アイスコーヒー

アイスコーヒーなんて夏でも滅多に飲んだりしないんだけど、めずらしく購入したその名も「アイスコーヒー」。これ実はレトロな雰囲気の小さな瓶に惹かれて買ったのです。値段、けっこうします！1本370円くらいだったかな～？飲めば3口という小ささなのに…。3本で1000円におまけしてくれたから、はっきり覚えてないけど。これもきっと老舗「丸福珈琲店」ならではの値段です。

この「丸福珈琲店」、教室の近くにもお店がありますが（つたの絡まるというか、つたが鬱蒼と建物を覆っている青山ビルの１Fに…）、本店は千日前。どちらのお店も昭和らしい落ち着いた内装で、なかなか居心地がよいのです。私はどちらかと言うと珈琲好き。でも珈琲豆を挽くのあの香りが一番好きで、飲むのにはあまり関心がなく、飲むならエスプレッソ。ここのメニューはいたってシンプルですが、昭和9年からホットとアイスだけで今まで生き残ってきたのだから、本当すごい事だと思うんです。私はこういうレトロな雰囲気とと職人気質にめっぽう弱くて、単純に尊敬してしまいます。

日本橋の黒門市場にある「伊吹」という珈琲店もこの丸福と縁のあるお店。同じようなこだわりを感じるお店です。「たまごサンド」が素朴でうまうまです。たまごサンド大好きな私はサンマルク・カフェが出しているのが大好き。でも各店舗で手作りなのか微妙にお味が違うのですが、北浜店最高！

教室のある界隈はビジネス街だし、新旧の珈琲店が熾烈な競争を展開していますが、その最たるポイントが堺筋本町の4つ辻。もともとスタバと珈琲館が向かい合って建っていたところに、真っ白でキラキラした内装と低温抽出ダッチ方式のホリーズ・カフェ（からふね屋珈琲系列）が殴り込みをかけてきたんです。どこがつぶれるんだろう…ってドキドキして成り行きを見守っています。

あ、最初にアイスコーヒーを滅多に飲まないと書きましたが、実は以前にひとつだけはまっていたものがありました。ミスタードーナツの氷コーヒーです。あれを初めて見たときは少し感動しました。もちろん私だってアイスコーヒーくらい過去に飲んだことはあるわけで…、もともと冷たい飲み物に氷をグラスやカップの半分以上入れるあの日本のせこいシステムが嫌いなんですが…、だって氷が溶ける前に飲むと、飲み物はほんの数口という情けない量で、でもおしゃべりなんぞしてる間に氷がどんどん溶けていくと味もへったくれもない、これまた情けない味になるわけで、氷なんか入れないフランスの方がよっぽど親切ってもんだ…ってのが私の持論です。でもこの氷コーヒーってコーヒーを氷化しているものに、冷たい牛乳を自ら注いで飲むのです（お持ち帰りもできます）。これなら氷が溶けるの大歓迎、味が薄くなることもありませぬ。ただ１つ欠点は氷が溶ける前は普通の牛乳…ってことでしょうか？？？