ＴＶ生活 arrive !

さあ、2005年もあと5日間を残すのみとなり、10月から続いている引越しも佳境を迎えました（まだやっている…）。12月はちょっと進みましたよ！今月はマテリアルの充実がテーマでした。ずっと以前から書いている文化生活への憧れですが、正確に言うとそれはＴＶ生活だったのかもしれません（笑）

フランスでは早起きしても足しげく通う映画館ですが、日本では映画館嫌いの私。ならば映画鑑賞はＤＶＤやオンデマンド、ＴＶ放送のプログラムが重要だというのに、いつまでも14インチのブラウン管では困るんですよ…。って、ことで大奮発です。ボーナスもないのにボーナスがある家庭のような買い物をしてしまいました。

すごく安くなっていたので32型の大型テレビを買いました。特別価格ですが大迫力です。ＨＤＤレコーダーと一緒にです。これで完璧です。チューナーが内蔵されているのでフランスのテレビ放送も見られるようになったし、今年の夏は久しぶりにツール漬けの日々です。予約も楽チンです。

でも一つ問題があることを忘れていました。実は今の仕事を始めてから、ほとんどテレビを見る時間のない生活を送っているってことです。これでは宝の持ち腐れではないでしょうかね？

それにしても先日からのフィギュア･スケートはすごかった。久しぶりにテレビの前に釘付けになった。もともとウィンタースポーツではフィギュアが大好きだけれど、このところの日本選手の層の厚さは、その冬の楽しみにますます拍車をかけてくれる。

荒川選手の演技を2年ほど前に見た時、その完璧さに涙がこぼれた。何に感動するかは人それぞれだけれど、その時の私は、その完璧な演技をしている彼女自身に涙が出た。私自身が一番動揺する、また待ち望んでいる瞬間でもある。完璧な何かに出合ったとき、私は泣くほど苦しい、でもとても充実した気持ちになる。悲しい物語を見て泣いたり、悲惨な状況に涙するのとは違う、この涙は滅多に出ないもの。

またそんな涙をくれるものに出合いたい。最近心が飢えているので、久しぶりに大切な映画でも独りでゆっくり鑑賞するかな…。