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23/04/2005

パリ・ミーティング

このところパリも少しずつ暖かくなっている気はするのだけれど、まだまだ日本のように軽装は無理。それでも晴れの日が続いているので、少しは気分がウキウキするわね!
今日はゆっくりと起きだして私の書斎で仕事に励んだ。日本を発つ直前に依頼された1枚ものを翻訳を仕上げる時間がなく手こずっていたのだ。この書斎は私が宿泊しているステュディオのすぐ近くにある。1995年の12月、パリに長期滞在のためにやってきた時も、このすぐ近くで最初の1ヶ月ほどを過ごしたのだけど、その時から光あふれるその空間を気に入って何度も足を運んでいた場所だった。今回はネットもつながるし、毎日通って広いテーブルで気持ちよくお仕事をしています。
夕べもお友達とここで話をしてたら、私の教室で働いてくれているPiが携帯に電話をしてきた。今回は彼もバカンスで帰国中。彼は実家のあるルーアンの方にいて、パリには数日友人に会いに来ると言っていて、本当は木曜日の夜にS達と一緒にボーリングをするはずだったのに・・・連絡遅いじゃん!って事で、今日の午後サン・ミッシェルの泉前で待ち合わせ。すごく天気が良くてちょっと早くついた私は全体が見渡せる場所でみんなを待っていた。するとSが誰かに手を振りながら近づいてくるのが見えた。その先を見ると人ごみの中にPiと彼の親友Se君の姿。なんかPiをこのパリで見るのはなんか不思議な感じだった。
まずは近くにあるカフェでお茶。男の話(女の子の話とか・・・)ばかりで私はあまり参加できない(笑)けど、フランス人が楽しくおしゃべりしまくる姿を見ているのはけっこう好きだ。Piの親友Se君はミシュランのガイドブックの取材で中国から帰ってきたばかり。豪快に笑う姿はさすがPiの友達?また秋にSe君も日本に来るらしく、Sもバカンスで日本に秋ぐらいに行こうかな・・・と言っているので、例のボーリング大会は日本で実現する約束をして解散。生徒さん達にも頼まれていたPiのボーリング・フォームの映像は当分お預けになりました。あしからずです・・・。
その後、Sの家に行く。彼のお姉さん一家が待っていて、一緒に夕飯を取ることになった。まだとても小さいSの姪、アレシアちゃんは言葉を話し始めたところ。まだ私のほうがうまいぞ!(でも発音は負けるかな?)けっこう気に入られて、なつかれてしまった。でもかわいい!お姉さんは第2子出産直前。また女の子らしい。
このディナーにはSの親友の一人、Nもやってきた。まだ若いのにマレに小さな自分の店を持つ靴職人。この日も自分で作ったとてもかっこいい靴を履いていた。でもこれ、500ユーロです。仕事の質を考えると当たり前の価格だけど、私には一生手が出ない値段かも・・・。お姉さん達が帰った後は3人で色々と話をした。こういうゆったりとした雰囲気で色々なテーマを話し合うのは大好き。Nと私は職業はぜんぜん違うけれど、仕事環境が似ていて自営業者の苦しみを分かち合った。私も出発前にかなりストレスをためていて、パリに着いた当日はそのストレスがピークに達していたのだけれど、そういった説明の難しい感情をNはよく理解してれた。
人生にとって一番大切なことは・・・?とか、仕事の話とか、今後どうしていきたいのか・・・とか、こういう話を私を良く知らない人とすることはとても有意義。話をしながら、自問自答できるし、考えがまとまっていくことがよくあるから・・・。Sはたくさんの友人を紹介してくれたけど、Nはその中で一番興味深い人かも。また会いたいと思うし、ゆっくりと話をしたい。またこういう機会があるといいけど・・・。この日の話で一つ私の中に宿題が残った。私が「本当に興味をそそられる、尊敬できる人に出会ってみたい(愛とか友情とかじゃなくて)」と、連発していたので、それはいったいどういう人?って聞き返されたのだ。とりあえず「判らないからそれを探している」って答えた。でもしばらく考えてみたい。
ああ、もっとフランス語うまくなりたい・・・。

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