雨のジンクス
今日は誰ともRDVがない。なんとなくそれも幸せ。
午前中に仕事をしながら地下にあるコインランドリーで洗濯をすませる。雨も降っているし、散歩って感じではない。雨がやんだのを見届けてから、午後ふらっと目的もなくPCをバッグに入れて、バスに乗り込んだ。どっかのカフェでぼ~っとしながら日記を書くのもいいなあ…って事で、Vavin の停留所でバスを降りた。
ここに来ればやっぱり足が向いてしまう高級文具店、MARIE PAPIER (26, rue Vavin 6e)。何枚かお気に入りの大判の紙を何枚か購入。ここの紙はかなり高級。よい紙質の文具がお手ごろ価格で手に入る日本から来ると、それほど魅力的な商品は正直ここにもないのだけど、15年ほど前にここで購入した書類入れはまだ健在だし、やっぱりここでしか見つけられないものがあるのは確か。
それにしてもこんな高い紙をどんな人が買うんだろう…と思ってたら、私の前にレジに並んでいた若いカップルが20~30組ほどの便箋と封筒を購入していた。お代はなんと98ユーロ!きっと結婚式の招待状とかかなあ。若い二人も目を見合わせていたけど、ちょっどびっくりしていたのかも…。
でもここで紙を買うと大雨が降る。今年もまた雨が降った。日本のような細やかな気遣いのないフランス。日本では少しでも雨が降るとデパートでは紙袋にビニール袋をかけてくれる。これは時々やりすぎだと思うんだけど、こういう高級な紙は絶対にぬらしたくない。ポツっと来たとき、すぐに近くのカフェに駆け込んだ。今日はもう降らないと思ったのに、やっぱり甘かった。えんえんと続く雨宿り。途中、靴職人のNがシャトレーでお茶でも飲まない?と電話をかけてきてくれたけど、無理。絶対に動けない。大きなゴミ袋がほしいよ~。バケツをひっくり返したような雨がやむまで私はカフェでひたすらキーボードをたたいていた。
軽く夕飯を食べ、20hから始まる映画を近くの映画館で見る。今日は j'attends quelqu'un 。5人の登場人物はそれぞれ何気なくつながっていて、それぞれが誰かを何かを探している、そんな小さな街での日常を切り取ったストーリー。けっこう私は好き。
あ、そうそう。今日はテレビでモリエール賞の授賞式を生中継してけど、ある若い演出家が賞を受賞したとき、その芝居の演者の一人として ITO Kaori さんと言う日本人の女の子が一緒に舞台に立っていた。外国で賞を受賞するような芝居に立ててるってのは、すごい事!情熱大陸ものではないかい?MBSさん、取材お願いします。
毎日雨が続くと憂鬱。でも明日の天気予報も雨…。
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