nuit blanche
月曜日の夜は教室で仕事のあと、帰国前夜のSと今回一緒にやってきた友人Céd.とTh.と合流、教室で徹夜の予定であった。撮りためた彼らの2週間の映像をプロジェクターで大写しにして見る。けっこう笑える…。3人のフランス人達の珍道中。
そして1時ごろからもう一人お友達が加わって、近所の居酒屋(けっこう無駄に朝の5時まで開いている、けっこう食べまくったけど1人2000円)で最後の晩餐。教室に戻ったのは3時ごろだっただろうか?
帰国便は三人三様、Sはお昼前の便でソウルに向かい、韓国で1泊してからパリに帰る。Th.は夜東京への夜行バスに乗り、東京からパリへ直行便。一番早く経たねばならないのがCéd.で、朝7時半には関空に着かねばならない。もう後ちょっとだよ…、もう寝ない…と言いつつ、床にゴロッ。私たちの会話に口を挟みつつ、あっという間に動かなければならない時間になってしまった。小柄な元体操選手、笑顔がとってもチャーミングなので、つい親切にしたくなる。
みんなで彼を難波までお見送りし、Th.もそこで解散、夜まで一人で最後の探検に出かけた。後の3人はいったん教室へ戻りお友達とはここで別れ、Sと私はサイクリングをしながら自宅へ向かった。走りながらいつものメッセージを撮る。「あ~、帰国前夜、恒例の徹夜、恒例の自転車です…」みたいなSのコメント。最近の私は朝の8時寝が当たり前だったので、今日の映像はいつもよりすがすがしい顔をしていたと思うよ。
貸し出していた自転車も無事返却され、タイムアウト。半年後パリでの再会を誓ってバイバイ。が…その後すぐに電話がかかってきた。
「学校の校庭でみんなが並んで体操している様子がおもしろかったから(デジカメで)映像を撮ってたら、バットを持った男が二人何か言って追いかけてきたんだ!!!」って、それ、あんた、盗撮と間違えられたんでしょ?もう最後まで色々とハプニングが起きるもんです(笑)
今回の滞在で彼はこんな事を2回話した。
「日本へ経つ前、本当に来れることが嬉しくて、本当に楽しみで本当に楽しみで…でも到着してみたら、何か違う。別に何もしたくないし、もう京都にも奈良にも行きたくないんだよ…」
そう、この感じ、私もまったく一緒なんです。
日本にいると、パリに行きたくて行きたくて、その風景、その匂い、その感覚、すべてが胸がぎゅっとなるほど懐かしいのに、実際にそこにたどりつくと、別に何の感動もない。別にエッフェル塔も見たくないし、モンマルトルもどうでもいい。日常化した記憶の中に戻るだけなのです。
でも離れるととても恋しい…。長く暮らすとそういうものなのかもしれません。
今夜、懐ドラ「赤い疑惑」で百恵ちゃん達はパリを歩いていた。古びた映像は今も変わらぬパリの街並みを映し出していて、それを見ながらやっぱりそこへ行きたいと思う私がいる。行っても特別何があるわけではないけれど、友がいて、慣れ親しんだ場所があり、散歩が楽しく、おいしいものがある。そこへ帰る理由はそれで充分なのかもしれない。故郷と同じように…。
p.s. 記念すべき200個目の記事でした。
Commentaires
deux cent(昨日さんざんしたけど合ってます?)
おめでとうございます~(パチパチ~)
いつも楽しみにしてるので、
これからもよろしくで~す!
Rédigé par: さくら | 15/09/2005 17:26
さくらさん、初書き込みありがとうございます。
さくらちゃんは馬のぬいぐるみ喜んでくれましたか?
Rédigé par: mika | 15/09/2005 23:20
は~い!馬は既に原型をとどめていません(涙)
Rédigé par: さくら | 16/09/2005 11:50
おやおや・・・
でもkyaoriさんちに30頭あまり控えているので
大丈夫ですよ!
Rédigé par: mika | 16/09/2005 22:26
およそ半分くらい捌けましたが、まだまだうまこさんはおりますので、
も っ て い き ま す(にんまり)
Rédigé par: kyaori | 21/09/2005 10:05
え?kyaoriさん、ほんまですか?
北浜大作戦、いよいよ決行ですか?
Rédigé par: mika | 21/09/2005 12:59