夢のプロジェクト

今日は私にとってはかなり厳しい正午前の起床。最近、また朝にならないと眠れない日が続いている。こういう時期はけっこう精神的バイオリズムが低下しているのがわかる。急ぎの仕事があるわけではないのだけれど、眠りたくないのだ。冬ってあんまり調子がよくない。気持ちが滅入る。太陽のない北欧に暮らしているような気分。あ～、クエン酸不足かな。わけもなくため息がもれる。
（中略）
でも今日は楽しみにしていたEmとの久しぶりのフルコース・ランチ！家を出ると抜けるような青空で、このままどこかへ行ってしまいたくなる。こんな色の空なら誰もいない南仏の高台からパッチワークの大地を眺めながら独り空想にふけっているのが最高だろうなあ…と思いつつ、予約したレストランが地下にあることをうらんだ。ちゃんと事前に確認すればよかった…。ちょっと残念。
私達はお手ごろな価格のほうのフルコースを選んだ。最近、昔ほど量を食べられなくなったので、フルコースはきついかなと思ったけれど、量が控えめでぜんぜん余裕であった。前菜はうなぎの燻製、次がシャンピニオンのスープ、お魚はサーモン、お肉は牛の頬肉、そして盛りだくさんのデザート。Emとお話をしながら頂くお昼はもちろん楽しかったのだけれど、店の雰囲気、料理の質としてはちょっと物足りなかったかな～。Emと次回の「フルコース・ランチ、どこにする～？」などと期待しながら店を後にした。
その後、久しぶりに箱庭さんに足を運んだ。先日印刷の済んだ論文をどんな風に製本してもらうかを相談するためだったけど、ここのＫさんとお話しさせてもらうのも久しぶりのことだった。ここのＫさんは本というものをこよなく愛していて、私も本という媒体はとても好きだけど、そんなことを言うのは申し訳ないくらい。でもおこがましくも私の本作りの夢を色々と話していくうちに、私の夢のプロジェクトの形が今日は大分とはっきりイメージできるようになってきた。いつになるかわからないけれど、これは必ず制作したい作品の一つ。でももう一つはもう少し簡単にできるかも知れないので、さっそくパリから戻ってきたらやってみるかな…。