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21/10/2006

よれよれ同行記

あれからマガリと何をしたか振り返ってみる。

Kinkakuji9日(月) まずは手堅く京都へ。よれよれの私は午後からしか付き合えないけど、この日は金閣寺と龍安寺。マガリ、前日にお買い上げのデジカメで早速腕試し。お天気も良好、歩くと汗ばむくらい。最近は日暮れも早いし、京都の移動はやっぱり渋滞でイライラするバスがメイン。午後からの散策ではこの2つが限界だったけど、バブリーな金ピカ寺とZENな枯山水、両極端な日本の美を堪能してもらえたのではないだろうか?

Ryoanjiが、やっぱり私は冬の京都の方が好きかな。だってせっかくのお庭もこの人数ではね…。

夕方Em.と合流し、錦を歩いた後、お茶のとき。せっかくなので和カフェを探すも時間的に難しく、和ではないが感じのよいカフェCOLORIS(柳馬場通錦小路上ルシャトー藤澤1F)に入る。とにかく何でも日本の物を…と言うので、ここでは抹茶オーレを紹介。おいしいって。まあ、これはさすがのパリでもまだ飲めないだろう。その後用事のあるEm.と別れて我等は京都で夕食。当てがあったわけではないので、京都特有の細長く続くお店までの風情あるエントランスに導かれて鬼灯ほおずき(柳馬場通四条上ル西側)と言う居酒屋風のお店に入る。お値段も手ごろだし、色々思いつくままに頼んだけど、全部美味しくて、日本人の私も大満足。マガリも初めて食べるものも多かったけど、全部おいしい!って食べてくれた。特にカキフライはお気に召したようだ。

10日(火) 再び京都へ。やっぱり清水寺ははずせないでしょう。清水さんのあと、清水坂を下りながら、同時に2人とも思ったこと。「ここってまるでモン・サン・ミッシェルの Grande Rue みたいだね…」抹茶ソフトクリームを食べながら二人で笑う。産寧坂、二年坂、ねねの道と京都らしい雰囲気を楽しみながら八坂神社へ。そして祇園でフランス人のG君と合流。今日こそは和カフェに落ち着き、お抹茶(和菓子付)を頂く。 

この日の夜は大阪に戻って、教室の生徒さんYさんがアルバイトで入っている酔虎伝で夕食。フランス人とおしゃべりした~~いと、いつも元気な生徒さんAさんも駆けつけてくれた。YさんもAさんも一生懸命フランス語でマガリに話しかけてくれて、みんな楽しそうだった!Yさんが20%の割引券をくれたので、もりもり食べまくったけどなんともリーズナブル!大衆居酒屋の雰囲気も味わってもらえてよかった。マガリ、大根おろしと軟骨のから揚げだけはダメでした。

11日(水) 私の住んだ大好きな街神戸は、外国人にはそれほど面白くないかもしれないけれど、雨の振る中GO!神戸と言っても広いが、この日は彼女のガイドブックで紹介されていた北野を目指す。たくさんある異人館の中から風見鶏の館を見学。神戸でこんな素敵な洋館に住まうって本当に夢のよう。ただ、もっとも高い位置にあるうろこの家は大震災の影響で今も閉館中。なんの爪あとも残してないように見える神戸だけど、ちょっとばかり暗い気分に…。

この日も歩きながら2人で同時に同じ見解:北野は…坂が多くて現代的な生活感のないこのピトレスクな感じが、まさにモンマルトル!

夕方神戸に住む私の妹分Fと合流し、途中でチェックしていた異人館の一つを利用しているカフェBURGMEYER(北野町3-1-31)でお茶。ここかなり気に入りました。空間と雰囲気がね。もう少しお菓子が大きければなお良しってところでしょうか?ここでマガリは生まれて初めてモンブランを味わう。フランス人は案外このモンブランを知らない。そう言えばアンジェリーナやラデュレ以外ではそう見かけないこのお菓子。日本発ではないにしても日本で始めて食べる人も多いのだとか…。マガリはパリに帰ったら早速、ラデュレで食べてみると言っていた。さては気に入ったな…。

夜はマガリが唯一自ら行ってみたいと言っていたカラオケ。何を隠そう、私のカラオケボックス経験、実は片手ほどしかない。こんな私と2人で行っても面白くなかろう…と、フェットの際に一緒に行ってくれる人たちを募ると、なんと4人がついてきてくれる事に!そして当日ryonちゃんも参戦。こうして計7人で、まずはうどんで腹ごしらえの後、梅田のカラオケ屋さんにGO!10年ぶりくらいに握るマイクに私、震えました…。

後日談:マガリにとってこのカラオケの時はもっとも日本のイメージに合うものだったらしく、いい思い出になった模様。参加者の皆さん、どうもありがとう!

Nara_112日(木) この日は午後フランス人Pas.と合流して奈良へ。まあ当たり前のように東大寺よね、ここにくれば、そして鹿。大仏殿と二月堂を見て、散策。奈良もそんなに知ってる訳ではないけど、二月堂から眺める景色はおすすめ。あと二月堂から大仏殿の方に降りてくる道も…。

二月堂で野生のたぬきに遭遇!フランス人2人かなり興奮して写真を取りまくっていた。それにしても鹿!かわいいけど、まとわりついてくるのは、ちょっとうっとうしい。それにこの数、けっこう怖い。

夜は自宅に戻り、すき焼きの会。日本のご馳走、日本の牛肉、堪能してくれたかな???

13日(金) この日はフランス人LPと3人でまずランチ。マガリは風邪引き。ホテルのエアコンのせいらしい。私はそろそろ疲れが出てきて、体調が悪い。でもこの日の夕方は私も楽しみにしていたテレビ局ツア~。そこで働くお友達のN嬢の手引きで、夕方のニュース番組のスタジオに入れて頂けることになった。

こういう施設では外部の人間が入るとき、名前が書かれたパスみたいなものを首からつるさないといけないらしい。N嬢、マガリの名前を知らなかったので、考え出した最もフランス人らしい名前…それはミッシェル・フランソワ!!!これ、マガリもかなり受けていた。

まずはN嬢の案内でドキュメンタリーの編集スタジオや報道のフロア、夜勤時の仮眠室etc.局内を見せてもらって、その後いよいよニュースの本番スタジオに!関西で人気のある某アナはスタジオでもとても気さくな感じで私達にも声をかけて下さったり…と、テレビのイメージ通りのサンパなお方でした。

その後はN嬢おすすめの焼き鳥屋さんへ。パリに滞在経験のあるムッシューKも合流して、楽しい大人会は2次会まで…。メルシ~N嬢、そして鳥刺しを旨い!と食べたマガリ、ブラボ~!

14日(土) この日は午後から江戸時代の大坂の街並みを忠実に再現している大阪くらMusee しの今昔館へ。以前から気になっていた天六にある小さなミュゼ。商家をめぐるのって、どこでもとても楽しいのだけれど、日本人の様々な英知が感じられるそのデザインが面白い!毎回訪れるたびに何か新しい発見があったりして。ただミュゼ内カフェが好きな私からの希望としては、この町屋の中に本物のお茶屋さんとかも併設してくれるといいのに…。

定期的にワークショップなども行われているようで、この日は子供達の障子貼り。子供たちも生き生きと楽しそうだし、展示の町屋の畳の上でいびきをかいて真剣に寝ているおじさんもいたり、日本的スローライフはみんなの心を癒してくれるようだ。

夜はryonちゃん邸で行われるパジャマパーティ(言い方が古い…すんません)に潜入。言葉はぜんぜん分からないにしてもマガリに若い日本女性の生態を見てもらうには絶好の機会!ってことで、こういう文化に普段縁のない私達も食部門に参加。みんなの元気に圧倒されながらも今年初鍋を堪能!満腹ぷ~になってGパン床座りはけっこう腹に応える…。ちなみに宴は翌日夕方まで続いた模様。

15日(日) 旅も終盤。少々だれてくる。まだ食べてなかったお好み焼きを食べたり、おしゃべりをしたり、買いそびれていたものを買いに行ったりしているうちにあっという間に夕方!この日は教室のフレンチ・カフェでゲストとして参加してもらうので、2人で教室に向かう。この日は6人の参加者があり、にぎやかで楽しいあっという間の3時間半だった。彼女にとっては最初の先生体験。これも旅先のよい思い出になったはず…。

日曜日教室のあるこのあたりはかなり死んでいる。その上夜の11時と言ったら開いている店もまばら。仕方なく空腹を満たすために某居酒屋チェーンへ。以前はここも毎日朝の5時まで開けてたのに、最近は週末24時閉店になってしまっていた。あわててオーダーをして、一気に食べる。なんか味気ないディナーになってしまった。

16日(月) 新学期開始の今日、私は気分も慌しくて、こまごまとした仕事もあるので、一緒に遠出は出来ない。何がしたい?と言っても、もう特にないらしい。自宅で一緒に昼食を食べたあと、マガリはソファーの上で眠りに落ちていた。日本人のパリ旅行なら今頃みんな必死に最終日を堪能している頃だろう。12時間飛行機で飛んできても、友と会い、人と話をし、旨いものを食べ、眠いときに眠りに落ちていく。それはそれで楽しい旅だと私も思う。だから最終日はこんな風にゆったりと過ぎていった。

夜、私の仕事のあと、ちゃんとした食事をとりたいと思ったけど、どこも閉店前か満員。仕方がないので、仕事の後によく行くイタリアン・バーで、なぜかピッツァ…。マガリは出発前の前夜も友と一緒にイタリアンを食べていたのだそうだ。これも不思議なめぐり合わせなのかしらね~。

Cadeau17日(火) 朝7時半には空港に向かわなければならない。最後の夜はまたしても自宅でまったり。2人が撮った写真やら、面白いビデオを見ながら…。なんか明日いつもの場所で!ってもう言えないのがとても不思議な気分。

朝方、彼女は荷造りをしに一度ホテルへ戻った。私は7時半に彼女のホテルまで迎えに行き空港行きリムジンバスの乗り場までついていくことにする。

最後にぶっきらぼうな彼女は「はい、プレゼント」と言って、小さな箱をくれた。SWAROVSKIのthe lovlotsシリーズのjoe&harryだった。かわいいい!!!

マガリ初めての日本はこれで終わり。私達は間違いなく来年春のパリで出会うけれど、彼女が日本に来るのは今度いつだろう。いざ帰国してしまうと「あ~あれもしてあげたかったな、あそこも見せてあげたかったな」と思うことばかり。だから絶対に来てもらわないとね。

à bientôt, magali. et merci beaucoup !

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Commentaires

マガリ日本を楽しめたみたいですねー!
きっとミカさんの心遣いに喜んでいるはず。
お疲れさまでした!
でも帰ってしまうとやっぱり寂しいですねー。

ワタシも次にマガリに会う時は、少しでも会話できますように。

Rédigé par: ぷー子 | 22/10/2006 22:52

ぷ-子ちゃん
カラオケの会はご参加ありがとうね。
そうだね、もし今度ぷ-子ちゃんが
フランス語で話しかけてあげたら
マガリも喜ぶと思います。
頑張って勉強してください!

Rédigé par: mika | 23/10/2006 01:39

お疲れ様でした~!
わたしも同じく、もっともっと話ができるようにならなきゃ。
来年のパリでも会えるかなぁ。。。(行く気だけは100%です)

Rédigé par: ryon | 23/10/2006 13:05

ryonしゃん
どうもお邪魔しました~。
ryonしゃんちのトイレのタンク
マガリに写真撮られてたよ!
あのシステムって日本独特のもので
どのフランス人もけっこう感動するんです。
来年のパリではぜひいっぱい話してあげてください。
もちろんフランス語でね!

Rédigé par: mika | 24/10/2006 00:53

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