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30/11/1997

フランス留学記 1997年11月

■1997.11.02
今日も寒い一日であった。今日はお昼、大好きなマカロン(お菓子)を手土産にルンルンとキャロリーヌ邸に行ってきた。あさって提出のレポートの添削をしたもらったのだが、さすがキャロリーヌ!彼女は美術に精通しているので私の言いたいことをズバリと分かってくれる。そのあとは彼女のたくさんある写真をまた見せてもらい、美術館のイベントや映画や俳優の話をいっぱいして帰ってきた。楽しかった。しかし・・・あああ、バカンスも終わりだア。明日はまだ学校がないけど、残っている復習をしなきゃ。

■1997.11.05
今日も長い一日が終わろうとしています。今日は「カタロガージュ」というカタログ作成理論の授業と、明日からの旅行の手引きとしての西洋庭園の講義を聞き、学校は終わり。午後からヒトコちゃんとカタログにはのっていない作品の写真をとりにルーブル美術館へ。カチアとは昼食を取って、そこでバイバイ。夕方疲れてルーブルのカフェテリアでヒトコちゃんと夕食を食べていると、隣で日本語を勉強している女の子・・・興味がわいたので、話しかけてみたら、うぉ~って話しだして止められなくなってしまった。彼女、JFと同じキャンパスで勉強している1回生で(JFは2年に編入した)、国籍はアルジェリアだけど仏語はパーフェクト、レーラという名前です。彼女は、このカフェテリアのブースでアルバイトしてるんだって・・・。そうこう色々話していると、食事時間の彼女の同僚たちがどんどん仲間に入ってきて、ガーナ出身のアルファ君とも仲良くなりました。思いがけない一時、おもしろかったです。
明日は早起きなので、もう寝なくちゃあ。明日は5時45分に起床!明日はロワールのお城巡り研修旅行!

■1997.11.07
昨日は学校からロアール地方へ1泊2日の研修旅行。1日目は出発後すぐに雨が降り始めて最悪の天候でした。特に午後は豪雨だったしね。ホテルも15世紀のお城で(今ならっている時代)、カチアとマグリットと同室だった。今日は天気も回復して楽しかったけど・・・。合計4つのお城を見学しました。でもなんだかクラスメートのにぎやかさと、フラ語の嵐のせいで疲れきってしまった。もう長い間パリを留守にしていたような気がする。私ってやっぱり集団の旅行には向いてないかも・・・。家に帰ってほ~、・・・っとした途端、さっき別れたばっかりのアカネちゃん(クラスメートの日本人の女の子)が「ミカちゃんの本、持って帰ってしまった」という用事で電話をしてきてくれて、結局延々と3時間くらい話し込んでしまった。今回の旅行で彼女とはずいぶん距離が縮まったように思う。彼女、日本語とフランス語はずいぶんたよりない声で話すが、英語だとすんごい元気。アメリカの暮らしが長いせいか、日本語よりは英語のほうが楽みたいです。彼女の父は元某国立大学医学部教授、母は大学で英語の教授・・・と、とってもスノッブな家族!アカネちゃんは最初ちょっとつかみどころのない不思議な人だと思いましたが、知れば知るほどユニーク。ルックスはアイドル系でかわいい。なかなかおもしろいキャラですね。しかしアカネちゃんの3ヶ国語もすごいけれど、ヨーロッパ人は実に言語に堪能な人が多く、びびります。例えばクラスメートのマグリットはルーマニア系オーストリア人だけど、完全なドイツ語フランス語のビラング、それに英語もまったく不自由がなく、ロマンシュ語もできる。普段からカチアや私たちとは仏語で、アカネとは英語で、同郷のシルビアとはドイツ語で・・・と同時に何ヶ国語もあやつっている。いったい頭のなかどうなってんねん!!!って感じ・・・。アカネちゃんは今では日本語より英語のほうが得意みたいだし、アメリカの永住権も持っているから、ずっと住み慣れたニューヨークで暮らしたいって言ってたけど、今はこっちに素敵なフランス人の彼氏がいるので、いろいろ心を揺らしてはるみたいです。(2001年現在、アカネちゃんは結局このフランス人の彼と結婚して、今はインドで暮らしているそうです!心からおめでとう!!!)

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