初ランチ、初シゴト

今年で2回目を迎える*leCours*の研修旅行。去年のテーマは「アール・ヌーヴォーの建築を観る、で食べる」、今年は「私だけのアンティークを探す旅」ってことで、蚤の市、アンティーク市巡りをなるべくプログラムに組み込んでみた。

今日は土曜日なのでヴァンヴの蚤の市へ。朝9時に集合をかけて現地に向かう。パリ最大規模のクリニャンクールより好きだという人がけっこう多いヴァンブなので、私自身楽しみにしていたのだけど、残念ながら彼らを現地まで案内したあとすぐに、モンパルナス駅に向かわねばならなくなった。今朝、ル・マンに松井大輔選手の試合を見に行く生徒さんがいて、日本から予約してあった列車のチケットの引き取りがあったからだ。最近ではほとんどのチケットが自宅で印刷できるのだけど、このチケットは現地での引き取りのみだったので、私が同行することにした。この引取りは駅にある機械で簡単にできるのだけど、フランス語が分からないと確かに不安な面もある。あと出発まぎわにロンシャンへのチケット予約も頼まれていたのだけど、時間が取れなかったので、これもついでにここで予約してしまおうという訳。彼女らに「松井選手と一緒に写真を撮ってきてね！」とミッションを与え、お見送り。その後、カフェで一休みし、今回の旅、皆さんとの初ランチを頂きに15区のLE CAFE DU COMMERCEへ向かう。

ここはかなりキャパの大きいレストランで、インテリアも古き良き時代の雰囲気を残しているし、お料理も昔ながらの伝統的で庶民的なお料理を出すので、かなりの人気のお店。アメリカ人の観光客なんかが大型バスで乗りつける時もあるけれど、留学時代に日本から来た人を必ずここへ案内していた私にとっては超定番レストラン。みんないつも喜んでくれるので、私も安心して案内できるのだ（が、サービスはもちろん当番の人による）。ついでに吹き抜けの大空間と以前より出すパンの旨さも魅力。今はMichel MOISANのパンを出している。

今日のメニューはウサギの自家製パテ、マグロのソテー、デザートにガトー・オ・ショコラというスタンダードなものたち。これに赤ワイン、白ワイン、ミネラル・ウォーター、食後のコーヒーがついて30ユーロのMENU DECOUVERTEにしてみた。今、かなりの円安で旅行者にとってはなかなか割高感のあるランチですが、今日も皆さんとても満足して下さっていた様子！ここにはもう何十回と通っているけれど、今回なんと初め て魚料理に挑戦。豆をふんだんに使ったカスレ風のソースがかかっていて、心配していたぱさぱさ感もなくとても美味しかった。デザートも外はカリっと軽く、中がずっしり、しっとりでばっちりです。私がここへ通うようになってもう10年になるけれど、少しずつ何かが変わっているような…でもやっぱり今でも安心してお友達に紹介できる、そしてパリに来たら必ず足を運びたくなるお店の一つです。

夕方の仕事まで少し時間があったので、お気に入りの香水を買いに行く。今までも気に入った香りはけっこう続けて使うほうだったけど、去年の旅行中に出会ったこの香りは1年前からずっと毎日つけている。今年は大きい方のフラコンを購入。これで安心してたっぷり使えるわ～。

今回の旅行での初仕事も今日。日本でお仕事をさせて頂いている会社の人たちも今回一緒にパリ入りしており、その企画のお手伝い、今日は1回目。それほど長時間ではないけれど、通訳のお仕事はいつも緊張する。なんとか仕事を終えて、一同ほ～。このお仕事の会場にはお友達のR君が働くホテルを選んだ。彼とも1年ぶりの再会を果たす。相変わらずチャーミングな笑顔です。彼とはまた南仏から戻ったらゆっくりお話をするつもり。写真家の彼、この1年の飛躍はすごいものだった。たくさんまた作品とか見せてもらいたいなあ。

夜は集まった人たちとホテル近くのクレープ・レストランへ。お昼が重かったので、夜は軽めに！

今日の万歩計：なぜか10934歩、少し多い気がする。