深夜mikaのカフェへようこそ

今年の誕生日に母にもらったエスプレッソメーカー、これのおかげで最近は家でエスプレッソが飲める。以前からおうちカフェをするのが好きだったけれど、最近は毎日これで「深夜mikaのカフェ」なのである。

我が家の初代、エスプレッソメーカーはアレッシ社のアルド・ロッシ、 デザインのもの。これはパリで購入。もう10年前のものでずいぶん痛んだので、引退して頂く事にした。もちろんデザインがキュートだし、大好きなので捨てないわよ。

それにしてもこの手の昔ながらのマシーンを手に入れるのは以前ほど簡単ではなくなった。もちろんネットで探せばごろごろしてるんだけど、最近はIHのお宅が多くなったので、このアレッシのものみたいにアルミ製のものは（使えないから）あまり売れないらしい。だからデパートでもお取り寄せらしいのだ。私自身はもともとアルミ製の台所用品が好きではないので（アルド・ロッシのモデルはデザインで買ったけどアルミ製ってのは気に入らなかった）、今回はステンス製のものを探した。

このデロンギ製のはかなり欲しかった。（電気なので）卓上で作れる楽しさと、上部が透明なので、コーヒーが出来上がる様が見れる楽しさがある。でも透明のところがガラスならいいのに、プラスチックってのがなんか惜しいなあ…。そして下部はアルミ。なので、却下。

ところでリビングのテーブルをパートナーが制作したのは、以前ここに書いた通りなのだけど、気に入らないので作り直し、もしくは改良を依頼していた。が！まったく取り掛かる気配なし！本人はいたって満足しているのだ。でも10帖しかない我が家の小さなリビングにど～～～んと鎮座するシングルベット級のこのテーブル、まったくイライラする。って事で、リビングの隅っこに控えめなミニ・カフェスペースをこさえてみました。まだ裸だったなんちゃって暖炉も今ではガラクタに囲まれています。（写真をクリックすると少しだけ大きく見えますが恥ずかしいから本当にちょっとだけです）

今夜も深夜の1時にここでパートナーとエスプレッソをすする。仕事がはかどらないので、息抜きである。今日はアンズのお酒を添えてみる。彼は私と違って猫舌じゃないので、一気に美味しそうに飲み干してしまうけど、私は実は飲むのはどうでもいいほう。どちらかと言うと、つくり続けたいのだ。マシーンを火にかけて、しばらくすると、ゴ～と言い出し、その後ボコボコ音を立てながら美味しい珈琲が湧き上がってくるとき、それはもうたまらん匂ひを放つ。これは私にとっては一種のアロマテラピーなのだ。

この匂ひは一気に私を巴里の朝食の場面へと誘ってくれる。立ち込める珈琲の匂ひは心を穏やかにしてくれる。この匂ひは私の優秀な専属テラプートって訳だ。

今日も明日もあさっても、パートナーをお客に迎えて年中無休の深夜mikaのカフェにて…。