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10/03/2005

新井ビル

CIMG0014今日はEmにアルバイトをお願いして、早めに教室での仕事を切り上げた。帰路に着く前、4階にあるMEMで行われている展覧会「暮らしの美間」をのぞいてみた。一番興味を持って見たのは遠藤裕美子というアーティストが手がけた新井ビルとオーナーの新井氏をテーマにした本の作品。本のデザインも面白いけれど、長い時間を生き抜いてきた人間の言葉は重いな・・・と思った。心がじーんとした。価値観がころころと転がるように変化していく現代社会において、「在り続ける」ということがどれだけ大変なことか、どれだけすごいことか、どれだけ素敵なことか・・・、人はもっと考えなくてはならないと思う。こんな人に守られてきた新井ビルの片隅にでも存在できる喜びを改めて感じる。
建築を愛する者の一人として私にも何か出来ることはないだろうか・・・と考える今日この頃。
写真は新井ビル階段室の吹き抜け。螺旋階段の中央には建設当時エレベーターがあった。戦時中の金属回収で供出され今の状態に。ヨーロッパ風のエレベーター設置が検討されたが現在の消防法上設置が不可能で、利便性よりも美観へのこだわりのため、現在も吹き抜けのまま。

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