神戸空港を見ながら
パートナーは日曜日だと言うのに神戸でお仕事。でも夜には終わるというので、私も神戸まで出向いて、二人でご馳走を頂くことにした。その日も快晴、気持ちのよい青空、久しぶりの神戸…なのに、なのに…私としたことがカメラを忘れた。久しぶりに外で写真を撮りたかったのだけど…ざ~んねん。
さてさて神戸と言っても仕事場はポートアイランドだったので、あまり考えず、ディナーはポートピアホテルで!少々くたびれた感のあるこのホテルだけれど、やはりフレンチの価格はさすがホテル、あなどれません。一番お手頃なディナー、メニュー ポートピアでも8,662円。もちろんこれにお飲み物や、サービス税、などがさらに加算されるわけだ。最近改装されたばかりのレストラン「アラン・シャペル」はインテリアもすっきりとしていて、山側、海側と両方に開けた眺めが気持ちいい。テーブルの間隔もとてもリッチ。私たちは予約もなしに気まぐれに出かけたので、あまりのお席。でも海側の神戸空港を目の前に見る場所に案内してもらった。日が沈むと空港の向こうにははるか大阪の灯りがちらちらと連なる。関西空港のあたりらしい。
気づくと周りの人たちはみな同じものを食しているよう。同じシャンパンボトル、同じミニブーケ、同じメニューカード…なんでだろう?と思っていたら、なにやら通常2人で6万いくらするディナーが3万円、というフェアを開催中とのこと。そのせいで想像していたよりも込み合っていたのかしらね。
さぞかしおいしいのでしょうけど、私たちには”予算”というものがあるので、一番お手ごろなメニュー ポートピアを頂く。
アミューズにウニの何とか。前菜は車海老と鱧 ギリシャ風野菜のマリネ添え、お魚はまぐろのトルネード にんにくとパセリのクリームソース、お肉はフランス産 ほろほろ鶏のロティ ジュソース ハーブサラダ添え、その後最初のデザートは2種のアイスクリームと2種のシャーベット、続いてワゴンに盛られた9~10種類ほどのケーキやフルーツデザート。もちろん好きなだけ頂けるので、我らは全種頂いたのでした。もちろんほんの少しずつしか取り分けてはくれませんけど…。そしてコーヒー、紅茶にプチフール。
難を言えばほろほろ鶏がかたくてしょっぱすぎた。ロティと言うよりはくん製のような…。そしてまずいプチフールなら出さない方がいい。本デザートが美味しいだけに、プチフールのどうでもいい感の強い安物の味にはがっかりする。でも総合的にはかなり満足!
この日はカメラを忘れたので、お料理の写真も撮れなかったけど、持って行ってたとしても、あの雰囲気の中でカメラを構えるのは勇気がいるわ。それなのに隣のテーブルの年配のご夫婦は、だんな様の方がミニ三脚をテーブルに立て、一品一品丁寧に撮影をされていた。食事が配される時に給仕の方と交わす会話やあの受身の姿勢にはプロっぽさは感じないし、きっとあの方ブロガーなんでしょうね。
最近「うわ!すごい旨い、これ~!」と、かなり下品に感動した一品は、ル・ピリエで頂いたフォアグラのパネにロックフォールのソースみたいなもの。ちゃんとした名前は忘れたけど、前菜としては贅沢な2000円もの。また近々必ず食べに行きたい一品なのだ。う~、食べたい。
Commentaires