売却契約完了
今日はけっこう早くに目が覚めた。朝のうちにメール・チェックだけでもしに行きたかったけど、あっという間に約束の12時。今日は最上階の素敵なステュディオにお引越しをするのだ。私のいるレジデンスでは少しずつ内装を変えていく予定らしく51号室は私たちが到着したころ工事が終わったばかりで、他の部屋とはまったくテイストの違う素敵な部屋に生まれ変わっていた。それにとても明るいので教室の皆さんが帰国したらすぐにでも変わりたかったけど、すでに入っている予約等との兼ね合いで今日まで移れずにいた。アシスタントの男の子といつもお部屋の掃除をしてくれている女性の助けを借りて、一気に荷物を移動。それにしても何がどうなったのか、とりあえずみんなからもらっていた紙袋につめて準備してたのだけど、それがすごい数になっていた。いやはや、そろそろ日本に発送し始めないとかな~、2年半前のように帰国前日にあたふたしたくないし・・・。
ようやく引越しが終わって、少しパンをかじってから送らなくてはならない急ぎのメールがあったので、いつもの書斎へ。私がいく時間もまちまちなのだけど、ここでは時間帯によって何人かの人がローテーションを組んで働いているようで、もう1ヶ月もほぼ毎日のように会っているので、すっかり顔なじみに。その内の一人のお兄さんは私の顔を見ると何も言ってないのにカフェ・クレームを入れて持ってくるようになった。もし私がその日違うものを頼みたかったらどうするつもりなのかな・・・。でもなじみの客扱いされるのは心地良いのは心地良い。もう一人の若い男の子はけっこう可愛いタイプの子。その子が今日は出勤してくるなり私に駆け寄ってきた。何だろう?と思うと「日本語わかりますか?」って言う。「もちろん」「日本語のサイトでどうしても知りたい情報があるんだけど、読んでもらえますか?」「もちろん!」なんと驚いたことに彼が見てほしいといったサイトは私もよく知っている「心斎橋アセンス」の文字化けしたサイトだった。どうやらどうしてもほしい写真集があるらしく、それがこちらではベラボーに高い値段になっているそうな。聞くと確かにサイトの価格より10倍くらい高かった。どうやったら購入できるか・・・ということで、彼から送料込みの現金を受け取って、私が大阪に帰ったら買って送ってあげることになった。可愛いから親切にしてあげたのはもちろんだけど(笑)、でも話を聞けば放っておけるわけがない。このR君、実は写真家と俳優のたまごで、コレクターに写真を提供したり、誰でも名前を知っているような有名な監督の映画に小さな役だけれど出ていると言う。写真とフランス映画なんて、まさに私の二大趣味ではないか!!! そんな若いアーティストと知り合いになれて、私にとってはとてもラッキ~な午後でした!
その後17hからいよいよCh嬢の「promesse de vente / 売却契約」が行われることになり、15区の不動産屋さんの事務所へ同行した。彼女の物件購入計画も最終段階へ・・・と言う訳です。10数ページにわたる契約書を不動産屋さんの担当者と売主、買主とで一緒に読み進めていく。そして納得した時点でサインをして終了となる。この契約の後、7日間クーリング・オフ期間があり、順調に行けば2ヶ月ちょっとあとに、本契約、アパルトマンは彼女の所有になり、実際住めるようにもなる。こちらの売り物件はだいたい不動産屋さんの手数料込みの値段なのでその点は見たままの価格で考えられる。あと必要となる大きな費用としては、こちらではこれらの契約には公証人を立てなければならず、たまたまお友達の知り合いが公証人だったのでお願いすることにした。これが物件価格の7%だった。それにしてもまた(フランス人でもできないような)貴重な体験をさせていただきました!本契約の時には私は残念ながらいないのだけど、彼女にとって素敵なパリ生活になりますように・・・。
その後、フランス・ラング時代にとても可愛がってもらったF先生のお宅へ。先日のフェットで会ったときにご招待して頂き、夕食を頂くことになっていたので、あわててお土産を買い求めた。7区のすごいお宅ばかりが並ぶ超高級住宅地なので、へんなものは持っていけぬ・・・と言う事で、久しぶりにメゾン・デュ・ショコラを訪れてみました。お土産にはトリュフ・ナチュールを、ついでに大好きなオランジェットを私用おやつに買ってしまいました(苦)。
本当にドキドキするようなお屋敷アパルトマンです。本物の芸術品がごろごろ。F先生は貴族の家系なのであるものは半端じゃありません。広いお屋敷に今は一人で住んでいるのかな?だから数年間からだいたいいつもホームステイの生徒を何人か置いているようで、今は日本人の女の子Saさん(大阪の私の家のすごい近所の人でびっくり!)とスイス人の女の子が住んでいる。あと今日からフローリストの日本人の女の子Tさんがしばらくサロンで居候をするそうで、みんな一緒に5人での夕食となった。こんな風に年齢を重ねていきたいな・・・と思う女性は何人かいるけれど、F先生もまさにそんな一人。今回の旅でまたコンタクトを取り合えるようになって、本当によかった!
あ、そうそうF先生宅の今Saさんが借りているお部屋を見せてもらって、びっくり仰天。あのエッフェル塔がなんの障害物ものなくスコ~ンとそれもすごい大きさで見えるのです。私はあまりエッフェル塔に反応する人ではないと思うけど、あんなに部屋から見えると、やっぱりキレイだし、嬉しいとしか言い様がないよな~。うん、いいものを見せてもらいました。今日はなかなか充実した1日だった・・・ような・・・。
Les commentaires récents