる。…と言う事で、ちょっと素敵なレストランを予約。あいにく最終日は雨。小雨の降る中、Hotel Le Marechal 内にある A L'Echevin (Place des Six Montagnes Noires, Colmar)へ向かう。アルザスってそのメルヘンチックな雰囲気とは裏腹に、お料理も人々も少し愛想がない。素朴という言葉でもよいのだけど、やっぱり愛想がない。最後に優雅な雰囲気に浸ることが出来てよかった。

お料理を食べ終わった時、みんなからとってもうれしい寄せ書きを頂いた。私にとっても旅はとても楽しいものだったので、メッセージ1つ1つを読むと、なんだかジ~ンとしてしまいました。優しい心遣いをどうもありがとう。その上、ここのランチもご招待してくれるそうで、食いしん坊の私にはピッタリの贈り物でした。ご馳走様&どうもありがとう!またみんなと旅できる日を楽しみにしています。

雨のコルマールを歩き、パリへ戻ります。旅の終わりはいつも寂しいね…。

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Commentaires

アルザス、素敵ですね~!!
私も一緒に参加して、小さな村々をまわりたかったなぁ。。。
アルザスにブルゴーニュに…と日記を読んでいるだけでも胸がキュンキュンします☆

あと「ふらんす」も楽しく拝見してます!
お忙しくて大変だと思いますが、日記も連載もどちらも心待ちにしている私です^^

Rédigé par: kiyomi | 05/05/2009 00:47

kiyomiちゃん
両方ご愛読ありがとうね!
読んでくれてると思うと書く励みになりますよ~!
時間が経つのは本当に早くて、
在仏中にどれだけ更新できるかわかりませんが、
なるべく記憶が確かなうちに書きたいと思ってます☆

Rédigé par: mika | 05/05/2009 07:21

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