ナンパのメッカ?
昨夜はまず「CRUSTACES et COQUILLAGES」を見た。俳優の名前で選んだので何の話かぜんぜん知らなかったんだけど、ファミリー・ホモ映画(?)で、くだらなさ過ぎてくすくす笑い。小さな劇場だったけどみんな一斉に「オ~」とか、「あー!ノ~ン!!!」とか声を出して反応していたのもけっこう楽しかった。オゾンの映画みたいにみんな唐突に歌っちゃったり、まあ☆1つはあげておこう。本当は夕べは2本立てのつもりだったけど、タイムリーにSから電話で何か話を聞いてほしそうだったので、とりあえず1本で切り上げた。26歳、色々と考えるところもあるのね・・・。久しぶりに真面目に話した気がする・・・。久しぶりの問答は難しかったけど、何か少しでも役に立てたのなら友達冥利につきる。今日も元気に朝1シネマで1日が始まった。今日は期待大だったロマン・デュリス主演の「DE BATTRE MON COEUR S'EST ARRETE」を見に行く。不動産の世界で手荒な仕事をしながら、父との関係に苦悩し、ピアノへの情熱を取り戻した青年を描いたもの。フランス映画らしく最後を描ききらないものだったけど、これもかなり重いテーマだった。朝から暗い気持ちになったけど、作品としてはとても質の高いものだと思う。日本でも公開されると思うので要チェックです。☆☆☆☆☆にしておきます。端役の時代から主演の彼を見てきたけど、とてもいい俳優になったと思う。彼の演技が特に光ってた。
今日はその後書斎で軽くメールチェックなどして、街へ。お天気は上々。写真でも撮りに行くか・・・とカメラをバッグに詰め込んでお出かけしたけど、逆光だったりして出鼻をくじかれる。目の前にあるFNACに吸い込まれるように入って行き、教室の映画クラスでも使うためのDVDをあさっていると、ロビン・ウィリアムスを不細工にしたような男に付きまとわれた。色々と私が物色している作品についてコメントをしてくることから始まり、やがてあれこれ個人的なことを質問してくる。わりと年齢相応のまわりくどい手口。最終的に彼の言いたかった事は「カフェで日本旅行についてのアドバイスがほしい=カフェでお茶しましょう」ってこと。「あんたのための時間はないよ!」と言い放つと「わかりました~」と、飛んで逃げていった。本当不愉快。ここへ一人で来てゆっくり買い物をしているとかなりの確立で、不細工な男に声をかけられる・・・。勇気を振りしぼって声をかけてます!と、いうような感じの人だったけど、相手を間違えてる。もっと可愛い、やさしそうな子に声をかけたほうが良いよ、おじさん。夜は教室の生徒さんのYuさんがお母さんとパリに来ているので一緒にお食事をすることになっていた。彼女と同じクラスだったKちゃんも一緒に。彼女達の泊まるサン・ラザール駅前のホテルへお迎えに行くと、予定していたアール・ヌーヴォーの装飾で有名なブラッスリー、「MOLLARD : 115, rue Saint-Lazare」はすぐ隣にあった。ここはこの内装と魚介類で伝統のある有名なレストランだけど、いまや観光客相手のレストランらしく、サービスがいまいちだったのが、残念だった。でも久しぶりの再会とうわさの楽しいお母さんと初めてお会いして、旅のお話をしながら食べる楽しいひと時でした。Kちゃんは生牡蠣にチャレンジしてた!お菓子だけでなく食全般に好奇心旺盛な彼女の体の厚みが私の半分くらいしかないのは・・・、神様、不公平すぎると思うんですが・・・(笑)。
食後はそこからみんなでオペラ座界隈へ移動。オペラ座の誕生と共に生まれたCAFE DE LA PAIX でゴージャスな雰囲気を味わう。今は隣接するインターコンチネンタルホテルが運営しているみたい。エスプレッソは今パリでは大体どこでも2ユーロ前後だけど、ここでは6ユーロだからね!ひっくり返ってしまいます。本当ユーロに変わってから値段が高くなってしまった上に、この円安はきついですね・・・。
Yuさん親子は明日、シャンパーニュ地方に行くかパリで買い物を楽しむか迷ってはったけど、結局パリに軍配があがったみたいでした!BON SEJOUR !
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