Rさん帰国
今日はいよいよRさんの帰国の日。もう1ヶ月が経ってしまったのね、早いような、遅いような・・・。私自身もう何ヶ月もここでこうしているような気さえしているし、残りの滞在があと2週間もないことにひどくあせったり・・・、不思議な気持ち。Rさんもパリの街に慣れてきて、語学学校にもお友達もできてきたところだったから「帰りたくない~」と言う気持ちはよくわかるよ!
夕べは調子に乗って私も引越し準備(帰国準備)をしたので、眠ったのは4時近くだった。でもRさんと7時半に待ち合わせをしていた。6時半に目覚ましがなったのは覚えているのだけど、あとは私のお得意の2度寝。そのうちRさんが誘いに来てくれた。彼女はいつも控えめなノックをするので起きていてもあまり聞こえないのだけど、今日は「やば!」っと、それで飛び起きた。10分で身支度をして日曜日の誰もいない早朝のレンヌ通りを歩いていく。開いているカフェを見つけた。「CAFE CASSETTE : 73, rue de Rennes」まだ誰もお客がいなかったけど、雰囲気も素敵だったので迷わず入ってみる。カフェで朝食なんて何年ぶりだろう・・・。少なくともこの10年はしてないと思う。だいたい朝の8時に外を歩いているなんてことが、朝帰り以外ではありえない私にとってはそのことがとても感慨深い。フランス式朝食は簡単なパン(タルティネ用バゲットとクロワッサン)と温かい飲み物と大体はオレンジジュースだけ。とてもシンプル。これで7.2ユーロは少し高いよね?!本当最近のパリの物価には信じられないものがある。その上円安だし・・・。
10時前にはタクシーに乗った彼女を見送る。「2週間後に大阪で!」そんな彼女を見ていると私の帰国が急にすぐそこに感じられた。あと11日かあ・・・。何を最優先にしたらいいだろうか・・・、悩む。私はその後少し眠ろうと思って横になったけど、11時半くらいにはRさんからチェックイン無事終了の連絡電話、12時半くらいにはSから「今日は何をするのだ~?」の電話、これで完全に眠りをくじかれてしまったので、Kちゃんとも午後に16区の建築探訪の約束をしていたしのろのろと起きだした。今日は曇りがちな天気だったけど、16区の6分の1くらいを2時間くらいかけてKちゃんと散歩。ギマールのカステル・ベランジェも久しぶりに見たけれど、数年前に行われた大々的な工事の際に若干色彩的な変更が加えられたせいか、なんとなくぎこちない。ファンとしては少し残念。
途中、開いているパン屋さん「DESGRANGES : Fontaine通りとRibera通りの角」を見つける。ウィンドーに2005年パリ市主催のバゲットコンクールで3位に入賞!の文字を発見。パリ市だけだし、どれだけの参加者があったのかもわからないけど、なんとなくすごい気がして、ミニ・バゲットを試してみました。でも・・・けっこう普通・・・。これならうちの近所のパン屋さんの方が絶対においしい。近所においしいパン屋さんがあって、本当によかった~。
夕方遅くにSとマレで約束。いつものように30分も遅刻してしまった。あ~ごめんなさい・・・。近くにある私のお気に入りのサロン・ド・テに連れていく約束だったし、ちょうど靴職人Nのブティックもあるので(今日は閉まっているけれど)ウィンドー越しに彼の力作を見る。私はずっと靴を探していて、どちらかというとマスキュランなデザインが好きなので、彼の男性用の靴の形にちょっと惹かれる。こんな形でもう少し繊細でヒールが7~8センチくらいあるやつ。とにかくほしい靴のデザインは頭の中にずっとあるのだけど、世の中に靴がこれだけ売られているってのに、理想のものを見つけられないのだからたとえ高くてもいつか彼のような職人さんに頼むしかないのかしら・・・???
その後Sとサロン・ド・テで小説の話なんぞをしながら、やがてバスティーユに向かう。Sの親友で同居人のVがロンドンでの2ヶ月の研修を終えて昨日帰ってきたのだった。彼と彼の友人と合流し、あとCed.君もやってきていつものカフェで一緒に夕飯を頂く。あ~、彼らの会話が100%わかればどんなに楽しいだろう・・・。ますます「下品な」フランス語の理解を深めたいと思う今日この頃?!映画クラス、がんばろう~っと。
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