嬉しい訪問
今日は朝の9時ごろ就寝。なんとか1時半に起きて、家事をがんばる。でも夕方に予定していた用事は、アウトでした。仕事に出かけて地下鉄を出たころ、懐かしい人から電話。電波が悪くて、何度も切れたり、かけなおしたりの繰り返しでようやくつながった。それは神戸時代の大切な友だった。「近くまで来ているので・・・」と連絡して来てくれたのだ。嬉しかった。もう何年も会ってないし、これを逃すとまた何年も会えないかも・・・と思って、慌しくて悪かったのだけど、教室を見てもらって、ちょっとだけお茶をした。
久しぶりとは思えない友とのおしゃべりに最近ちょっと疲れ気味だったのが癒された気がする。それに嬉しいことに、職場がこのすぐ近くになるとのこと。時々ランチしよ~!と約束して今日は別れた。
今日はお友達のTさんからイタリア土産だというチョコレートとコーヒーを頂いた。これがまたタイムリーで100%カカオのチョコってどんな味やろうね・・・と先日パートナーと話していたところだった。フランスではかなりビターなチョコを食べたこともあるけれど、100%ってのはまだ経験がなく、ちょっと想像がつかなかったのだ。今日Tさんから頂いたのは「LA MOLINA」のダーク・チョコレート・ブレンド。カカオ60%、70%、82%、これらには一般的な原材料が入っているのだけど、100%はカカオマスとカカオだけ。100%も100%なわけだ。パートナーと喜び勇んでほうばってみると・・・すごい苦い!なるほど、薬としてのカカオとはこういう味だったのね・・・、と納得の一品であった。フランスで長寿のおじいちゃんも良質のチョコレートしか生まれてこの方食べたことがないというし、妹分Kちゃんはチョコレート大好きで超スリム、健康そのものだし、アステカの皇帝モンテスマは不老長寿の薬として毎日ゴブレットに50杯も飲んでいたそうな。彼に面会したスペイン人がこれをヨーロッパに持ち帰り、健康食品として広めたのは16世紀のこと。う~ん、チョコレートは本当に薬効がありそう。ただし質のいいものを食べないと!だけれど。
パリの有名なチョコレート屋さん、2000年に創業200周年を向かえた「DEBAUVE et GALLAIS」(30, rue des Saints Pères 7e)、私はここのチョコ自体はまだ食べたことがなく、ナポレオン1世お気に入りの建築家、ペルシエ&フォンテーヌが手がけたその店舗ファサードしか見たことがないが、創業者はルイ16世の薬剤師だったらしい。国王の健康のためにチョコレートの薬効を研究していたら、そのお菓子として魅力のとりこになってしまって、お店を出すにいたったそうな・・・。
とにかく、この苦味、貴重な体験でした。Tさんありがとう!残りも楽しんで食べます。
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